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「シャドバフェス」、チーム大会は全ネクロマンサー構成チームが優勝!

総勢1,536名、512チームの激戦を制す

5月6日 開催

左から準優勝となった「†漆黒の翼†」のシイク@419選手、もっこす選手、わーい(^o^)選手、司会のStanSmith氏、優勝した「チーム名は勝ったら考えます」のししょー選手、アマミヤ選手、noah選手
優勝者には景品として、優勝を記念する盾、スペシャルプロモーションカード「海底都市王・乙姫」、「第4弾リアルプロモーションカード 1セット」、「第4弾モバイルバッテリー」、そして「レッドエーテル50,000個」が贈られた

 Cygamesは5月6日、Android/iOS/PC用対戦型デジタルトレーディングカードゲーム「シャドウバース」において、幕張メッセにてオフラインイベント「シャドバフェス」を開催した。その中で行なわれたチーム大会の優勝は「チーム名は勝ったら考えます」チームの3名に決定した。

 チーム大会は事前応募で選ばれた512チーム、総勢1,536人の中から3vs3のチーム対抗で頂点を決めるもの。勝ち残りのシングルエリミネーション方式のトーナメントで行なわれた。チーム戦は先鋒、中堅、大将がそれぞれ戦い、2勝したチームの勝利となる。

 決勝戦はシイク@419選手、もっこす選手、わーい(^o^)選手の「†漆黒の翼†」チームと、ししょー選手、アマミヤ選手、noah選手の「チーム名は勝ったら考えます」チームで争われた。「†漆黒の翼†」というチーム名ははいわゆる“中二ネーム”ではなく、メンバー全員が四国出身だから、というシャレだという。一方「チーム名は勝ったら考えます」の名は、結果的に優勝したものの、まさか勝ち上がれるとは思わなかったから、とはメンバーの談。

 試合内容として、「†漆黒の翼†」のシイク@419選手ただ一人がドラゴンデッキを採用し、その他の5名は全員ネクロマンサーという構成。現在の「シャドバ」ではドラゴンやネクロが強いとされており、その他の試合でもこれらのリーダーを使うケースが多く見られたが、決勝戦でもその傾向が如実に反映される結果となった。

「ケルベロス」を引き、勝負にでるししょー選手

 初戦はドラゴンデッキの「†漆黒の翼†」シイク@419選手vsネクロデッキの「チーム名は勝ったら考えます」ししょー選手。流れはししょー選手が序盤から盤面を支配し、HPで有利を取るという展開。終盤に強力なフォロワーが控えるシイク@419選手のドラゴンの攻撃をなんとか凌ぎ、お互いが勝利目前という状況まで拮抗していく。

 勝負が決したのはシイク@419選手のドラゴンがラストワードの能力で自分のリーダーを3回復し、さらに手札に戻る「ウロボロス」を場に出した場面。

 ネクロ側の場には、ラストワードにランダムで相手のフォロワーを除去する効果を持つ「よろめく不死者」が出ており、この効果で不用意に「ウロボロス」を倒してしまうと、逆にシイク@419選手のドラゴンを回復させ、生き延びさせてしまう状況だ。

 ししょー選手はここで「ケルベロス」を引く。ドラゴン側には「ウロボロス」以外に2体のフォロワーがおり、もし「よろめく不死者」で「ウロボロス」以外のどちらかのフォロワーを倒せれば、引いてきた「ケルベロス」の効果で獲得できる「ミミ(相手のフォロワーかリーダーに2ダメージ)」と「ココ(見方フォロワーに+2/+0)」によってダメージを稼ぎ、ドラゴンの体力をぴったり0にできる計算だ。

 「よろめく不死者」がラストワードによって「ウロボロス」を倒してしまうか否か……もし倒してしまえばラストワードの発動によりドラゴン有利に大きく傾くことになる。3分の2という確率の乾坤一擲の勝負、「よろめく不死者」はドラゴン側の守護持ちフォロワーと相打ちとなり、発動したラストワードは見事「ウロボロス」を避けた。ししょー選手はその流れのまま勝利を手にした。

「破魂の少女」プレイ順を間違えてしまうというもっこす選手のミス
第3試合、わーい(^o^)選手は「ネフティス」をプレイするも逆転には繋がらなかった

 振り返ってみれば、この1試合目が決定的であったといえる。ネクロ同士の戦いとなったもっこす選手vsアマミヤ選手の第2試合はもっこす選手のミスもあり、アマミヤ選手の勝利。この時点で「チーム名は勝ったら考えます」の2勝先取となり、優勝が確定した。

 優勝こそ決まってしまったものの、最後に大将の対決となる第3試合も行なわれた。またもやネクロ同士の試合で、一矢報いたい「†漆黒の翼†」わーい(^o^)選手と「チーム名は勝ったら考えます」noah選手の対決となった。

 試合はnoah選手が序盤から攻勢をかけ、自らのフォロワーを+1/+0する「風神」やゾンビ3体を出現させる「死の祝福」でリードを保っていた。わーい (^o^)選手は、相手のフォロワー4体に対し自らの場にフォロワーが0体、noah選手HP20に対し自HPが5というところにまで追い詰められると、そこで「ネフティス」を召喚。コストの異なるフォロワーをランダムに1枚ずつ、自分のデッキから場の上限枚数になるまで出し、さらにそれらのフォロワーすべてを破壊するという能力で、ラストワード効果発動による逆転を狙ったが、思うような成果は得られないまま、そのまま押し切られる形での決着となった。

 試合を通して、ネクロデッキの強みは序盤から発揮される場の制圧力にあると感じた。大量のフォロワーを展開しつつ墓場のスタックを用いて中盤、後半も失速せずに押し切ることができるのは、大変な強みだ。唯一場を一掃される除去には分が悪いようにも思えるが、今回の決勝で活躍した「さまよう不死者」や「シャドウリーパー」をはじめとした、嫌らしいラストワード持ちが弱点をカバーしている。本日の試合でもかなりの数のネクロを目にしただけに、やはり現環境では最も“熱い”リーダーといえる。

 「シャドバフェス」は5月7日にも開催され、最終日を迎える。6日には閉鎖されていた5ホールが解放され、コスプレイヤー撮影会や展示会、各種ステージイベント等が開催される予定だ。明日もまだまだ盛り上がるであろう「シャドバ」フェス。是非訪れてこの熱を体感していただきたい。