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「PlayStation Awards 2016」。「ペルソナ5」など10タイトルがGold Prizeを受賞

新設された「PlayStation VR特別賞」を5タイトルが受賞

12月13日 発表

 12月13日に都内の会場にて、日本を含むアジア地域でヒットした「プレイステーション」関連ソフトウェアタイトルの授賞式である「PlayStation Awards 2016」が開催された。これには、これまで設けられていた「Gold Prize」、「PlayStation Network Award」「ユーザーズチョイス賞」に加えて、今年発売となったPlayStation VRのタイトルのアワードとなる「PlayStation VR特別賞」のほか、インディーズのゲームを表彰する「インディーズ特別賞」も設けられた。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア プレジデント、盛田厚氏
司会は今年もジョン・カビラ氏が務めた

インディーズ特別賞は「東方紅輝心」など5タイトルが受賞

インディーズ特別賞を受賞した各社のクリエイター陣

 新設されたインディーズ特別賞には、「Downwell」(GHI Media LLC)、「Goat Simulator」(Double Eleven Ltd.)、「Salt and Sanctuary」(Ska Studios LLC)、「東方紅輝心」(メディアスケープ)、「ロケットリーグ」(Psyonix Inc.)の5タイトルが受賞した。インディーズ特別賞は、2015年10月1日~9月30日までの期間中に発売、配信されたPlayStationフォーマットタイトルで、タイトルラインアップの拡大に貢献したタイトルについて贈られた。

ユーザーズチョイス賞は「オーバーウォッチ」「龍が如く 極」などが受賞

ユーザーズチョイス賞を受賞した各社のクリエイター

 「ユーザーズチョイス賞」は、2015年10月1日~9月30日までの期間中に発売、配信されたプレイステーションフォーマットタイトルと、10月13日に発売、配信されたPlayStation VRタイトルのうち、ユーザーの投票による得票数上位10タイトルに贈られた。受賞したのは「Bloodborne The Old Hunters Edition」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)、「DARK SOULS III」(フロム・ソフトウェア)、「Fallout 4」(ベセスダ・ソフトワークス)、「アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)、「オーバーウォッチ」(スクウェア・エニックス)、「コールオブ デューティブラックオプスIII」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)、「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」(スクウェア・エニックス)、「ペルソナ5」(アトラス)、「龍が如く 極」(セガゲームス)、「レインボーシックス シージ」(ユービーアイソフト)。

PlayStation VR特別賞を受賞したのは「Rez Infinite」「サマーレッスン:宮本ひかりセブンデイズルーム」など

PlayStation VR特別賞を受賞した各社のクリエイター

 新設された「PlayStation VR特別賞」に輝いたのは「NORTHERN LIGHTS-極北の夜空に輝く光の物語-」(オリハルコンテクノロジーズ)、「PlayStation VR WORLDS」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)、「Rez Infinite」(エンハンス・ゲームズ)、「サマーレッスン:宮本ひかりセブンデイズルーム」(バンダイナムコエンターテインメント)、「初音ミクVRフューチャーライブ1st Stage」(セガゲームス)。各タイトルとも、日本・アジア市場での盛り上がりに貢献したタイトルとして表彰された。各社のコメントは以下の通り。

 「受賞について驚くとともに興奮しています。今回制作したような映像コンテンツは、多くの皆さんに受け入れていただき、喜ばしく思っています。今後も一生懸命コンテンツを制作していきます」(オリハルコンテクノロジーズ 糸谷覚氏)。

 「今年はVR元年と言われていますが、この作品に関してはいろいろなメディアに取り上げていただいて、テレビにも露出できたのでよかったと思います。この作品を是非プレイしてほしい」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント 安次嶺クリス氏)。

 「VR元年にこういう賞をいただけるのはすごくうれしい。アメリカで『Game Aaward』というのがあり、そこでも今年のベストVRゲームというアワードをいただきまして、本当にやってきてよかったなと。2001年11月22日のPlayStation Partyで『Rez』がデビューして。そこから15年経ってまったく新しくなって、こうやってVRとして生まれ変わって賞をいただけるというのはありがたい」(エンハンス・ゲームズ 水口哲也氏)。

