ニュース

【TAMASHII NATIONS "OSAKA"】、「牙狼<GARO>」ステージ

しゃべる「魔導輪ザルバ」、雨宮監督も「撮影に使いたい」

5月27日、28日 開催予定

入場料:無料

開場時間:
27日 9時~19時
28日 9時~18時

 「TAMASHII NATIONS 10th WORLD TOUR "OSAKA"」の「『牙狼<GARO>』生みの親、雨宮監督による 黄金騎士ガロと魔導輪ザルバの魅力!」では、雨宮慶太監督と、バンダイ担当者の木村氏が登壇した。

「牙狼<GARO>」の生みの親、雨宮慶太監督
バンダイ担当者の木村氏
「TAMASHII Lab 魔導輪ザルバ」に付属するメッセージカードは、雨宮監督自身がリテイクして絵を描き加えたという

 「牙狼<GARO>」は、2005年から放映が開始された雨宮監督による特撮ドラマで、従来の特撮ドラマを越えるアクションシーン、デザイン的に非常に凝ったキャラクター、独特の雰囲気で話題を集め、現在も映画を製作中だという。木村氏は特に「生身のアクション」、「牙狼をはじめとしたキャラクターデザイン」を魅力に挙げた。

 雨宮監督は「手を抜いていない必死の積み重ねが、評価に繋がったのではないかと思っている」とコメントした。イベント当日は夜に大坂での「牙狼<GARO>」のファンミーティングも予定されており、募集をかけたところすぐに予定数が埋まってしまったほどの人気だったという。会場に駆けつけたファンの多くも参加予定とのことだった。

 今回のステージの目玉は「S.H.Figuarts(真骨彫製法)黄金騎士 ガロ」と、「TAMASHII Lab 魔導輪ザルバ」。どちらも開発者達のこだわりが光る商品だ。「S.H.Figuarts(真骨彫製法)黄金騎士 ガロ」は撮影用のスーツを借りて製作されたと木村氏は語った。これまでの立体物以上に細かい部分がチェックでき、よりリアルなアクションフィギュアにできたという。

 そして“スーツ以上”なところが肩の処理。「黄金騎士 ガロ」の肩のアーマーは3枚になっているのだが、CGでは3枚として表現しているが、スーツではアクションの兼ね合いもあって1枚になってしまっている。「S.H.Figuarts(真骨彫製法)黄金騎士 ガロ」ではこの複雑なアーマーを再現しながら、胸の前で剣を構えるというガロならではのポーズもきちんと再現できるという。ガロらしいポーズをとらせるために、肩の軸の調整には特に苦労したと木村氏は語った。雨宮監督も「決定版に近い商品になったと思う」と感想を語った。

 「TAMASHII Lab 魔導輪ザルバ」も非常に魅力的な商品だ。主人公冴島鋼牙の“相棒”である意思を持つ指輪を再現したアイテムだ。造形の美しさは劇中そのものの非常に細かい作りな上に、台座に置くことで顎を動かし劇中同様“話す”のである。一見台座にも指輪にも可動ギミックが仕込まれているように見えない。これは台座から磁力を使ったギミックで、カタカタとザルバの顎や頭を動かし、しゃべるように動かしているという。

 音声パターンは70以上、音センサーも内蔵しており、話しかけることで違うセリフを話す。商品には音声ギミックの「台本」も用意されており、たっぷり音声ギミックを楽しむことができる。第1シーズンの敵役「ホラー」の解説も全て収録しているとのことだ。もちろん音声は劇中同様影山ヒロノブ氏のもので、商品のための新録となっているという。「これはスゴイ、撮影にそのまま使える」と雨宮氏も感心してコメントした。

 今後作っていきたいアイテム、というところで木村氏は「『牙狼』は生身のアクションも魅力ですし、今はデジタル彩色の技術もあるので、鋼牙のフィギュアができると良いですね」と語った。雨宮氏は現在新作製作に全力で取り組んでいるとのことで、今後の展開にも期待したい。

【「牙狼<GARO>」ステージ】
「S.H.Figuarts(真骨彫製法)黄金騎士 ガロ」は肩の可動が特に魅力だという
「TAMASHII Lab 魔導輪ザルバ」は頭や顎が動きしゃべる。この際目の奥も発光している