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なんとしても遊んでみたい! 「Skyrim VR」
広大なタムリエルをVRで歩ける!? 手からの炎で焼き尽くせ!
2017年6月17日 15:58
開幕と同時にダッシュして列に並んだもののものすごく長い待機列ができてしまい、「プレイできるには今から5時間だね」といわれて断念したのが、ベセスダブースの「Skyrim VR」である。
「5時間くらい並ばないなんて甘い」と言われるかもしれないが、E3期間中、メディアは山のようにメーカーにアポイトメントをとって分刻みのスケジュールで取材を行なっている。とてもではないができない。今回は一般ユーザーが初参加ゆえのの混乱ではあると思うが、今後追加取材の機会なども設けて欲しい。
ベセスダブースのVRコーナーは間違いなく今回のE3の人気コーナーの1つだった。終了間際にもう1度チャレンジしたがここでもかなわなかったが、幸い「Skyrim VR」をプレイする人の姿を見ることができたので、そこからわかった情報をお伝えしていきたい。
「Skyrim VR」はその名の通り、「The Elder Scrolls V: Skyrim」の世界をVRコンテンツで体験できる。プレイをするにはPS VRゴーグルをかぶり、PlayStation Move モーションコントローラーをそれぞれの手に持つ。「Skyrim」では剣と盾、剣と魔法、両手に異なる魔法というように左右それぞれに役割を設定できる。「Skyrim VR」でも左右に設定を行なって戦っていく。
移動は左手で移動する先を示しそのポイントに移動するといった方式を採用。瞬間移動というわけではなが、「ディスオーナード」のスキル「ブリンク」に感覚が近い。シームレスに移動していくのではなく、目的地を見つけて、その地点に体を引っ張り上げていくという雰囲気だ。
敵に遭遇すると戦闘となる。剣をぶんぶん振り、魔法はグリップを握ることで発射される。マナの概念はかなり甘めに設定されているのか、簡単には途切れず周囲の敵を焼き払うことができた。正直「Skyrim」の戦闘は格闘戦の場合はムチャクチャに武器を振り回す「だだっ子のような戦い」になるのだが、VRならアリだと思う。戦いの臨場感が混乱する戦いをより楽しくしてくれそうだ。
左右の手に異なる魔法をセットして敵を攻撃するのも良いし、弓の場合は左のコントローラーを立てて、右を引く。PS Moveでの戦いはとても楽しそうだ。ただ、敵を探してぐるぐる回ってしまいそうなところは注意が必要だ。移動に関してはもう少し練り込みが必要だと感じた。
雪原、切り立った崖、そして狭いダンジョンなど、「Skyrim VR」はこれまで以上のリアルな冒険を体験させてくれそうだ。先行して発表された「Fallout VR」はHTC ViveとOculus Riftに対応しているが、やはりPC向けのヘッドセットはPS VRに比べ準備が難しい。「Skyrim VR」の方がより手軽に遊べそうだ。
何よりもオブジェクト、世界、雰囲気と言った“舞台”の“本気度”が他のVRコンテンツの追随を許さないだろう。あの「Skyrim」の世界をVRで歩き回れるのである。コンセプトの時点で非常に魅力的だ。これから発売にかけてどう進化していくか、注目したい。