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NVIDIA、CES 2017で新型「SHIELD TV」を発表

GTX 1080を使ったクラウドサービス「GeForce NOW」も北米で3月から

1月下旬 米国発売予定

価格:199.99ドル

 NVIDIAは、北米・ラスベガスで開催中のコンシューマー エレクトロニクスショー(CES 2017)で、4k/HDR対応のAndroid TV端末「SHIELD TV」を発表した。北米、カナダ及び一部欧州で1月下旬に発売予定で、価格はストレージ容量16GB、ゲームコントローラーとリモコン付きで199.99ドル。

 またコントローラー、ヘッドセット用ジャックを装備したリモコンが付いた、ストレージ容量500GBの「SHIELD Pro」も299.99ドルで1月中に発売される予定。さらに周辺機器としてAIマイク「NVIDIA SPOT」が49.99ドルで発売される。いずれも日本での発売予定はない。

 新型の「SHIELD TV」では、Netflix、YouTube、VUDU、などが提供している4k画質の映像を楽しむことができる。近い将来にはGoogle Play ムービーにも対応予定。すでに遊ぶことのできるタイトルは数千に達しており、今後「Watch Dogs 2」、「Assassin’s Creed Syndicate」、「For Honor」などUbisoftのタイトルが近日中に加わる予定。さらに、今後のUbisoftタイトルは、PC版のリリースと同時に対応することになる。

 さらに、数カ月以内にGoogleアシスタントに対応することが決まっており、音声入力でコンテンツを探したり、一時停止や早送り、巻き戻しといった操作が可能になる。「SmartThings Hub テクノロジ」を搭載しているので、家庭用のIoTハブとして、何百種類ものスマートホーム機器と接続することもできる。周辺機器として発売されるAIマイク「NVIDIA SPOT」と組み合わせることで、自宅のどこにいてもコントロールすることができるようになる。

 なお新しいSHIELD TVの新機能は、1月のOTA(Over The Air)ソフトウェア アップグレードで現行のSHIELD機器にも提供される予定。

【SHIELD TV】
本体にリモコンとゲームコントローラーが付いている

「GeForce NOW」がGTX 1080マシンを使ってさらに高性能化

 Windows/Macintosh向けのクラウドを使ったオンデマンドの仮想ゲームPC提供サービス「GeForce NOW forPC and MAC」が開始されることも同時に発表された。新しい「GeForce NOW for PC and MAC」では、クラウドのデータセンターに設置されたGTX 1080搭載PCやGTX 1060搭載PCでレンダリングした、高画質のゲームを遊ぶことができるようになる。

 GeForce NOW for PC and MACクライアントアプリを使えば、SteamやBattle.net、Origin、Uplay、GOGなどのゲーム配信プラットフォームから、好みのゲームをインストールして遊ぶことができる。「World of Tanks」のような基本プレイ無料のゲームを、それぞれのウェブサイトから直接インストールすることももちろん可能だ。

 すでに遊んでいるゲームはGeForce NOW for PC and MACの仮想ゲームPC環境でも同じデータで遊ぶことができるので、メインマシンがない外出中には、GeForce NOW for PC and MACクライアントアプリを経由して続きを楽しむことができる。

 利用するには登録が必要で、初回登録時に8時間分の無料プレイ時間が提供される。追加のプレイ時間は、GTX 1080搭載クラスの仮想PCでプレイした場合10時間分、GTX 1060の場合は、20時間分を25ドルで購入することになる。米国大陸部で3月からのアーリーアクセスを提供し、春ごろにはフルのコマーシャルサービスが提供される予定。現時点では日本でのサービス予定はない。