ニュース

本日発売、「ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ」のポイントをおさらい!

久しぶりの人も初めての人も楽しめる魅力をまとめて紹介!

7月13日発売予定

価格:6,800円(税別)

CEROレーティング:B(12歳以上対象)

 スクウェア・エニックスのプレイステーション 4用RPG「ファイナルファンタジーXII(FFXII) ザ ゾディアック エイジ」がいよいよ本日発売となる。ガンビットシステムなど、根強い人気を誇る本作独自のゲームシステムや、PS4版ならではの新要素など、本作の魅力や楽しみ方をまとめて紹介する。

本編とは違う攻略が楽しめる「トライアルモード」

 「トライアルモード」は、本編で育てたキャラクターやアイテムを駆使して、全100ステージに及ぶ強敵たちと連戦する、バトルに特化したモード。

 本編のボスに加えて、フィールドに登場するモンスター、モブの数々、さらに召喚獣たちも再び敵として登場する。登場する敵の強さや編成は本編とは異なっており、中には意外なキャラクターが敵として登場することもある。

 各ステージをクリアした時点で、残りのHPやMP、ステータス効果などが次のステージに引き継がれるため、ステージごとに攻略法を考え、残りHPやアイテム数を考えながらのスリリングなバトルが展開する。ガンビットバトルの醍醐味である、「戦術を考える楽しさ、その戦術がうまくいったときの爽快感」を存分に味わうことができる。

 また、本作はオートセーブ機能を搭載しているため、トライアルモードの途中でゲームオーバーになっても、直前からやり直すことができ、じっくりと腰を据えて作戦を練りつつ、楽しむことができる。

 トライアルモードで入手したアイテムは本編に持ち帰ることができる。貴重なアイテムを持った敵からは「盗む」などで収集することもできる。アイテムを持ち出すと、トライアルモードはSTAGE1からやり直しになる。持ち帰った武器は、新たなトライアルモードに挑戦するときに使うこともできる。

【トライアルモード】
本編とは違う楽しみ方ができるトライアルモード
ボスや召喚獣だけでなく、フィールドのモブなども登場する
本作最大のHPを誇るヤズマット。「FF」シリーズの中でも屈指の強さを誇る
本編でプレーヤーを戦慄させた難敵、精霊が徒党を組んで立ちはだかることもある。乱れ撃ってくる強力な魔法に対応できる装備で挑もう
終盤のダンジョン「リドルアナ大灯台」で出現するボスが5体同時に出現する。1体ずつが強力なので、倒す順番を考えつつ攻略しよう
HPが少なくなってくると多くの攻撃を無効化するようになるトリックスターに加え、各種チョコボとの戦闘もある。持久戦に持ち込まないよう、戦略を立てよう
フィールドに特殊空間が展開され、アイテムを使用できない状態での戦闘もある。MPが尽きると回復手段がなくなるので、短期戦を想定したパーティがおすすめ
「デスサイズ」は、一定時間でキャラクターを戦闘不能にさせる「死の宣告」や、MPを0にする「無の指先」などを多用してくる。トライアルモードでは道中でアイテムの購入などができないため、アイテムを多く消費しないような戦略が必要だ
味方を複数の異常状態にする「とてもくさい息」を使うキャロットとヴィヴィアン。装備で状態異常体制を整え、可能な限り無効化していこう
クランメンバーとして共闘してくれたバンガ族のモーニも本モードではバトルの相手として登場する。どう戦うかはプレーヤー次第
本編では戦うことのなかった港町バーフォンハイムの海賊一家。海賊たちの特異な戦術を分析しながら戦おう
「マサムネ」や「源氏の鎧」など、本編では入手機会が1度しかないレアなアイテムを、トライアルモードで再び入手することもできる。入手した後、本編へ持ち帰り、再び挑戦すれば、パーティ全員に「源氏」シリーズを装備させることもできる
エクスカリバーなど、本編では1つしか手に入らない武器も入手して持ち帰ることができる
【トロフィー】
トライアルモードをクリアすることで達成できるトロフィーもある

全員レベル90でスタートできる「強くてニューゲーム」

 「強くてニューゲーム」は、ストーリー本編をクリアすることで選択可能になるゲームモード。登場するキャラクターのレベルがすべて90の状態からスタートできるので、1周目には倒せなかったモブや、召喚獣を倒したり、またトライアルモードや本編のやり込みを快適に楽しむことができる。

