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実は日本家庭にぴったり!? ゲーミングラップボード「ROCCAT SOVA」を「FFXIV」ファンフェス会場で試してきた

2月18日体験

 2月18日、19日の2日間の日程でフランクフルトにて開催されている「ファイナルファンタジーXIV FANFESTIVAL 2017 FRANKFURT」では、ソニー・インタラクティブエンタテインメントをはじめ、サムスン、AMD、Intel、Dellなど、ゲームプラットフォーマーやデバイスメーカーがスポンサーとして名を連ね、PCやモニターなど各種機材を提供している。その中で、ドイツを本拠地とするゲーミングデバイスメーカーがROCCATだ。今回、ROCCATがブース出展していたゲーミングラップボード「ROCCAT SOVA」を体験することができたので、そのインプレッションをお届けしたい。

ROCCATブース
ビーズクッションに座って自由な体勢で遊ぶユーザー達
自分の脚に置いてみた状態。両足を投げ出した体勢よりあぐらがサイズ的に丁度良く安定する
裏面にはクッションが付いており、しっかりホールドする

 ゲーミングラップボード「ROCCAT SOVA」は、テンキーレスキーボードと、硬化プラスチック製のドッキングさせたようなデザインの世にも珍しい“ソファ用ゲーミングキーボード”。左側に広めのパームレストエリアが設定されたテンキーレスキーボード、その右側にゲーミングサイズのマウスパッドになっており、フルサイズのキーボードよりデカい。

 あぐらをかいた状態で脚に載せるとずしりとした重量感を感じる。この手の膝置きデバイスのベストセラーであるマッドキャッツの「ストリートファイターV アーケード ファイトスティック トーナメントエディション 2+(TE2)」(3,340g)よりは軽い(2,350g)ものの、背面に4つ取り付けられたクッションによりしっかりグリップし、長時間使っても快適に遊べそうな印象を受けた。実際に、ROCCATブースでは、スタッフが何も言わないのを良いことに自分のアカウントで「影の国 ダンスカー」に繰り出したりしており、それが奇しくも長時間でもまったく問題なく遊べることを証明していた。

 次にスペックを細かく見ていくと、まずキーボード部分はメカニカルとメンブレンの2種類があり、それぞれ価格が異なる。いずれもRGBバックライトを装備し、部屋を暗くしてもキーが見やすくなっている。手前のテンキーレス部分は、マウスパッドと同じ硬化プラスチック製で、ヒジごと腕を載せられるぐらいたっぷりとした広さを確保している。

 マウスパッド部分も27.5×24cm(横×縦)の広さがあり、低センシでたっぷり動かしたいユーザーでも問題なく利用できるし、高センシであまり手を動かない向きには、ゲームパッドやスマートフォンが置けるぐらいのスペースがある。マウスパッドエリア奥側にはマウスバンジーの機能を備えているため、ケーブルの引っかかりは感じない。やはり老舗のゲーミングデバイスメーカーだけあって、使い勝手が非常に良い。

 また、本体に2ポートのUSBハブ機能を備えており、マウスとゲームパッドあるいはヘッドセットを接続することで、非常に快適なソファゲーミング環境が整う。「ROCCAT SOVA」のケーブル長は4mもあり、かなり広めの家でも問題なく使うことができる。なお、マウスそのものは付かないため、手持ちのお気に入りのマウスを存分に活用することができる。

 “ソファ用ゲーミングキーボード”として販売している同製品だが、和室でこたつテーブルに座布団や座椅子でゲームをやっている日本の家庭環境にピッタリマッチした製品で、リビングより和室のほうが使いやすい気もする。「ROCCAT SOVA」は日本でも2016年8月から発売されており、価格はメカニカルキーモデルが24,980円(税別)、メンブレーンキーモデルが18,980円(税別)。キーボード単体として考えると少々高いが、リビング向けのゲーミングデバイスを探しているゲームファンには要注目のデバイスと言える。PS4にも対応しているため、様々なデバイスで使い回せるのも良いところだ。「こういう逸品が欲しかった!」というゲームファンはぜひ検討してみてはいかがだろうか。

【「ROCCAT SOVA」使用風景】
利用者によって使い方が異なるのがおもしろい
マウスのみを使うスタイル
ゲームパッドを使うスタイル
完全に腕置きとして使っている