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映画「アサシン クリード」は6年がかりの「愛の結晶」

マイケル・ファスベンダーさん、斎藤工さんがスペシャルイベントに登場

3月3日 公開予定

 ユービーアイソフトのアクションゲーム「アサシン クリード」シリーズの実写作品である映画「アサシン クリード」(3月3日公開予定)のスペシャルイベントが、2月15日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催された。

 このスペシャルイベントには、開催にあわせて来日した本作でプロデューサーと主演を務めるマイケル・ファスベンダーさんが登場。またファスベンダーさん演じるカラム・リンチ役を日本語吹き替え版で演じた斎藤工さんも登壇した。

【映画「アサシン クリード」予告F】

マイケル・ファスベンダーさん
斎藤工さん
公開情報上は身長と体重が一緒という2人によるトークが展開された

 ファスベンダーさんは映画「アサシン クリード」について、「愛の結晶」と紹介。6年前に初めてユービーアイソフトと映画化について話し合い、「ようやく公開にたどり着いた」と話した。

 映画の魅力としては、ゲームシリーズでは扱われていない「スペインの異端審問時代」が初めて登場し、またシリーズおなじみの武器が数々登場するのも「アサクリ」ファンにとっての楽しみになっているとした。

 さらに作品内で現代と過去を行き来するための装置「アニムス」の造形がゲーム版とはかなり異なっていることに話が及ぶと、ユービーアイソフト側が映画版「アニムス」のデザインを気に入っており、「映画のバージョンをゲームに採り入れる話がある」と明かした。

 登壇した斎藤工さんは、相対したファスベンダーさんについて「魅力が何層にもなっている。魅力のミルフィーユのよう」と表現。「舞台上では邪魔しないように……」と恐縮していたが、同じ映画人としてファスベンダーさんに「映画化を決めた理由」を質問した。

 ファスベンダーさんは「まずDNAの記憶の中に、祖先の体験と知識がある、という設定に興味を惹かれた。テンプル騎士団とアサシン教団という対立構造も映画にはフィットすると思ったし、パルクールアクションも映画として見たら楽しい」と返答し、ただし「アニムス」はゲーム内ではただの椅子で、そのままでは映画としては物足りなかったので、「映画版ではチャレンジをした」と制作経緯の一旦を明かした。

 またイベントの最後には、、ゲーム内でも映画内でも重要なアイテムとなっている「エデンの果実」が登場した。ファスベンダーさんは「サッカーボールみたいに見えるが(笑)、“自由意志”がキーワードの大事なアイテム」と紹介し、ファスベンダーさん自ら斎藤さんへと「果実」を譲渡。本家“アサシン”から“日本のアサシン”へと「果実」が受け継がれ、イベントは終了となった。

こちらが「エデンの果実」。斎藤さんへと受け継がれると、「エデンの果実」が光るという演出もあった