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「ファイナルファンタジー」生誕30周年! 記念企画が続々と公開
カップヌードルから10万円のワインまでコラボ三昧!
2017年1月31日 23:08
スクウェア・エニックスは1月31日、「ファイナルファンタジー」の30周年を記念して、皮切りとなるイベント「ファイナルファンタジー生誕30周年 Opening Ceremony」を開催した。1987に誕生して以来、ついに30周年を迎え、これからの1年間にわたり、数多くのコラボレーションやイベント、関連タイトルが発売されることになる。
30周年のオープニングを飾る今回のイベントにまず登壇したのは、30周年プロジェクトを統括する橋本真司プロデューサー。30周年のスタートを宣言し、呼び込まれたのが松田洋祐代表取締役社長。松田氏は「ここまでやってこれたのはファンの皆様のおかげです。御礼申し上げます」と深々と頭を下げ、「今後も進化し、新たな感動を届けていきます」と挨拶した。
ここでゲストとして「ファイナルファンタジー」シリーズの生みの親とも言うべき坂口博信氏、植松伸夫氏、天野喜孝氏の3名が登場……の予定だったのだが、なんと坂口氏は前日にインフルエンザを発症! 残念ながら欠席となったが、坂口氏からビデオレターが届けられたということで公開された。坂口氏の頭に貼られた冷却シートには「おめでとう!」の文字がかかれ「30周年は本当にめでたい!」とコメントした。
そして松田氏、橋本氏、植松氏、天野氏が舞台中央に設置されたクリスタルに手をかざすことでスイッチが入れられ、天野氏が描いた30周年のロゴがスクリーンに投影された。ロゴには「FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY SINCE 1987」の文字に加え、クリスタルにかわいらしいチョコボが3匹とモーグリが描かれている。
実はロゴは3種類用意されており、1番大きなロゴには30周年に合わせなんと30羽のチョコボが描かれている。天野氏は「描いていて、何体描いたのかわからなくなったので、みんなに数えてもらった」と語り、会場の笑いを誘った。「前回描いたときはモーグリを描いたのですが、今回はチョコボを描きました」という天野氏。ちなみにモーグリが1体だけいるところが、これまたかわいらしい。
コラボはこれだけにとどまらない。世界的デザイナーのヨウジヤマモト氏のブランド「GroundY」とのコラボレーションが発表された。「ファイナルファンタジー」のグラフィックスが大胆に取り入れられながらもどこか和のテイストを感じさせるデザインとなっている。この衣装を今回は天野氏が着用。天野氏は「非常に動きやすい」とその仕上がりを称えた。
そして植松氏は、「ファイナルファンタジー」シリーズの音楽をオーケストラ演奏するワールドツアー「Distant Worlds music from FINAL FANTASY」が今年も開催されると発表。10年で100回を超えるコンサートが世界各国で行なわれているが、今回は新たなアレンジが加えられた演奏になるほか、ファンアンケートを実施し、人気の高い楽曲をオーケストラアレンジし、演奏するのだという。
今回のタイトルは「JIRITSU / 而立」。これは孔子の言葉で、自分を律することを意味するのだという。長く続いてきたが、ここで再度自分を律し、その上で自分の足で歩いて行こうということで、このタイトルとなったのだとか。
日本では12月8日に大阪で、12月9日/10日には東京で開催される。
そして来場者参加型のコンサート「FINAL FANTASY BRASS de BRAVO with Siena Wind Orchestra」も開催される。全国47都道府県のほか、台湾でも開催される。
発表会ではこのほかにも続々とコラボレーション企画が発表された。橋本氏によればこれも一部であり、今後もまだまだたくさんの情報がありそうだ。
最後には「FINAL FANTASY 30周年記念展(仮称)」が2018年に六本木の森アーツギャラリーにおいて開催されることが発表され締めくくられた。