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「FFXIV: 紅蓮のリベレーター」、新ジョブ「侍」を発表

ロールはまさかのDPS! 新ジョブは赤魔道士、侍の2ジョブで確定

2月18日発表

 スクウェア・エニックスは、MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」のファンイベント「FFXIV FANFESTIVAL 2017 FRANKFURT」において、2017年初夏のサービスインを予定している新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」の最新情報を公開した。

侍の格好で登場した「FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏
初公開された新ジョブ侍
侍の特徴
侍のバトルデザイン

 2016年12月に「ファンフェスティバル 2016 TOKYO」でスパイダーマンのTシャツを着て登場した吉田氏。「FFXIV」の新ジョブは、吉田氏のTシャツが重大なヒントになるというのが伝統になっているが、吉田氏はサムライミ監督のファンであることを公言し、「“蜘蛛の巣士”かもしれない」とうそぶいていたが、果たして新ジョブはやはり侍だった。合わせてユウギリの故郷であるドマの国や“ひんがしの国”クガネも追加され、それらの世界観をベースに新ジョブ侍が追加される。

 発表の中で驚きだったのはロールだ。「蒼天のイシュガルド」では、暗黒騎士(タンク)、機工士(DPS)、占星術師(ヒーラー)と各ロールが1つずつ追加されたため、前例に則り、赤魔道士がDPSということは、侍はタンクで確定と思われていたが、赤魔道士と同じDPSであることが発表された。

 しかも、今回、新ジョブはこの2ジョブで打ち止めで、タンクやヒーラーはなく、DPSのみの追加となる。新ジョブを期待していたタンクやヒーラーユーザーにとっては残念な発表となったが、どよめく会場の雰囲気を察した吉田氏は先手を打って、その理由について占星術師のバランス調整に時間が掛かりすぎたことを上げ、3ジョブ各ロール追加はやり過ぎだったことを反省すると共に、各ロールを足したところで、既存のロールのユーザーが遊ぶだけで、ロールバランスにあまり影響がなかったことも踏まえ、「DPSを2ジョブにするかわりに、タンクとヒーラーの既存3ジョブずつのバランスをしっかり取ることに専念したい」とコメント。

 その侍だが、ジョブ設計はほぼ想像通りの内容で、刀をメインウェポンとした近接DPSで、刀と、デザインに凝った鞘がワンセットになっている。ピュア近接DPSで、ソロで高いDPSをたたき出す。

 侍のアクションは“ひんがしの国”の剣技を多数マスターしており、2つのバトルスタイルを備えている。1つは雪、月、花で構成された「閃」、“剣気”を貯めて繰り出す「必殺剣」となる。公開されたトレーラーでは、「ファイナルファンタジーXI」の月光を彷彿とさせるアクションや、派手なエフェクトによる必殺剣を確認することができた。吉田氏も「こだわっている」と語るように、鞘の存在がワンポイントになっていて、「FFXI」の侍をはじめ、従来の「FF」シリーズの侍とはかなり雰囲気が異なる、どちらかというと侍というよりは剣士のようなイメージだ。

 侍は、赤魔道士と同様に、クラスは存在せず、ジョブレベル50からスタートとなる。ジョブの獲得およびジョブクエストは、「新生エオルゼア」エリアで発生し、侍にジョブチェンジしてから、「紅蓮のリベレーター」のメインストーリーを楽しむことができるという。

【スクリーンショット】