 「鉄拳プロジェクトの片隅で小さいデモから始まって、ユーザーの方に後押しいただいて、最後はSIEの方と、社内で下から上まで関係者の方々に後押しされて、ようやく製品化できました。この場を借りてお礼を申し上げたい」(バンダイナムコエンターテインメント 原田勝弘氏)。

 「『サマーレッスン』は今週も配信がありますし、来年もいっぱいアイディアを考えて、いっぱい配信していきたいと思います」(バンダイナムコエンターテインメント 玉置 絢氏)

 「VR元年と言われる2016年にコンテンツを出させていただいて、こういう素晴らしい賞をいただいたことに対して、開発スタッフ、関係者一同を代表してお礼申し上げます。今週、第3弾となるサードステージが配信されます。引き続きよろしくお願いします」(セガゲームス 林誠司氏)

オリハルコンテクノロジーズ 糸谷覚氏
ソニー・インタラクティブエンタテインメント 安次嶺クリス氏
エンハンス・ゲームズ 水口哲也氏
バンダイナムコエンターテインメント 原田勝弘氏
バンダイナムコエンターテインメント 玉置 絢氏
セガゲームス 林 誠司氏

PlayStation Network Awardは「ファンタシースターオンライン2」ほか2タイトルが受賞

PlayStation Network Awardを受賞した各社のクリエイター

 2015年10月1日~9月20日までの期間中に配信されたプレイステーションフォーマットタイトルのうち、年間のネットワーク売上上位3タイトルに送られるPlayStation Network Awardは、「ウイニングイレブン2016」(コナミデジタルエンタテインメント)、「ドラゴンズドグマオンライン」(カプコン)、「ファンタシースターオンライン2」(セガゲームス)に贈られた。各社のコメントは以下の通り。

 「『ウイニングイレブン2016』は、20周年を記念するタイトルとなりました。20年でビジネスモデルも変わってきていて、ネットワークを前提とした運営型ビジネスに取り組んできました。PlayStation Network Awardをいただけたということは、その成果が形になったのかなと喜んでいます」(コナミデジタルエンタテインメント 木村征太郎氏)。

 「本日はすてきな賞をいただきありがとうございます。オンラインゲームを開発して、これまで開発スタッフのみんなと頑張ってきましたが、ここからもプレーヤーの皆さんの声をいただきながら頑張っていきますので、よろしくお願いします。明後日はシーズン2.2のアップデートですのでよろしくお願いします」(カプコン 松川美苗氏)。

 「本日はとてもうれしい賞をありがとうございます。遊んでくださるユーザーの皆さんに支えられてのうれしい受賞だと思っています。今後とも新しい要素を取り入れながら、チャレンジをしながら意欲的に開発・運営ともに頑張っていきたいと思います」(カプコン 木下研人氏)。

 「2年連続いただくことができて、これまで頑張ってくれている、運営・開発チームのメンバー、そして支えていただいているファンの皆様にお礼申し上げたいと思います。今年PS4版が始まりましたが、4年目にして最大同時接続を更新するという素晴らしい記録も出すことができました。これもすべて皆様のおかげだと思っています。『PSO2』は5年目を迎えて、『ファンタシースター』も30周年を迎えます。そのメモリアルイヤーにまた、この場に立てることができるように頑張っていきたいと思います。PS4はこれから普及期に入ると思いますので、基本プレイ無料なので、PS4を買っていただいた方は、パッケージとともに無料ゲームをやりたいなと思ったら『PSO2』をダウンロードしていただければと思います」(セガゲームス 酒井智史氏)。

コナミデジタルエンタテインメント 木村征太郎氏
カプコン 松川美苗氏
カプコン 木下研人氏
セガゲームス 酒井智史氏

そしてGold Prizeの発表へ

 最後の表彰となるGo;d Prizeだが、9月30日までに発売・配信されたプレイステーションフォーマットで、累計生産出荷数および配信数の合計が50万枚を超えたタイトルに贈られた。受賞したのは以下のタイトルだ。