【強くてニューゲーム】
モブや召喚獣など、本作のやりこみ要素は非常に多いので、強い状態でやり残したことに挑戦してみよう

究極のやり込み要素「弱くてニューゲーム」

 「弱くてニューゲーム」は、トライアルモードをクリアすることで選択可能になるモード。このモードでは、キャラクターのレベルが初期レベルで固定され、敵を倒しても経験値を得ることができない。

 ただしライセンスポイント(LP)は獲得できるので、ジョブとライセンスの組み合わせの工夫が重要になる。特に、本作では最大2つまでジョブを選ぶことができるので、ライセンスやガンビットの構成次第でまったく新しい攻略法を見つける楽しみがある。

 「弱くてニューゲーム」のデータからトライアルモードを始めることで、本作最大難易度の試練にチャレンジすることができる。初期レベルでトライアルモードの強敵を倒すのはたいへんだが、綿密な準備と対策をすれば不可能ではない。

【弱くてニューゲーム】
レベルが上がらないので、ステータスアップなどのライセンスをうまく活用するのが重要
装備でもHPやMPなどのパラメーターを上げることができる
キャラクターや敵のレベルに関わらずダメージを与えることができる武器もある。初期レベルのキャラクターのままで、どうやって戦っていくかを考えつつメンバーを育成しよう
シカリはHPアップのライセンスが多いので、魔道士系のジョブに合わせることで戦闘不能になりづらい魔道士を育成することができる
メンバーの最大HPが低いので、普通に挑むとすぐに倒されてしまう。しかし対策次第では突破が可能
このモードでは、かかった時間が計測される。トライアルモードをクリアしたら、タイムアタックに挑んでみるのも楽しみの1つ

イヴァリースで繰り広げられるドラマ。ストーリーをおさらい

それはイヴァリースと呼ばれる世界の物語。

強大な軍事国家アルケイディア帝国の侵略で
ダルマスカ王国が滅亡した戦争から、2年――

戦禍に家族を奪われた少年“ヴァン”は、
帝国に占領された街でたくましく生きながらも
空賊となって大空を駆ける自由に憧れていた。

王家で唯一生き残った王女“アーシェ”は、
ひそかに解放軍を率いて祖国の再興をめざし、
帝国への復讐こそが義務だと誓っていた。

戦乱の時代に出会った彼らの願いと希望が、
人々の運命を結び、そして国々の命運をも変えていく。

【ストーリー】

2つのジョブを自由に組み合わせて育成する「ゾディアックジョブシステム」

 「FFXII IZJS」で搭載されたキャラクター育成システム「ゾディアックジョブシステム」をさらに強化。ナイト、モンク、赤魔道士、ウーランといった12種類のジョブの中から、1キャラクターにつき2種類のジョブを自由に組み合わせて育成できる。

 ジョブ事に装備できる武具、使用できる魔法や技などの能力が異なるので、ジョブの短所を組み合わせで補ったり、魔法攻撃に特化した組み合わせにするなど、プレーヤーの組み合わせ次第で性能や戦略に差が出る育成を楽しめる。

【ジョブの種類と特徴】
ジョブ特徴
白魔道士回復やサポートが得意
ウーラン槍による攻撃が得意
機工士銃による攻撃が得意
赤魔戦士緑魔法と裏魔法をあやつる
ナイト剣と盾をあつかう戦士
モンク素手による攻撃が得意
時空魔戦士時間と空間をあやつる
ブレイカー斧による強力な一撃を繰り出す
弓使い弓による中距離からの攻撃が得意
黒魔道士攻撃魔法が得意
もののふ刀による連撃が得意
シカリダガーや軽装備の防具で身軽に戦う
【ゾディアックジョブシステム】
ライセンスボード上で「Lボードプラス」を習得すると、2つめのジョブが選択可能になる。選んだジョブの組み合わせと、ライセンスボードで何を習得させていくか次第で、自分だけのキャラクターに成長する
ジョブの組み合わせによっては、強力な武器で敵単体への物理攻撃を行ないながら、上級魔法で敵全体へ大ダメージを与えることも可能
2つのジョブの組み合わせで、様々なキャラが育成できる

戦いで必要なあらゆる技術を習得するための「ライセンス」

 「FFXII TZA」では、すべての武器や防具、魔法やわざなどは、それらに対応するライセンスを習得することで使用できるようになる。ライセンスは、ライセンスボード上で「ライセンスポイント(LP)」と引き換えに習得することができる。ライセンスには様々な種類があり、プレーヤーがどの資格を取得するかで、自由な育成を楽しめる。

