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「PlayStation Experience 2016」キタ!「UNCHARTED THE LOST LEGACY」で開幕!

ショーン・レーデン氏「今日はプレイステーションの誕生日」

12月3日~4日 開催(現地時間)

会場:Anaheim Convention Center

早朝から行列が出来上がった。こちらのイベントではよくあるが、ソフトやTシャツをプレゼントする
ショーン・レーデン氏は「12月3日はプレイステーションの誕生日」とアナウンス

 Sony Interactive Entertainment Americaによるプレイステーション・プラットフォームの最新のタイトルを紹介するファンイベント「PlayStation Experience 2016」が開幕した。現地時間の12月3日と4日の両日、Anaheim Convention Centerで開催される。

 朝8時前から会場の前には果てが見えないほどの行列が出来上がり、ファンからは「プレイステーション! プレイステーション!」の大歓声が響き渡っていた。こう書くと「そんな大げさな」という人もいると思うが、米国でのイベントは盛り上がりがすさまじい。

 E3のような関係者を対象としたイベントでも、(日本では考えられないことだが)歓声が起こるほどの盛り上がりを見せる。今回はファンイベントと言うことで、その上をいく盛り上がりで、ワールドワイドスタジオの吉田修平氏が登場すると「YOSHIDA ! YOSHIDA !」の大合唱となったほど。ゲームのトレーラーが流されるとなおさらだ。

 「PlayStation Experience 2016」は、Opening Showcaseと呼ばれるカンファレンス形式のイベントで幕を開けた。米国のプレゼンテーションではよくあることだが、まずはタイトルも秘密の上でトレーラーが上映される。途中、何となくその内容が明らかになるにつれ会場が熱狂の渦に巻き込まれ、ラストにタイトルが出るともうお祭り騒ぎとなる。

 今回オープニングを飾った映像はシリーズ最新タイトルとなる「UNCHARTED THE LOST LEGACY」。中東のような薄暗い路地裏を進む、赤いフードをすっぽりと被った女性のようなキャラクター。そこかしこに死体が転がる紛争中の壮絶な現場は目を覆いたくなるほど。

 途中捕まり尋問されるがなんとか解放され、大きな爆音が聞こえる中、建物に。カギを開け中に入り込み、見つかりそうになる所をすんでで逃げ屋上へ。屋上から見渡せた町の風景は戦場だった。ここでアクションシーンに突入。男性相手に圧倒的な格闘技術で倒していくプレーヤーキャラクター。途中、仲間と思われる現地の女性らしきキャラクターも加わり戦いが繰り広げられ、最後にはタイトルコールが行なわれて興奮のるつぼと化した。

 冒頭の路地を進むシーンはまさに「UNCHARTED」シリーズに見られる場面で、会場のあちこちから歓声とともに「UNCHARTED?」というささやき声が聞こえてきた。それだけ待ち望まれたタイトルと言えるだろう。しかし、「UNCHARTED THE LOST LEGACY」に関しては、今回の「Opening Showcase」ではこの映像がすべてとなる。

会場前はクイズなどが出題された。日本のモノも多い
会場はかなり広いが、多くの人でギッシリ
【UNCHARTED THE LOST LEGACY】

 興奮冷めやらぬ中登場したSony Interactive Entertainment Americaのショーン・レーデン氏は「12月3日はプレイステーションの誕生日」と切り出すと、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

 今回の「Opening Showcase」の特徴的なところでは、日本メーカーのタイトルが数多くフィーチャーされていることと、プレイステーションなどで発売されていたレジェンドタイトルのリマスター版の開発発表だ。「パラッパラッパー」や「クラッシュ・バンディクー」のPS4での発売決定は大いに盛り上がった。

 そしてラストに恒例の「もう1つサプライズがある」の言葉とともに紹介されたのが「THE LAST OF US PART II」。死体が多数散らばる廃屋の奥でギターを弾く少女。廃屋が移った瞬間に、客席のあちこちから「THE LAST OF US」との声が上がり、ラストに向かって泣き叫ぶ人がいたほどの興奮が会場を包んだ。

 名作のリマスターが多数発表され、日本のゲームが多数発表されたが、やはりオープニングとエンディングはNaughty Dogの最新作の発表ということで、PS4世代のゲームの魅力の源泉がどこにあるのかがわかりやすいイベントとなっていた。

【THE LAST OF US PART II】