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「FFXIV: 紅蓮のリベレーター」がE3 2017で一足先に解禁!
蛮神スサノオ戦はアクティブ・タイム・マニューバが発動する高難度バトルに
2017年6月14日 16:15
スクウェア・エニックスは、6月16日にアーリーアクセスの開始を予定しているMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の拡張ディスク「紅蓮のリベレーター」をE3スクウェア・エニックスブースにおいて一足先に公開した。
今回体験できたのは、「紅蓮のリベレーター」のストーリークエストで戦うことになる豪神スサノオ。新蛮族コウジン族が崇める蛮神で、ラーヴァナに続く「FFXIV」オリジナル蛮神の1人となる。
「FFXIV」は、2013年の「新生FFXIV」のサービス開始以来、毎年E3に出展し、蛮神戦を中心に新たなバトルコンテンツをお披露目し続けてきた。その基本的な枠組みは例年と同じだったが、今年のE3が大きく違うのは、一般のゲームファンも入場できるところ。もし、空いてれば体験しようかなと考えていた筆者は、開幕直後から数十人がグループで列を作っている光景に驚かされた。
特に今回は、「紅蓮のリベレーター」の新バトルコンテンツ「真・スサノオ討滅戦」が体験できるとあって、それ目当てでE3に参加したコアなファンもいたようで、最初に並んだのは、エンドコンテンツでワールドファーストの常連であるElysiumのメンバー達で、新しいバトルシステムの感触を確かめながら、余裕でクリアされたという。ところが、楽勝したのは、その1グループだけで、後は未だかつて見たこと無いほど連敗続きだった。
「真・スサノオ討滅戦」は、レベル上限レベル63で、新アクションとしてはレベル62で習得できるものが1つ加わっただけ。言わば「紅蓮のリベレーター」の序の口的なバトルだが、すでにバトルシステムの改修が適用されたバージョンで、日頃「FFXIV」を遊んでいる猛者たちも、スキルローテーションやヘイト管理が違うためか、慣れないバトル展開で次々に全滅していた。
開発スタッフによれば、各種ギミックの実装も完了し、バランスも含めて完成状態ということで、拡張ディスクで最初に遭遇する討滅戦ということだけあって、ユニークなギミックを組み込み、かなり練りこまれたバトルに仕上がっていた。
ネタバレになるので細く触れるのは避けるが、注目のギミックが「アクティブ・タイム・マニューバ(Active Time Manuever)」だ。もともと「蒼天のイシュガルド」のエンドコンテンツ機工城アレキサンダー天動編零式3層にて登場するギミックで、バトル中にF.A.T.E.が発生したのと同じ感じで文字が表示され、その数秒後に“それ”がやってくる。
スサノオ戦では、その直前にスサノオ自身が場外に出て巨大化し、彼が持つ妖刀“天叢雲”の斬撃がプレーヤー達に降りかかってくる。メインタンクがこれを受けるが、キーボード/マウスならマウスクリックかキーボード、ゲームコントローラーならゲームコントローラーのボタンを連打しなければならない。残る7人で、天叢雲のHPを削りきって、これを押しのけることができれば、次のフェーズへ移行できるが、タンクが連打しきれなかったり、一定時間に天叢雲のHPを削りきれなかったら、全滅となる。
ただ、このギミックはユニークながらそこまで難しくなく、ここはほとんどのグループが突破していた。このギミックはスサノオのHPが2/3ぐらいの時に発生するが、その後のフェーズも熾烈なのだ。
もっとも印象的だったのが、タイタン戦のグラナイトジェイルを彷彿とさせる「天岩戸(あまのいわと)」が3つ同時に発生し、その1つに1人が閉じ込められるというギミックだ。おもしろいのは、この岩が、マジックの「カップ&ボール」のようにクイックイッと何度か高速で入れ替わるのだ。適当にプレイしていると、どこに閉じ込められたのかわからなくなり、時間切れで閉じ込められたメンバーが倒されてしまう。各グループは、天岩戸が発生すると、右、左、中央という具合に皆で声を出し合いながらこのギミックを突破していた。
このほか、剣を駆使した様々な範囲攻撃に、発生させた雨雲による複数ライン攻撃など、パーティーをなぎ倒す攻撃を連発してくる。そもそもの一撃も重いため、ヒーラーの回復が間に合わずに倒されるケースも結構見られ、ストーリークエストのボスとしてはかなり難易度が高いと感じた。スサノオに挑む前に、新たなバトルシステムの習得は必須といった印象だ。