・「DARK SOULS III」(フロム・ソフトウェア)
・「The Last of Us Remastered」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
・「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
・「ウィッチャー3 ワイルドハント」(スパイク・チュンソフト)
・「コール オブ デューティ ブラックオプスIII」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)
・「実況パワフルプロ野球2016」(コナミデジタルエンタテインメント)
・「ソ―ドア―ト・オンライン ロスト・ソング」(バンダイナムコエンターテインメント)
・「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」(スクウェア・エニックス)
・「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」(スクウェア・エニックス)
・「ペルソナ5」(アトラス)

 コメントは以下の通り。

【「DARK SOULS III」(フロム・ソフトウェア)】

 「まずはこの場を借りて『DARK SOULS III』をユーザーズチョイス賞に選んでいただいてありがとうございます。選んでくださったユーザーさんに感謝したい。今回のGold Prizeにも、支えてくださったユーザーさんにお礼を申し上げます。シリーズの大きな区切りとなった『III』で、このような素晴らしい賞をいただけたことをうれしく思っています。フロム・ソフトウェアとバンダイナムコエンターテインメントのチームのみんなの成果だと思っています。この場でお礼申し上げて、皆で喜びを分かち合いたい」(フロム・ソフトウェア 宮崎英高氏)

 「この作品は1作目からフロム・ソフトウェアさんと一緒に歩んできた作品で、今回3作目でやっとこの場に立てることができました。ひとえにユーザーの皆さんのおかげだと思っています。このあとも追加ダウンロードコンテンツもありますので、引き続きよろしくお願いします」(バンダイナムコエンターテインメント 渡邉浩孝氏)

フロム・ソフトウェア 宮崎英高氏
バンダイナムコエンターテインメント 渡邉浩孝氏

【「The Last of Us Remastered」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)】

 「『The Last of Us Remastered』は、2013年に出た『The Last of Us』のリマスター版ですが、じわじわと売れてGold Prizeを達成できた作品。ユーザーの皆さんがプレイした感想を書いてくださったりとか、メディアの方でこの作品を気に入ってくださった方が、眺めのコラムを書いてくださったりとか、あるいは友達に勧めていただいたりと、少しずつ日本・アジア地域に広がってきた。それがこういう形で、Gold Prizeという区切りになる賞をいただいて本当にうれしく思っています。Naughty Dogにも伝えまして、特に今年、Naughty Dogがプレイステーションフォーマットで発売して20周年になります。その記念にこの作品で賞をもらえたのはすごくうれしい。12月の『PlayStation Experience 2016』でパート2の発表もありましたので、まだ続く物語にご期待いただければと思います」(ソニー・コンピュータエンタテインメント 石立大介氏)。

ソニー・コンピュータエンタテインメント 石立大介氏(右)とソニー・インタラクティブエンタテインメント 安次嶺クリス氏(中)
これからのシリーズについて期待してほしい、と語る石立氏

【「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)】

「『アンチャーテッド』のGold Prize受賞を非常にうれしく思っています。この『アンチャーテッド』は2007年から続いているシリーズですが、今年で10年を迎えます。今回の作品が4作目になりますが、初めてのGold Prizeということで、本当によかったと思っています。このように素晴らしい作品を作ったNaughty Dogと、最高のローカライズをしたチーム、販売をしていただいたチームの方々、なによりもこの作品を買って、プレイしていただいたユーザーの皆さんのおかげ。この場を借りてお礼医を申し上げます。『アンチャーテッド』は7か月前に発売されましたが、まだオンラインのマルチプレイも盛り上がっていまして、新しいDLCも配信していきますので、引き続き応援のほどお願いします」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント 安次嶺クリス氏)。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント 谷口新菜氏(右)とソニー・インタラクティブエンタテインメント 安次嶺クリス氏(中)
4作目にして初のGold Prizeを受賞する喜びを語る安次嶺氏

