ニュース
任天堂、Nintendo Swtichと3DSは「棲み分けてビジネスを並走」と発表
決算説明会資料を公開。「ぶつ森」スマホ版は配信予定変更へ
2017年2月1日 11:52
任天堂は2月1日、2017年3月期第3四半期決算説明会の資料および、これに伴った経営方針説明会のプレゼンテーション資料を公開した。
当第2四半期連結累計期間の売上高は3,111億円で、ニンテンドー3DS用タイトルの「ポケットモンスター サン・ムーン」や「スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS」のヒットによりハードウェア販売台数を伸ばしたものの、Wii U ハード、ソフトの販売数量は前年同期と比べ大きく減少し、amiibo やダウンロード売上高も減少したことにより、全体の売上高は前年同期に比べて減少している。また営業利益は491億円で、経常利益は1,029億円となった。
社長説明では、「ポケットモンスター サン・ムーン」が全世界で1,300万本の販売数を記録する大ヒットとなっているほか、この影響で3DSハードの販売が加速し、全世界の販売数は6,200万台を突破した。なお3DSが3月3日発売予定の新ハード「Nintendo Switch」と競合するのではという意見については、「価格帯や遊び方の特徴に違いがあり競合しない」と考えており、「棲み分けを行なって、ビジネスを並走させる」とした。
スマートデバイス関連では、「Super Mario Run」が累計7,800万ダウンロードを記録しており、時間による制限やミスの回数制限をオフにできる「かんたんモード」を発表。引き続きゲーム内の説明や導線設計の改善に努めていくとした。なお2017年度内に配信予定とされていた「どうぶつの森」のスマートデバイス版については、「Super Mario Run」のAndroid版が3月に配信されることに伴って、配信スケジュールが「来期中」へと変更されることとなった。
またNintendo Switchについては、予約は好調であり、2017年3月末までにハードウェア200万台を全世界に向けて出荷する計画に変更はないとした。1月13日に実施されたプレゼンテーション以降で参加ソフトメーカーを増やし、現在では70社以上によって100タイトル以上が開発されているという。
なおタイトル関連では「Splatoon2」について、スマートデバイスを通じて「ボイスチャット」が搭載される予定であるほか、8人同時接続によるローカル対戦も実現予定だと発表された。