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【A 5th Of BitSummit】スマホのカメラからの映像を使ったエフェクトが斬新なPixelJunkシリーズ新作「Eden Obscura」

5月20日~21日 開催

会場:京都市勧業館「みやこめっせ」

トップ画面。この植物の部分は透けていて、カメラで撮った映像がエフェクトを掛けてリアルタイムに取り込まれている
Q-Gamesのブースはいつも盛況だった。「Eden Obscura」を熱心にプレイする人が多かった

 5月20日、21日に京都で開催されたインディゲームの祭典「A 5th Of BitSummit」において、Q-GamesのBaiyon氏は新作「Eden Obscura」について発表した。

 Baiyon氏はこれまで、音楽を中心にファッションなど多方面に活動するフリーランスの立場で、Q-Gamesの作成するPixelJunkシリーズとコラボしてきた。それが今作においてはQ-Gamesのクリエイティブディレクターとして、初めて作品の制作を担当しているという。「Eden Obscura」は、2008年に発表されたプレイステーション 3用タイトル「Eden」をモチーフとしながらも、完全新規タイトルとして制作が進められており、同シリーズ初のスマートフォン用タイトルとなる。

 Baiyon氏はプラットフォームがスマートフォンとなったことから「モバイルなのでいろいろなところに持って行っていろいろな体験ができればと思う」と制作意図を説明。「Eden」をモチーフとしていることから、ゲームシステム的には大きく変わることはない。ただし、これまではPS3用タイトルであったことからプレイ時間が長かったが、モバイル用にプレイ時間の最適化をはかったほか、ダブルジャンプの導入、新しいアイテムの作成など、モバイルでゲームをする上でのバランスが取られているほか、数々のパワーアップが図られている。

 そして何より変わったのがステージのエフェクトだ。トップ画面には植物が描かれているが、その切り抜かれた背景には、カメラから取り込まれた映像が映り込んでいる。「Eden Obscura」ではカメラからの映像を取り込み、エフェクトを掛けることで、ゲームの背景が常に変化し続けるようになっている。

 Baiyon氏は「僕はキラキラ光っていたり、透けている物が好き。スパンコールや昔のトランスルーセントのiMacが好きだった」と語り、スマートフォンのカメラの映像や光りをエフェクトに利用することで、万華鏡のような効果を狙ったようだ。

 たとえばBaiyon氏のデモでは、カメラを指で隠すとゲームの背景は真っ暗になってしまうが、カメラのレンズ部分から手を離すと背景がキラキラしたカラフルな内容になった。これはカメラから入力された映像を分解してばらばらにしてゲームの背景にちりばめたからだという。こういったエフェクトは、すべてのステージの背景で、それぞれアイディアを駆使した使い方がされている。レンズも背面のカメラだけでなくフロントのカメラを使い、プレーヤーの顔がゲーム内にうっすらと表示されたり、様々な演出が行なわれている。

 現在はまだ発売未定だが、これまでに無いグラフィックスのゲームになりそうで楽しみだ。

【PixelJunk Presents "Eden Obscura" (Teaser)】
背面のカメラのレンズを指で隠すとゲームの背景は真っ暗
ところがレンズから指をどけると、このようにカラフルに。カメラからの映像を分解し、格子柄にリアルタイムに貼り付けてある
こちらはカメラから採った光を分析し、背景に活かしている。カメラのレンズを隠した左のゲーム画面は単色だが、レンズ部分を開放し光りを取り込むとカラフルになる
左はフロントのカメラを使いプレーヤーの顔写真を取り込み、磨りガラスのようなエフェクトをリアルタイムに掛けている
これもカメラから入力された光りを使ったエフェクトが掛けられている