ニュース

Windows 10、PCゲーミングを強化する「Game Mode」を発表

CPU/GPUパワーをゲームに優先的に割り当てフレームレートを向上

今春アップデート予定

 Microsoftは米国時間の1月25日、Windows 10のβプログラム「Windows Insider Program」向けに、Windows 10の新機能「Game Mode」を公開したことを明らかにした。Windows 10正式版へのアップデートは今春を予定。

【Introducing Game Mode for Windows 10】

OS側とゲーム側の双方で有効にすると、ゲームのパフォーマンスが向上する「Game Mode」

 「Game Mode」は、ゲームOSとして各種ゲーム機能を備えるWindows 10の新たなゲーム機能。「Gaming」のチェックボックスで「Game Mode」をオンにするとCPUとGPUをゲームに優先的に割り当てられるようになり、その結果、全体的にフレームレートが向上し、より快適にPCゲームが楽しめるというもの。

 この「Game Mode」は、今春に予定されているWindows Updateの機能の一部で、今後Windows 10の「設定」に「Gaming」カテゴリが追加される。「Gaming」カテゴリでは、この「Game Mode」のほか、既存の「Game Bar」、「Game DVR」、「Broadcasting」といった項目が用意され、OS側からWindows 10のゲーム機能が調整可能となる。

 「Game Mode」を有効にするには、「Gaming」設定で「Game Mode」のチェックボックスをオンにするだけでなく、ゲーム側も対応する必要がある。公開されたトレーラーでは、Microsoft Studios傘下Turn 10 Studiosのレースゲーム「Forza Horizon 3」で、「Game Modeをこのゲームで使う」というチェックボックスが有効になっている、つまりゲーム側が対応していることがわかる。

 このほか、Windows Updateでは、ブロードキャスト機能の提供や、ペアレンタル機能や音声認識機能のアップデートが行なわれる予定となっている。

【スクリーンショット】
Windows 10の「設定」画面に「Gaming」が新設される
誰でも簡単にゲーム映像の配信が可能になるブロードキャスト機能
ペアレンタル機能では、子供がゲームを起動可能な時間帯、最大プレイ時間を設定でき、それ以外の時間帯ではゲームが起動できなくなる
Cortanaがアップデートされ、パーティーコマンドや音楽再生が可能になる