【特別企画】いま1度、RPG好きにオススメする「オルサガ」！

　セガゲームスが配信する戦記RPG、「オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-」（以下、オルサガ）で大きくストーリーが動く第3部の物語「未来への翼」の配信が、2月6日より開始された。これを記念して、すべてのプレーヤーへの特別ログインボーナスと、これまでゲームをプレイしたことのない人に向けた「新騎士応援キャンペーン」を実施している。プレイを始めるなら、今がチャンスだ。

　オルタンシア王国とカメリア国の戦乱を描く本作は、濃厚なストーリーと物語を彩るキャラクターが魅力。若くして父の後を継ぎ、オーベル領主となった主人公を中心に、戦争の中に生きる人々の生きるさまをのぞいてみよう。

古きよきRPG好きにこそ触れてもらいたい王道騎士物語

　700年もの間、平穏な時を保っていたオルタンシア王国に、ある日異変が訪れる。隣国 カメリア国のルギス公爵による突然のオルタンシア王殺害というクーデターが発生したのだ。王の腹心であるレオン公爵とフェルナンド卿および護衛小隊の全滅に城は混乱、平和だった国が一夜にして安寧とは程遠い国になってしまったのだった。

　その事件から3年後。いまだオルタンシア王国とカメリア国は対立関係にある中、フェルナンド卿の息子である主人公は、父の後を継ぎ、オーベル領を統治する若き領主となっていた。戦場の最前線に向かい、敵国の幹部とあいまみえるところから物語ははじまる。

　カメリアがオルタンシアに攻撃を仕掛けたのはなぜか？ クーデターの時期頃から頻発するようになった魔物の大量発生の原因は何なのか？ メインクエストを進めるうちに真相が見えてくるだろう。

父の仇であるルギス公爵の右腕、ロイと対峙する主人公。この初陣を機に、彼は戦乱の渦に巻き込まれていく。騎士道に反し、撤退する兵に攻撃を仕掛けるロイの非道さと、それに対し怒りをあらわにする主人公。敵対する2人の信じる正義の違い次にロイと会えるのは、いったいどの戦場となるのか楽しみだ

民が安心して暮らせるよう、魔物を退治するのも領主の仕事。クーデター後から、魔物が怪しい動きをし始めているようだが……？

　ストーリー解放型RPGで時々困るのが、AP不足によりなかなかストーリーの先へ、先へと進めないこと。話の先が気になるのに、プレイすることができず、ヤキモキしたことがあるだろう。

　しかし、「オルサガ」では、第1部の1～2章を初回はAPなしで進めることができるキャンペーンを実施中だ。物語の序盤を一気に読むことができる。まずは物語の世界観に触れ、まずはオルタンシア王国に心を飛ばしてみてほしい。

メインクエストの序盤は初回のみAP消費ゼロで進行できる。気になるストーリーをノンストップで読破しよう

キャラクターの数だけある物語

　物語は、主人公とその従者マリウスの元に集まってくるユニットによってつむがれる。ガチャやイベント参加のほか、ストーリー進行でも強力なユニットが加入するので、まずはメインクエストを進めながら、お気に入りの仲間を見つけよう。

主人公（名称変更可能）。策略にかかり、命を落とした父、フェルナンドに代わり、若くしてオーベル領主となった。民を守る領主として、自分に何が求められているのか、物語の中で見つけ出していく。編成コストが0のため、高レアリティのユニットと組み合わせやすく、Rといえど活躍するシーンも多いので育てておいて損はない

3年前、主人公の父フェルナンドによって救い出された戦争孤児の少年（？）。現在は主人公の従士の見習い騎士として、マリウスは剣を掲げ前線に立つ。CVが堀江由衣さんというのが気になるところで……？ 攻守のバランスがいい騎士ユニットのため、戦闘フェーズでも安定した戦いぶりを見せてくれる

　戦争という大きな仕事以外にも、魔物退治に出向いたり、正教会からの招集命令に従ったりと、領主はなにかと忙しい。地味ともいえる（が、実は伏線が張り巡らされていたりする）任務の数々をこなしていくうちに、主人公が民を愛する賢君で、かつ自ら率先して行動する様子が見てとれ、なぜ主人公が民や仲間に慕われているのか、見えてきたような気がした。これから苦楽をともにする主人公に愛着がわくと、物語への没入感が違う。

　主人公が領主の仕事でオーベルのあらゆる土地に出向くたびに、個性豊かなキャラクターたちに出会える。戦記物ということで、出てくるのは男女とも軍人ばかりかと思えば、メイドに少年剣士、魔女に忍者に海賊の娘など、バリエーションも多い。

　RPGでは「1番気に入ったキャラクターに合わせて、能力値のバランス重視で編成するタイプ」の筆者だが、気になるキャラクターに槍使いが多く、バランスに悩むことに……。さまざまなフォーメーションで襲い掛かってくる敵に対応できるよう、できれば序盤はステータス重視の4属性混合で入れておきたいものである。

