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Joy-Conを振って相手を倒すNintendo Switch用新感覚アクション「ARMS」プレイレポ

Nintendo Switch用「マリオカート8 デラックス」もプレイ

1月13日 発表

【Nintendo Switch】

3月3日 発表

価格:29,980円(税別)

 「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」の終了後に別会場で行なわれた体験会では、「Nintendo Switch」のタイトルがプレイアブルで出展されていた。本稿では、任天堂が2017年春に発売する格闘スポーツ「ARMS」と、人気アクションレース最新作「マリオカート8 デラックス」のインプレッションをお届けしよう。

ブースの様子

 「ARMS」は、Joy-Conを使った直感的な操作で対戦相手とのバトルが楽しめるアクションゲームとなっている。操作方法は以下の通り。

 パンチ(片手を振る)、移動(Joy-Con2本を傾ける。左に同時に傾けると左に移動、右はその逆)、投げ(両手を振る)、ガード(Joy-Con2本をハの字に構える)、ダッシュ(Lボタン)、ラッシュ発動(ZLボタン、ZRボタン)、ジャンプ(Rボタン)。

 Joy-Con2本を、「握って」操作するというこれまでにあまり見られなかった操作方法を採用している作品のため、最初は戸惑ってしまったものの、Joy-Conが非常に手に馴染むため、いざゲームを始めたらスムーズにプレイできた。思った以上に取っ付きが良いというのが、筆者の率直な意見だ。

本作は対戦が基本となるため、試遊台も2人1組でのプレイとなっていた

 今回のプレイアブルで選べたキャラクターは、スプリングマン、リボンガール、マスターマミー、ニンジャラ、メカニッカの5人。筆者はまず、オーソドックスと思われるスプリングマンで挑戦してみた。本作は、Joy-Conを振り、パンチを当ててダメージを与えていくわけだが、振る挙動とキャラクターのパンチが連動しているため、妙な一体感を感じる。この感覚は、Nintendo Switchならではのものだろう。

本作は対戦が基本となるため、試遊台も2人1組でのプレイとなっていた

 しばらくプレイしていくと、普通のパンチだけではガードされたり避けられてしまうことに気づく(当たり前だけど!)。そのため、Joy-Conをひねりながら振りカーブを加えてみるなど、だんだんと工夫を織り交ぜつつプレイ。というより、対戦相手がなかなか強い人だったため、工夫しながら戦わないと勝てないのだ。

 さらに、ゲージが溜まった時のみ使える「ラッシュ」の使いどころも重要だ。上手く使えば一発逆転もできるため、本作が持つ駆け引きを、より深いものにしていることは間違いない。また、ラッシュは演出が非常に派手で、キャラクターごとに違った演出が用意されていため、思わず全てのキャラクターのラッシュを見たくなってしまう魅力がある。

試遊でのキャラクターは5人。みな個性的だ

 なお、対戦前には、アームを3種類から選べる部分も特筆すべき点。左右を違うアームで組み合わせることも可能だ。筆者が2回目のプレイで使用したニンジャラのアームは、チャクラム、サンダーパンチ、トリプルというアームが用意されていた。アームによって軌道や射程距離などがそれぞれ異なるため、アームの特性を見極めて戦いに挑むことも、勝利をもぎ取る上では必要になってくるだろう

アームは左右それぞれ3種類から選べる

 一見ではライトな作品かと思ってしまった本作だが、アクションゲームとして想像以上に奥が深いことを、今回の試遊で思い知った。とはいえ、完全なコア向けかというとそうでもなく、そのどちらもが、それぞれに合ったプレイスタイルでワイワイと楽しめる幅広い層に訴求できる。「ARMS」はそんな印象のゲームだった。

「マリオカート8 デラックス」レポート

 もう1つ試遊したタイトルは、「マリオカート8 デラックス」。

 本作は、以前Wii U向けに発売された「マリオカート8」に、新キャラクター、マシン、コースを追加したタイトル。また「Nintendo Switch」向けということで、TVモード、テーブルモード、携帯モードという3種類のモードに対応している部分も見逃せない。

 TVモードでは、ハンドル型デバイスにJoy-Conを装着した形でプレイする。操作は、アクセルがXボタン(右)、ドリフトがSRボタン、アイテム使用がSLボタン。シリーズ未経験、もしくはブランクのある人でも問題なくプレイに入り込めるほど敷居は低い。筆者も「マリオカート」自体かなり久しぶりなのプレイだったが、実際のハンドルを握るような感覚で、気軽にプレイできた。

試遊では、テーブルを囲むような形で多人数プレイが楽しめた
ハンドルにJoy-Conを装着すると、こんな感じになる
TVモードでは、その名の通り大型テレビでプレイすることもできる

 続いては、携帯モードをプレイしてみた。据え置きレベルのグラフィックスのゲームが手の中に収まる感覚は、なんとも言えず新鮮。持ち心地も、個人的にはWii Uゲームパッドを上回っている印象で、手に自然に馴染む。高精細のゲームがより身近になるかもしれない。そんな感覚を受けた試遊だった。