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【Bethesda E3 Showcase】「ベセスダランド観覧車」の景色を見せよう! 大人の遊園地「Bethesdaland」へようこそ!
2017年6月12日 20:18
今年のBethesda E3 Showcaseは、「Bethesdaland(ベセスダランド)」だったのだ! ……何を言っているかわからない? 右の写真のアーチを見ていただければ一発だろう。そしてひときわ目立つ「ベセスダランド観覧車」。そう、ここは夢の国「Bethesdaland」なのである。
しかしまあ、何とも殺伐とした夢の国である。出迎えてくれるのは壊れかけのポップコンマシーンにマネキン人形、廃墟となった「Fallout」のウエイストランドそのままだ。楽しそうな観覧車の前にピップボーイが立ってると、急に不安になるのはなぜだろう。
他にも「DOOM」の地獄の景色の岩山とか、「PREY」の薄暗い酒場とか、子供が見たら泣き出す、全部がお化け屋敷のような雰囲気だ。大体出てくるメニューはアルコールばかりで、筆者は仕事のため泣く泣く辞退をした。ノンアルコール飲料は不安になる色の「ヌカコーラ クアンタム」と水のみ、後は皆各タイトルならではの、特製カクテルなのである。
このおよそ子供向けではない「Bethesdaland」だが、筆者を含めたベセスダファンは本当に大喜びだ。掘っ立て小屋みたいなドリンクコーナーにネオンで「GUS」の看板は「Fallout」そのままだし、「DOOM」の地獄の骨を思わせるスペアリブは食べ応えたっぷり、他にも「エルダー スクロール」シリーズのでかい肉の塊や銀のマグのビール、「Dishonored 2」の不思議な色のカクテルや鯨をイメージした真っ黒いサンドイッチ、「Quake」のやせたトウモロコシ焼きなど、ファンはニヤニヤせずにはいられない。
“仕事脳”で向かった筆者は最初この雰囲気に面食らい、そして「楽しんでくれ!」といわれても、「原稿書かなきゃ寝れないから早く発表会してよ!」など思っていたのだが、徐々に会場の雰囲気に飲みこまれていった。もうみんな楽しみまくりなのだ。酒をがばがば飲み、肉やつまみもガンガン、楽しげに話し、似顔絵を描いてもらったりしている。
筆者も負けじとこの「Bethesdaland」最大の目玉、「ベセスダランド観覧車」に乗ってみた。この体験は動画でお伝えしたい。きょろきょろしているところに筆者のはしゃぎっぷりが伝わるだろう。今この原稿を朝の4時に書いているが、そんなことは全くどうでも良くなるほどの楽しい体験をしたのである!
この「Bethesdaland」は本当にファンならではの楽しさを感じさせるもので、ポイントを押さえた企画に感心させられた。そしてE3では、今回発表されたタイトルの試遊コーナーもある。昨年も作品の世界観を活かした作りであり、今年も期待したいところだ。今年のベセスダブースも注目したい。