　クエストやガチャで仲間になったキャラには、それぞれ個別のサブストーリー「騎士伝」によって、その背景を知ることができる。気にいったユニットがいたら、騎士伝を読んで彼らの人となりを見てみよう。

　騎士伝解放には、メインクエストの進行や各ユニットに設定されているエピソードレベルの育成が必要だ。序盤からガンガン読み進めていくことはできないが、ともに戦いを続けていくうちに信頼が芽生えてぽろりと話してくれたのだと思うと感慨深い。

　エピソードレベルはユニットを編成に加えると経験値が入り上がっていく。レアリティに関わらず、同名のキャラのエピソードレベルは共通（モーリス、ノンノリアなどの一部の主要キャラクターをのぞく）。そのため、レアリティ違いの同名ユニットを複数編成に組み込むことで、一気に経験値を稼ぐことも可能だ。

【ニーナ】

人見知りで引っ込み思案ながらも、正義の心と確かな剣の実力をもつ。彼女の騎士伝では、彼女が大切にしている想いの一端を知ることができる

双槍を操る元オルタンシア王国の騎士団兵。チュートリアルと初回キャンペーンで一気に3人も来てくれてご縁を感じるので、筆者の騎士団は彼を中心にパーティを組みたいと思う。CVは櫻井孝宏さんだし！

　メインクエスト途中から物語に登場するキャラクターなどは、騎士伝解放の条件にメインクエストの進行が必要となることがある。強化・覚醒素材集めの寄り道も楽しいものだが、メインクエストもしっかり進めておこう。

3部公開日の2月6日に実装となったシリルは、3部で重要な役割を担うキャラクター。3部まで進めないと騎士伝が解放されない。筆者も3部にたどり着くまでは、彼の戦いぶりを見ながらその背景を妄想することにしよう

任務やグラン・エスカリエの挑戦をうまく利用し、効率よくゲームを進めよう

　3部の配信とともに、新コンテンツの実装と大きなシステム調整が行なわれ、よりゲームが遊びやすくなった。これらの新要素を利用すれば、ユニットの育成などを効率よく行なえるようになるだろう。既存プレーヤーにとっても、新規プレーヤーにとってもうれしい、アップデート内容をご紹介しよう。

デイリー／ウィークリー任務「王国騎士団特殊任務」の導入

　さらに、これまで手に入れる機会の少なかった、「AP回復薬」や、プレミアムチケットなどが手に入る、デイリー／ウィークリー任務が新登場。

　特に、デイリーミッションをすべてクリアすると、毎日ひとつずつ聖王石がもらえるのがうれしい。こまめに集めてURキャラを狙っていこう。

ちりもつもれば何とやら、毎日の積み重ねがガチャでの勝利を呼び込む……かもしれない!?

新たな探索場「グラン・エスカリエ」

　斬・突・打・遠の4属性に対応した、60階建ての塔を攻略していく新クエストが登場！ 育てた仲間とともに、レアアイテム獲得をめざし走り抜けるクエストだ。低層ならば初心者でもクリアできるので、力試しも兼ねて挑戦してみるといい。

　ここで手に入るレアアイテムはドロップもするが、各階層ごとに設定されているミッションをクリアすることで確実に入手することができる。もちろん、上層階は手ごわい敵が守っているので、ユニットを鍛え上げなくてはならないが、それだけの価値がある。今まで編成に組み込みにくかったユニットにも活躍のチャンスがあるので、さまざまなフォーメーションを組んでみるのも楽しいだろう。

　また、グラン・エスカリエで手に入れた報酬は、レアな覚醒用素材や、グラン・エスカリエ限定SSRユニットと交換できる。

育てたユニットを最大限に活かし、塔を制覇しよう！

ストーリーはもちろん、バトルも楽しい王道RPGな「オルサガ」！

　第1部をプレイしてみただけでは、2つの国の抱える真意がわからず、これからどんな物語が展開していくのか予想できない楽しみがある。いや、マリウスの隠し事ってどう見てもOPのアレなのでは……と予想できることをどう紐解いていくのかも、これもまた楽しみと言えよう。

　オルサガの楽しさは、ストーリー展開だけではない。騎士団の人数が少ない序盤はまだそれほどユニット配置に差はない。しかし、今後ユニットが増えてくるにしたがって、攻撃範囲やスピード、フォーメーションを変えながら、軍師気分でパーティを突き詰めていくのはきっととても楽しいに違いない。

　まだプレイをはじめていない人も、第1～2部に触れて離れてしまった人も、第3部公開記念キャンペーン期間中ならば、よりスムーズに「オルサガ」の世界に入り込むことができるはず。この機会を逃さず、戦乱の中にぜひ足を踏み入れてみてほしい。