【「ウィッチャー3 ワイルドハント」(スパイク・チュンソフト)】

 「ポーランドの開発チームすべてを代表して、受賞できたことを名誉だと思っています。ユーザーの皆さんのおかげでこの章をいただけてありがたいと思っています。リヴィアのゲラルトという主人公は、東ヨーロッパの神話に基づいて形作られたキャラクターとなっています。そういった背景があるにもかかわらず、日本・アジアの皆さんにこのタイトルをプレイしていただいて、こうした熱意を次のゲーム開発への力としていければと思っています。私はゲーマーの皆さんに求めるのは1つだけで、これからも素晴らしいゲーマーで居続けていただければと思っています」(CD Projekt RED ミハーウ・ノワコウスキ氏)。

CD Projekt RED ミハーウ・ノワコウスキ氏(右)とスパイク・チュンソフト 本間覚氏(中)
「日本・アジアに受け入れられたことをうれしく思う」とノワコウスキ氏

【「コール オブ デューティ ブラックオプスIII」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)】

 「アクティビジョン・ブリザードを代表して、このたびの受賞について栄誉に思います。このGold Prizeは、ソニーチームの多大なサポートなしでは不可能でした。それから日本全国の『コール・オブ・デューティ』ファンの皆さん、特にありがとうございます」(アクティビジョン・ブリザード ポール・ブッチャー氏)。

アクティビジョン・ブリザード ポール・ブッチャー氏(右)
日本語でコメントを述べたブッチャー氏

【「実況パワフルプロ野球2016」(KONAMI)】

 「『実況パワフルプロ野球』は1994年に産声を上げまして、今年23年になります。素晴らしいタイトルがGold Prizeでエントリーされたと思いますが、それに肩を並べることができるのは、ひとえにファンの皆様のおかげかなと思います。制作チームと営業とが1つのチームになって達成できたと思っています。何よりもこのシリーズを愛してくださって、ファンの皆様あってのことだと思います。プロ野球はシーズンオフですが、シーズン最新データを今週無料アップデートしますので、是非プレイしていただければと思います」(コナミデジタルエンタテインメント 谷渕弘氏)

コナミデジタルエンタテインメント 谷渕弘氏(右)とコナミデジタルエンタテインメント 松井徹哉氏(中)
23年もの長きにわたるシリーズ最新作がGold Prizeになったことを喜ぶ谷渕氏

【「ソ―ドア―ト・オンライン ロスト・ソング」(バンダイナムコエンターテインメント)】

 「このタイトルを受賞できてうれしく思います。受賞できたのはユーザーさんのおかげだと思っていますし、原作者である川原礫先生、アニメチーム、社内の宣伝・プロモーションの方々の力があってここに立てたのだと思っています。ビッグタイトルが並ぶ中、こういう賞をゲーム業界入って10年目で取れたということをうれしく思っていますし、ソードアートはまだまだ進化していく作品だと思っています。ゲームだけでなく劇場版アニメも公開されますし、原作もまだまだ新シリーズが続いていくということで、さらなる広がりをユーザーの皆様、開発チーム一同含めて、広がりを楽しめるような作品を作っていきたいと思っています」(バンダイナムコエンターテインメント 二見鷹介氏)

バンダイナムコエンターテインメント 二見鷹介氏(右)
ユーザーの皆さんが会っての受賞と語る二見氏

【「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」(スクウェア・エニックス)】

 「このような賞をいただき本当にうれしく思います。開発したコーエーテクモゲームス一同、ともに喜びを分かち合いたいと思います。昨年も前作でここに登壇させていただいたのですが、まさか2年連続で受賞することになるとは思いませんでした。これもユーザーの皆さんのおかげだと思っています。今年『ドラゴンクエスト』は30周年を迎えることができました。これからも皆さんに、たくさんの冒険をお届けできるよう、日々様々な挑戦をして行きたいと思いますので、31年以降もよろしくお願いします」(スクウェア・エニックス 青海亮太氏)

