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モノクマが大暴れした「ニューダンガンロンパV3」ステージイベントレポート
大御所声優の井上喜久子さん(17歳)がボイス収録時のエピソードを披露
2017年1月21日 01:27
日本では1月12日に発売されたばかりのシリーズ最新作「ニューダンガンロンパV3」だが、Taipei Game Show 2017では早くもステージイベントが実施された。
「ニューダンガンロンパV3」のステージイベントでは、前座の冒頭でモノクマからTARAKOさんの録り下ろしボイスで「ニューダンガンロンパV3」と「ダンガンロンパ1・2 Reload」両タイトルの中文化が発表され、ゲストスピーカーは、シリーズプロデューサーの寺澤善徳氏、企画・シナリオ担当の小高和剛氏に加えて、声優の井上喜久子さんまで登場するなど、かなり充実したステージイベントだった。
ゲームの紹介では、舞台やキャラクターを一新し、PS4やPS Vitaのパフォーマンスを活かし、演出面を大幅に強化したことや、パニック議論や、嘘をついて議論を進めたりといった新システムなどが紹介され、シナリオが完成するまでの間に開発されたというミニゲームでは、シリーズの1と2のキャラクターも登場することなどが紹介された。
井上さんが声を演じる東條斬美は、“超高校級のメイド”という、勉強も運動もすべてが完璧なキャラクターという設定で、小高氏が「完璧なキャラなので死なないかも?」とトボけながら、「完璧な声優の井上さんにピッタリな役柄」と語ると、会場からは大きな拍手が上がった。
これで気をよくしたは、「昔からメイドが大好きで、自分でもメイド服を何枚も持っていて、メイドのコスプレもしている」と自分語りをはじめ「メイドというと普通は“いらっしゃいませご主人様”というキャラクター設定なんですが、斬美はとてもクールで甘くないので、収録の時には緊張しました。油断すると声がふわふわしてしまうので、腕をつねりながらキリキリやりました」と告白した。
これをうけて小高氏は、「斬美のキャラクターデザインは、メイド喫茶のメイドではなくて、ヴィクトリア調の由緒正しきメイドさん。キーポイントは片目が隠れているところで、シーンによって両目が見えたりもする。片目だとクールで、両目だと恐くも可愛くもある」と小高氏らしい独特の言い回しで、東條斬美の魅力を表現した。
その後、井上さんが東條斬美のボイスを披露すると、会場は大きく盛り上がり、井上さんが思い付いたように東條斬美の年齢を尋ねると、小高氏は「高校生ですが、年齢は非公表です。でも井上さんだから17歳だと思います」と答えると、井上さんは「同じ気持ちでいていいってことですね、良かった」と、さりげなく自分が17歳であることのアピールに余念がなかった。
井上さんは〆の挨拶で、「とてもおもしろいゲームです。ドキドキとスリル。台湾の人も日本の人と同じように楽しいひとときを過ごして下さい」とコメント。プロデューサーの寺澤氏からは、まだ発売日は告知できないものの、2作品の中文繁体字版は確実にやることが宣言され、「発売までもう少し時間を頂くことになって申し訳ないが、シリーズをプレイしていない人にもぜひ遊んでみて欲しいです」と挨拶した。