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【TAMASHII NATIONS "OSAKA"】、「デジモン 超進化魂」ステージ
20年の時を越え、“本気”のラインナップで大展開
2017年5月28日 15:39
「デジモン 超進化魂」ステージでは、アニメ「デジモンアドベンチャー」を手がけた角銅博之監督、「デジモン」シリーズのデザイナーである渡辺けんじ氏、バンダイ担当者の西澤氏が登壇、新ブランド「超進化魂」の魅力を語った。
「デジモン」は、デジタルモンスターの略で、バンダイが1997年より展開している。子供達とデジタル生命体の絆を描き、元々は「戦うたまごっち」がコンセプトだという。キーホルダーサイズの中のマシンでモンスターを育成するという設定がベースになっている。
そしてその設定をアニメ化した「デジモンアドベンチャー」が大きな人気を博した。異世界に放り出された少年達がデジモンと世界を旅して困難に立ち向かっていく中、相棒のデジモンはかわいらしいマスコットのような姿から、ヒーローへ「進化」していく。このギャップと、物語、子供達とデジモンの“絆”に多くの人が夢中になった。その想いは世界中に広がっており、20年の時を経て“復活”するほどなのである。
角銅監督は「あの頃はただただ夢中だったし、この作品も仕事の1つだが、この人気は驚いているし、うれしい」と語った。また、渡辺氏の「デジモンの進化のデザインはちゃんと玩具化も視野に入れてやっていた」という意見に驚いた顔を見せた。
デジモンの驚くべき進化を再現した商品が「超進化魂」の“原型”となる「超進化」シリーズだ。20年近く前の商品だが、肉食恐竜型の「アグモン」が強力な爪を武器とする竜人型デジモン「ウォーグレイモン」へ変形するギミックがきちんと搭載されている。「超進化魂」はこのコンセプトを受け継ぎながら、当時「デジモン」に夢中となり、大人になったファン達が満足できる高いクオリティーで製作されていくという。
渡辺氏は「当時の商品はデザインに比べ、子供向けを意識して“丸さ”を強調されていたが、今回は非常にシャープになっている」とコメント。さらにアニメとは異なる、デザイナーが考えていた細かいラインなども「超進化魂」は再現しているという。「びしっとかっこいい」商品になっていると、渡辺氏は西澤氏と共に「超進化魂」の魅力を語った。
関節にはダイキャストを使用し、重みのあるデザインでも関節がしっかりと保持できるようになっている。また、メタリック塗装などで素材のマテリアル感を強調、特に進化したときの格好良さを際立たせるようになっている。
今後の展開としては「メタルガルルモン」、「ディアボロモン」、「アルファモン」が会場に展示されていた。「デジモンアドベンチャー」のキャラクターも立体化していきたいという。当時の商品ではできなかった、アニメのメインキャラクター達を揃えたいという希望も持っているという。角銅監督が「キャラクターの選定が、“本気”って感じだよね」とコメントすると西澤氏は「今後も本気で行きます」と応えた。これからも注目していきたい。
※展示品は試作品です