コーエーテクモゲームス 庄知彦氏(右)とスクウェア・エニックス 青海亮太氏(中)
後ろで庄氏が持つのは本作のキャラクターである「ホミロン」

【「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」(スクウェア・エニックス)】

 「このような名誉ある賞をいただきありがとうございます。ファンの皆様、ユーザーズチョイス賞に投票していただいた皆様、そして開発スタッフの皆様、本当にありがとうございました。『ドラゴンクエストビルダーズ』は、RPGとサンドボックスの要素が融合した新しいスタイルのゲームでして、発売前は敬遠されている方も結構いらしたという認識をしています。ですが、発売1週間前に体験版を出したのですが、またたくまにひょうばんになりまして、その勢いで発売初日にゲームが完売してしまうという事態になりました。このゲーム性がユーザーさんの口コミによって広がっていったということがあると思いますが、それがすごくうれしく思っています。これからもドラゴンクエストユーザーの皆さんの期待に応えられるよう頑張っていきますので、応援をよろしくお願いします」(スクウェア・エニックス 藤本則義氏)

スクウェア・エニックス 新納一哉氏(右)と(スクウェア・エニックス 藤本則義氏(中)
期待に応えられるよう頑張りたいと語る藤本氏

【「ペルソナ5」(アトラス)】

 「こんなに素晴らしい賞をいただいて、本当にうれしく思っています。先ほどはユーザーズチョイス賞をいただいて、心からユーザーの皆さんに感謝しています。『ペルソナ5』は開発に苦労をしまして、スタッフのみんなと苦心しながら何とかリリースにこぎ着けた作品。本当に大勢の皆さんからの支援を受けることができて、何よりユーザーの皆さんからの期待に応えることができたのと、何とかリリースできて、そして今回のような素晴らしい賞までいただけて、感無量です」(アトラス 橋野桂氏)

アトラス 副島成記氏(右)とアトラス 橋野桂氏(左)
苦心しながらリリースにこぎ着けることができた、と橋野氏

山田孝之さんからのビデオメッセージも

 ここで、テレビCMに登場している、俳優の山田孝之さんからメッセージが届けられた。

 「本来は僕も参加してお祝いしたかった」と山田さん。仕事が忙しくてビデオメッセージとなったとのこと。「2016年はさんざんプレイステーションをPRしたのに、本人は働き過ぎてゲームができていない。毎晩グループラインで『今日何時にインできる? 俺は11時』というのを横目で見ながら眠りにつく日々」だとか。2017年は休みを取ってひたすらゲームをしたい、とも。クリエイターに向け「これからも面白いゲームを世に出してくれると思って楽しみにしています」と締めくくった。

 本年度のアワードを総括して、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアのプレジデントである盛田氏は「今年もバラエティ豊かなタイトルが受賞した」と語る。そして「本日の受賞タイトルの中で、プレイしていないタイトルがあれば、是非この機会にプレイしていただきたい」と強調するとともに、12月14日よりPlayStation Storeで、本日受賞した各タイトルのキャンペーンを実施することを発表。受賞作を購入した人には、各タイトルごとにプレゼントが用意されているとのこと。

 また「今年発売した新型PS4、PSVRは大変多くの人から好評をいただいている。一方で一部品不足の状況についてお詫びする」としながら、「ワールドワイドでPS4は実売5000万台を超えた。これだけ全世界各地でゲームが盛り上がっているので、本日受賞した作品を作ったクリエイターの方々はもちろん業界では有名人だが、もっと誰でもが知っている存在になってもいいと思っている」と盛田氏。「反体制の代表だったボブ・ディランがノーベル賞をもらったのだから、いつかゲーム業界からもノーベル文学賞を取る人が出てきて欲しいと思います。シブサワ・コウさんとか」と語ると場内から拍手が。

 「日本ではコンソールゲーム市場がピークを打ったとかいう人もいるが、まだまだ天井も見えていない。先月末に発売された『ファイナルファンタジーXV』も日本・アジアの非常な大きな盛り上がりを見せているが、もっともっと多くの皆さんに遊んでいただきたいと思っている。『龍が如く 6』や『トリコ』を遊んでいただきたい。そして周りにいる人たちにも勧めていただきたい。ゲームを愛してくださっている人たちみんなが、プレイステーションファミリーの、ゲーム業界の一員だと思っている。SIEはクリエイターの皆さんを全力でサポートし、たくさんの作品をユーザーの皆さんにお届けすることを約束する」と述べた。

CMのセリフである「通りすがりのゲーマーです」とビデオメッセージを寄せた山田孝之さん
コンソール市場はまだまだ天井すら見えていない、と盛田氏