 今作では2つのジョブが選択できるが、ライセンスボードはジョブ事に用意されているので、1キャラクターで2つのボードを持つことができる。ライセンスは最初からすべてが習得可能というわけではなく、習得したものと隣り合ったライセンスが順に習得可能になる。最優先で習得したいライセンスがあれば、そこまでのライセンスを一直線に習得することもできる。

【ライセンスの種類と説明】
ライセンス説明
武器17種類の異なる特徴を持ったものがある。強力な近接攻撃ができる剣や槍、距離を取って攻撃できる弓や銃、魔法の効果を高めるロッドや杖などがある
防具装備することで防御力があがるだけでなく、HPや筋力が上昇する「軽装備」、「重装備」、MPや魔力が上昇する「魔装備」がある
アクセサリ装備することで戦いを有利にする追加効果や、ステータス異常の耐性といった効果を得ることができる
魔法攻撃魔法を主体とする「黒魔法」や、回復を主体とする「白魔法」などをはじめ、様々な種類の魔法がある
わざ敵の攻撃力や防御力を下げるものや、所持しているお金(ギル)で攻撃する「銭投げ」など、MPを消費せずに特殊なアクションを行なうことができる
ステータス上昇最大HPアップ、「たたかう」や「魔法」の威力アップ、魔法での消費MPカットなど、習得するだけで効果が発揮される
薬の知識ポーションやエーテルなどの回復量がアップしたり、万能薬の効果がより強力になる
【ライセンスの習得順】
2つのライセンスボードはお互いにリンクしており、2つのボードに共通するライセンスを取得した場合、両方のライセンスボードでライセンスが埋まる。これを利用すると、思いがけないライセンス箇所が選択可能になることもある

時間と空間の概念がある「アクティブ・ディメンションバトル(ADB)」

 アクティブ・ディメンションバトル(ADB)は、時間と空間の概念が組み込まれた本作独自のバトルシステム。バトルメンバーや敵との距離が戦闘に影響し、遠すぎるとアクションを実行できなくなることもある。行動ごとに有効な距離が決まっており、例えば同じ「たたかう」というアクションでも、剣より弓や銃の方が遠くから攻撃が可能だ。

 また、すべてのアクションはキャラクターの「スピード」に影響される。同じ行動をとっても、キャラクターによって速さに差がでるため、どのキャラクターに何を優先させるかが重要になる。

 フィールド上にいる敵に見つかるか、敵に何かのアクションを仕掛けるとそのままバトルになる。地形や敵の配置を視認しながら、どのようにフィールドを探索するか、リアルタイムに判断して進める緊張感を味わうことができる。

【アクティブ・ディメンションバトル】
「ファイガ」や「ケアルガ」など複数のターゲットを対象とするアクションも効果範囲が決まっているので、敵に近づいたり遠ざかったりすることでバトルを有利に進めることができる
優先的に行ないたいアクションはスピードの速いキャラクターに行動させると効率的。また装備や魔法によってスピードを速め、強敵を相手に有利に戦うことができる
稀に周りのレベルよりはるかに強力なモンスターが出現することもある。そうした敵には敢えて近づかず、迂回する道を通るのも1つの手だ

仲間に作戦指示を与える「ガンビット」

 「ガンビット」は、プレーヤーがカスタマイズした作戦指示に従い、バトル中のメンバーが行動するシステム。ガンビットを設定することで、リアルタイムに繰り広げられるADBの進行を妨げることなく、臨場感あふれるバトルが展開する。

 ガンビットは、対象となる相手を指定する「ターゲット」と、その対象に対する行動「アクション」の2つをセットすることで使用できる。ターゲットに関するガンビットには、自分やバトルメンバー、敵といった分類以外にも「HP<70%の味方」といった状況に応じた様々な種類が存在している。これらは街のガンビット屋で購入することができ、1度入手すれば、すべてのバトルメンバーがそのターゲットを設定することができる。

 ガンビットは、2つのジョブを組み合わせることで戦術が広がる。例えば、ナイトと黒魔道士という組み合わせのキャラクターでは、通常は剣による攻撃を主体としているキャラクターが、武器攻撃に耐性がある敵に囲まれた時には、魔法で攻撃するというプレイが可能になる。

【ガンビット】
アクションにはバトルの基本となる「たたかう」や、入手した魔法、わざの他各種アイテムを指定することができる
ガンビットは設定された行動を上から優先的に実行する
盾を装備できるナイトがおとりになりつつ、強力な剣で攻撃し、さらに状況に応じて強力な黒魔法で攻撃するといった戦術も可能
Amazonで購入