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たくさんのプレーヤーが行き交うゴルフ場で自由に楽しめる“新感覚みんGOL”
「New みんなのGOLF」クローズドオンラインテスト
2017年5月30日 18:28
8月31日発売予定のプレイステーション 4用ゴルフゲーム「New みんなのGOLF」のクローズドオンラインテストが5月26日から28日にかけて実施された。
「New みんなのGOLF」は、シリーズ最新作にして初の広大なオープンコースを採用しており、世界中のプレーヤーと一緒にゴルフ場を自由に歩き回りつつラウンドできるなど、新しいアプローチで“みんゴル”を楽しめる最新作。クローズドオンラインテストの様子と共に「New みんなのGOLF」の魅力をお伝えしていこう。
たくさんのプレーヤーが集う「みんGOLランド」! ラウンドするもよし、ギャラリーするもよし、自由な楽しみ方のできるゲームに
今作の舞台となるのは、シリーズの名物キャラクター「スズキ」が会長となって作り上げた「みんGOLランド」! リゾート感満載なホームエリアから、各ゴルフ場へとアクセスできるようになっている。
なお、今回のクローズドオンラインテストでは実装されていなかったが、製品版ではカートを運転したり、釣りを楽しんだりもできるという。実際にホームエリア内にそれらしき場所も確認できた。
クローズドオンラインテストでは主に、「自分の操作キャラクターであるアバターの作成」から、「イーグルシティゴルフクラブ」というゴルフ場での「オープンコースプレイ」か「ホール争奪戦」をプレイすることができた。
まずはアバターの作成だが、男女の選択は当然として、顔のパーツ数が豊富に用意されているし、パーツのレイアウトや大小、角度の調整なども細かく行なえる。また、体型の調整も可能だし、アクセサリーやウェアの選択も最初からある程度の種類から選択可能。
なお、アクセサリーやウェアや髪型は、ゴルフ場でのプレイで手に入れたコインを使って「ショップ」で購入することもできる。
ホームエリアからゴルフ場である「オープンコース」へと移動できる。このクローズドオンラインテストでは「イーグルシティゴルフクラブ」のOUTコースのみが選択可能となっていた。
オープンコースのひとつひとつがある意味でオンラインゲームのルームのような作りになっていて、「イーグルシティゴルフクラブ」のOUTコースには約1,000人ほどの人数が接続していた。
コースの中は、「オープンコース」の名称のとおり、実際のゴルフ場を再現するかのような広いフィールドになっている。少しデフォルメされたサイズ感にはなっているのだが、9つのホールがエリア内に広がっていて、歩いてホールを巡ることもできる。他にもクラブハウス、ギャラリー用の席、カートが走るための道、池などもあって、池を泳いで移動することもできてしまう。オープンワールドならぬオープンゴルフコース、「オープンコース」だ。
この広いコース内を、他のプレーヤーのアバターも行き来しているのが今作の大きなポイント。たくさんのアバターがうろうろしている様子は、ゴルフゲームというよりもオンラインRPGの街中のような雰囲気に近いものがある。
他のプレーヤーとはチャット(定型文もキーボード入力も可能)でのやり取りができるのだが、そうした直接的なやり取りをせずとも、見ているだけでも楽しめるものがある。というのも、ホールをラウンド中の他人のアバターを見ていると、簡易的な表示にはなるがプレイの様子がおおまかにわかるのだ。
グリーンでのパットなどは特にわかりやすく、「あんな距離からのロングパット決めた! すごいなー」とか、逆に「あーあの人、行ったり来たりしちゃってるなぁ……」なんていうのも、アバターの動きでわかる。いいプレイを見かけたらその場でギャラリーのNPCのように歓声や拍手のエモートをするのもいい。ライブ感があるというか、そのままゴルフコースでたくさんの人がプレイしているからこその遊び方がいろいろできるようになっているという印象だ。
自分がラウンドする場合は、各ホールのティーエリアから開始する。1番ホールのティーエリアからなら「1番ホールのみをラウンドする」か、「9ホールプレイでラウンドする」を選択できる。ちなみに1番以外の他ホールのティーエリアなら、そのホールのみをラウンドするという選択になる。
ラウンド中も同じタイミングでラウンドしている他のプレーヤーの姿がどんどんと画面に入ってくる。ティーエリアもティーショットをしている他アバターでごった返していたりと、普通のゴルフではありえないにぎやかな光景だ。ただし、ショット中は気が散らないように他アバターの動きや表示はされないので、そうした配慮はしっかりされている。
ラウンド中のゴルフゲーム部分のプレイ感や手触りは、まさに“みんGOL”そのもの。良い意味で大きな変化は感じさせない。なお、今作ではショットのゲージ操作は3ボタン(ショット開始>パワーゲージのストップ>インパクトのストップ)、パターショットも同様に3ボタンになっていて、ショット周りの操作が完全に共通化されている。
もうひとつ今回のクローズドオンラインテストでプレイできたのが「ホール争奪戦」というルール。こちらは参加者が赤組と青組にわかれてバトルするチーム対戦になっている。
10分間の間に好きなホールをラウンドするのだが、そのホールをラウンドしたスコアがチームの得点に加算されるようになっていて、チームの得点が高い方がそのホールで勝利となる。ようするに、各ホールをみんなでプレイし、いい成績の多いチームがそのホールでの勝利、勝利ホールの多いチームが勝ちというものだ。
チーム戦ではあるが、チームのスコアを見つつ、自分で考えて各ホールをプレイするのみ。煩わしさのない手軽に楽しめるものだ。一通り各ホールをプレイして、あまりいい成績でなかったところを再度ラウンドしてみたり、相手チームのスコアの悪いホールを手堅く取ってみたり。短時間にわいわいと楽しめるものになっていた。
オープンコースで大胆進化! 独特な魅力のある唯一のゴルフゲームに
今回はクローズドオンラインテストであって、選択できるゴルフ場もひとつだけだったこともあり、そのコース内に人が多くて異様に賑やか、ひいてはちょっとカオスなぐらいに人の行き来の多い光景になっていたのだが、ワイワイとした雰囲気のなか自分のペースで好きにゴルフを楽しんでいくという、これまでのゴルフゲームにはなかった不思議なテイストに仕上がっていた。
オンラインでたくさんの人と同時に楽しんでいくというコンセプトながらも、プレイそのものは他人に合わせなければいけないようなところがなく、あくまで自分のペースで遊べるようになっているのがいいところだ。ワイワイとした楽しさを味わえつつも、手軽さが重視されている。
コースをたくさんのプレーヤーが行き交う作りになったことで、普通にラウンドするもよし、友人とチャットしつつ他のプレーヤーがラウンドしている様子を見るもよし、他にない独特な楽しみ方ができるゲームとなっていた。
そうした大胆な進化を遂げつつも、一方で、手軽に楽しめる良さや、ゴルフ部分の魅力、キャラクターの魅力などは“みんGOL”らしさを保っているのも好印象。少々荒削りに感じた部分や、まだ今回のテストで触れた部分だけだと判断の難しいところもあるのだが、今作のコンセプトがうまく機能していくと、長く楽しめる定番のひとつになりそうとも思える。そうした期待を込めて発売を待ちたいところだ。
©Sony Interactive Entertainment Inc.