舞台「ヴァンガード」公開ゲネプロ公開！ 仲間を想う先導アイチと強さを求める櫂トシキの物語

先導アイチを中心とした、仲間達の絆を描いた物語

同時に純粋に強さを追い求める櫂トシキの物語でもある

　ネルケプランニングは、ブシロードのカードゲーム「カードファイト!! ヴァンガード」を原作とする舞台「舞台『カードファイト!! ヴァンガード』～バーチャル・ステージ～ リンクジョーカー編」を4月1日から9日まで東京・渋谷の劇場「AiiA 2.5 Theater Tokyo」にて上演する。チケット料金は前売・当日共に全席指定7,800円（税込）。

　「カードファイト!! ヴァンガード」は人気のカードゲームだが、ゲームの枠に留まらず、テレビアニメーションをはじめ多方面に展開されている。舞台も2016年1月に上演され好評を博し、今回は高校生になった先導アイチ達を描く「リンクジョーカー編」として上演される。

　出演キャスト陣は、大平峻也（先導アイチ）、健人（櫂トシキ）／能條愛未(乃木坂46)（戸倉ミサキ）、相馬眞太（葛木カムイ）、石渡真修（三和タイシ）／柴 小聖（鳴海アサカ）、坂垣怜次（新城テツ）／森嶋秀太（新田シン）、佐川大樹（石田ナオキ）、佐野真白（小茂井シンゴ）／上村海成（立凪タクト）／丸目聖人（蒼龍レオン）、MIO（ジリアン・チェン）、YAE（シャーリーン・チェン／染谷俊之（雀ヶ森レン）、三森すずこ（立凪コーリン）。

　物語は、高校生になったアイチが学校の仲間たちと「カードファイト部」を設立するところから始まる。アイチ達は全国の高校生ヴァンガードファイターの頂点を決める「VF甲子園」に出場するも、雀ヶ森レン率いる福原高校との対決に敗れてしまう。その白熱した戦いを見ていた櫂は、自分との実力差を感じると共に、嫉妬にも似た感情を抱き始める。そんな中、「リンクジョーカー」と呼ばれる謎の力が、世界を危険に及ぼす新たなる脅威としてその存在を示し始める。そのことを知った櫂は、その破壊的な“強さ”に惹かれていく……。

　今回の舞台では、強大な敵を前にして幾度となくくじけそうになるアイチだが、仲間の必死に戦う姿に奮い立ち、仲間との絆を糧に、あきらめることなく戦いを挑んでいく。仲間との絆が重要キーワードとなっており、観客の心を揺さぶるだろう。同時に、純粋に強さを求める櫂の物語でもあり、強大な敵としてアイチの前に立ちはだかるが、凜としたその行動にあこがれを抱く人も多いだろう。

　ゲームが原作なだけに、カードバトルの表現が気になるとこだが、登場キャラクターが使用するカードを背景に映しながらも、バトルそのものをアクターがそのコスチュームを着込んでアクロバティックな殺陣を繰り広げる。生身のアクターが演じるだけに、その迫力とスピード感はバツグンだ。また、バトルの重要なシーンでは、背景全体にも及ぶ映像効果が映し出され、爽快感を、敵にやられたときは恐ろしさを感じることができる。

　舞台自体は誰もが楽しめるシンプルな物語だが、バトルの展開など、ゲームをプレイしているとより楽しめる内容となっているので、プレーヤーの皆さんは1度劇場に足を運んでみると良いだろう。

　来場者には、全出演キャスト16名の実写PRカードが入った「舞台PRパック」がプレゼント（ランダム配布）される。1パック5枚入りで、全16種／4パターン用意されている。また、公演によっては「キャストお見送り会」や「劇場限定ポストカード配布」、「平日夜限定！ランダム稽古場写真配布」、なにが起こるかわからない「シークレットナイト」などが企画されている。お目当ての俳優陣をチェックして劇場に見に行くのも良さそうだ。

バトルシーンは要所要所で背景に効果が入る場面も。また、アクターがカードのキャラクターコスチュームでバトルを演じるため、迫力のあるファイトとなっている

【上演風景】