ニュース

「デュエルエクスマキナ」、「メシーカ 覚醒する大地」4種の新カードも公開!

顔を合わせて試合ができる初の公式リアルイベントを開催!

6月24日 開催

会場入口

 ディー・エヌ・エーは6月24日、Android/iOS用デジタルトレーディングカードゲーム「デュエル エクス マキナ(DXM)」において、「DXM公式リアルイベント」を開催した。

 今回は「DXM」において初の公式リアルイベントの開催となった。会場にはkuroebiさん、梨蘭さん、十束おとはさん、そして「DXM」ディレクターのAKI氏とプロデューサーの田中P氏も訪れ、来場者によるトーナメントバトルや、7月6日実装予定の追加カードセット「メシーカ 覚醒する大地(メシーカ)」の新カードの発表などが行なわれた。

ズラリと並んだガーディアン達のパネルが来場者を出迎えた
【DXM公式リアルイベントin東京】

イベントにて公開された「メシーカ」新規カード4種類

 「メシーカ」の追加カードについては公式wikiにて順次明らかにされているが、今回イベントの中でも新たに4枚のカードが明らかにされた。いずれも勢力ごとに指定されたタイプのユニットを手札に加え、カード自体やマナの強化を行なうものとなっている。そのため、同時に実装されるその他のカードと組み合わせることで、今とは全く違ったプレイングが生まれる可能性を秘めたカードと言えるだろう。

 また、「メシーカ」では地形効果の拡充をコンセプトの一つに据えており、「鏡泉の波紋」もその一端を担うカードだ。地形「鏡泉」は、そのマスにユニットを召喚すると、同じ横列のランダムな1マスに同名のユニットを出す、という効果を持つもので、後半の高マナのカードの運用にまた変化が生まれることが予想される。AKI氏とkuroebi氏は「『人造獣 カオスキメラ』並べたいですよね」と語り、会場の笑いを誘っていた。

 リアルイベントの様子をお伝えする前に、新たに明らかになったカードを紹介したい。

「闘首領 エイリーク」

 レアリティ:エピック(★4)
 勢力:アスガルド
 スキル:護衛
 タイプ:バイキング
 召喚時、他のタイプ「バイキング」の全自ユニットのATKとHPを+1する。

水軍将 純友

 レアリティ:エピック(★4)
 勢力:イズモ
 召喚時、ユニットカードをデッキ内から1枚手札に加える。その後、そのカードのコストの半分(切上げ)だけ、そのユニットのATKを増やす。

能天使 エクスシア

 レアリティ:エピック(★4)
 勢力:トリニティ
 タイプ:天使
 召喚時、タイプ「修道者」のユニットカードをデッキ内から1枚手札に加える。その後、そのカードのコストの半分(切上げ)だけ残りマナを増やす。

鏡泉の波紋

 レアリティ:エピック(★4)
 勢力:ニュートラル
 自分の場1マスを地形鏡泉にする。

トーナメントバトル開幕!チーム内対戦会がスタート

左から梨蘭さん、田中P氏、kuroebiさん、十束おとはさん
左がディレクターAKI氏。個人的に好きな勢力はトリニティとのこと

 開会に際して登壇したのは、司会のkuroebiさんと、サポーターの梨蘭さん、ゲストの十束おとはさん、そして「DXM」ディレクターのAKI氏とプロデューサーの田中P氏だ。田中Pと梨蘭、十束さんは選手としても出場するとのことで、本気でチームの代表を目指していく、とその意気込みを語っていた。

 トーナメントは青チーム、白チームの対抗戦という形で行なわれた。チームが勝利を収めると、賞品としてスタンダード召喚チケットと、「マナのかけら」が500個、チーム全員に贈られるということがここで明らかにされ、会場はさらなる盛り上がりを見せた。

 まず、来場者はチーム内対戦会として受付で青チームと白チーム、さらにそこから同じ色の中で2グループに分けられ、色ごとの各チーム代表者2名を決定する試合に望んだ。ルールは1勝同士、1敗同士など常に同じ戦績の相手と当たるスイスドロー方式で行われ、1試合先取の1発勝負で決着をつけることとなった。

【チーム内対戦会の様子】
試合中は真剣な表情を見せていた選手たち。しかし試合が終わると和やかに会話していたのが印象的だった。運営陣も一緒に参加

チームの代表が決定!いざチーム対抗戦へ

左端から白チームのトモさん、yukiさん。右端から青チームのyuzensさん、マキマキさん

 そしてチーム内対戦会は4回戦まで行なわれ、チームの代表が決定した。白チームの代表はトモさん、yukiさん。青チームはyuzensさん、マキマキさんだ。白チームを率いる梨蘭さん、青チームを率いる十束さんは互いに3勝1敗の戦績で、惜しくもチーム代表を逃してしまったとのことで悔しさを滲ませていたが、チームの代表を激励して送り出していた。

 チーム対抗戦は2勝先取で行われた。第1戦は白チームがアスガルドのトールを選んだトモさん、青チームが同じく勢力はアスガルドながらガーディアンにフレイヤを選択したyuzensさんの組み合わせで行なわれた。試合は拮抗するも、お互い手札が0のところからトモさんが後半「水晶術師 ジア―」を引き込み、盤面を抑えてそのまま勝利を収めた。続く第2試合では白チームのyukiさん、マキマキさんともにアスガルドのトールを選択し、デッキ内容も「水晶術師 ジア―」や「魔蝸牛 デーモンスネイル」など似たような構成となっていた。序盤はyukiさんが優位に立つも、マキマキさんも粘りを見せ、除去をうまく活用して逆転勝利を収めた。

 1:1で迎えた最終戦、試合に臨むのは第1、2試合で勝利したトモさん、マキマキさんだ。これまたアスガルドのトールのミラーマッチとなっており、序盤はマキマキさんが盤面を完全に支配していたかに見えた。しかしトモさんは「百戦神 テュール」、「ジア―」などを絡めて盤面を取り返していき、最終的に並んだユニットは攻撃8/HP6、7/3をはじめ、「ジア―」に召喚されたクリスタルさえも2/4になるなど、純粋な殴り合いに強いアスガルドの強みを全面に押し出し、勝利を収めた。

 この勝利により2:1のスコアで白チームの勝利が決定した。トモさんは試合中も手が震えるほどの緊張に苛まれていたとのことで、プレッシャーを跳ねのけ、白チームのリーダーとして見事勝利をもぎ取った。

記念品としてトロフィーを受け取る白チームのyukiさん、トモさん。

初のリアルイベントは和やかな雰囲気のうちに閉幕

試合終了後の抽選会の様子。ラッキーな当選者にはマグカップやモバイルチャージャー、「メシーカ」デザインのリアルカードやTシャツなどが贈られた

 「DXM」の初リアルイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。最後には来場者全員で写真を撮る一幕もみられ、超大規模というスケールではなかったにせよ、同じゲームが好きなもの同士が集まるイベントとして、とても和やかな雰囲気で進行していたのが印象深い。試合後にコミュニケーションを取ったり、同じ試合を見て一緒に盛り上がったりするのはやはりリアルイベントの醍醐味で、その楽しさは会場を後にする来場者の笑顔が物語っていたように思う。

 「メシーカ」の実装は7月6日を予定するが、それに先駆けて6月26日より、「メシーカ」のカードの一部が先行公開されるイベントも開催される。新たなカードを一足先に使ってみるチャンスとなるので、来たる新たな環境の対策を練る意味でも見逃せないイベントだ。また、「DXM」では今後もリアルイベントを開催していくとのことなので、プレーヤーは今後のお知らせにも注目したいところだ。