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「TERA」30人レイド・「古竜ベルゴス」先行体験会レポート
超高難度のレイドボスにプレーヤーはうれしい悲鳴! 果たして討伐できたのか!?
2016年11月20日 00:43
ゲームオンは11月19日、e-sports SQUARE AKIHABARAにおいてレイドボス「古竜ベルゴス」の先行体験会を実施した。
この「古竜ベルゴス」は、最大30人で挑戦できるレイドボス。当日は事前の抽選にて当選したプレーヤーが2部に分かれて来場し、アップデートに先駆けて「古竜ベルゴス」を体験することができた。
今回の体験会では「TERA」日本運営プロデューサーの野田真央氏、同日本運営チームGMの廣田瞬一氏が登壇。さらに、MCを務める山下まみさん、荒木奈々さん、ゲストのコットン太郎さんの5名で進行した。
「古竜ベルゴス」は戦闘が4つのフェイズに分かれた特殊なレイドボスだった!
「古竜ベルゴス」は、ダンジョン「破壊された神界の門」に出現し、レベル65から入場可能、最大30人で挑戦できる。1週間に1度クリアできるが、討伐に失敗した場合は再挑戦も可能。つまり、クリアしないかぎりは無制限で挑戦できるということになる。
また、「古竜ベルゴス」との戦いは第1~第4までの4つのフェイズで構成されている。それぞれ「4匹の竜」「ベルゴス登場」「崖っぷちのベルゴス」「怒ったベルゴス」と名付けられており、戦闘はそれぞれのフェイズごとに区切られている。クリアするたびに報酬を獲得することが可能だが、1度クリアしたフェイズはその週にはもう参加できない。
ちなみに、挑戦できるフェイズはその時点でのレイドリーダーがクリアしたフェイズが基準となる。そのため、例えば「ベルゴス」初挑戦のプレーヤーが、2つ目のフェイズをクリアしたレイドリーダーのレイドに参加してクリアした場合は、その週は2つ目までのフェイズには入場不可となる。すべてのフェイズの報酬を獲得したいのであれば、注意するべき点と言えるだろう。
肝心の報酬だが、基礎ステータスの高い「古竜ベルゴスのブローチ(スキル発動により力30、クリティカル発生30、攻撃速度+12%、異常状態解除)」、「妖羅凱帝装備」を「古竜ベルゴス装備」にアップグレードできる各種素材など、強力なものが用意されている。そういう点からも、やはり毎週すべてのフェイズをクリアしておきたいところだ。
強力な装備を身にまとった30人のプレーヤーがレイドに挑戦! その結果は!?
プレーヤーが「ベルゴス」討伐に向かう前に、参考として野田氏から運営チーム内で「ベルゴス」に挑戦した話が伝えられた。このときは10名ほどのパーティを組み挑んだようだが、てんで歯が立たなかったとのことだ。ゲームオン社内で「『TERA』の生き字引」と呼ばれ「デバッグ王子」の異名を持つ廣田氏をして「倒すのは至難」とまで言わしめたのが、この「ベルゴス」なのだという。
とは言うものの、今回の来場者はタンカー4名、ヒーラー8名、アタッカー18名というフルメンバーで、その上、強力な装備も用意されている状況だ。ゆえに、この条件でプレーヤーパーティがどこまで戦えるかというのが1つの注目ポイントともなった。もちろん、状況を存分に楽しんでもらうべく、敵の予備知識は一切なしの真剣勝負である。
第1フェイズ「4匹の竜」では、それぞれ異なる攻撃手段を持つ4体の竜を撃破することになる。4体同時に戦わなければならないため、プレーヤーは4チームに分けられて挑戦することになった。戦いが開始されると、竜の激しい攻撃によって、いきなり全体の半分近くが戦闘不能に。その後、4体の竜が一斉に「ベルゴス」の召喚を始めたが、これを止めることができず、喚び出された「ベルゴス」によってあっという間に全滅させられてしまった。
ちなみに、この召喚された「ベルゴス」とは戦えるわけではなく、「ベルゴス」が出現した時点でプレーヤーの敗北が決定するという演出になっている。パーティは果敢に2回目のチャレンジをするも、初見である竜の攻撃の多さにはやはり対処しきれず、脱落者が続出。結局、最後はまたも召喚された「ベルゴス」に全滅させられ、その圧倒的な力を目の当たりにしていた。
その後、第2フェイズ「ベルゴス登場」も体験することに。このとき、物語としてはパーティが4体の竜を倒した前提で、「ベルゴス」がその復讐としてパーティの前に姿を現わす、という流れになっている。この「ベルゴス」登場シーンは圧巻で、その巨大さもゲーム市場最大。「ベルゴス」の姿全体を画面に収めようとすると、プレーヤーキャラクターがかなり小さくなるほどだ。
強さもトップクラスで、初挑戦ではその攻撃範囲の広さ、そして威力の高さにパーティは即座に全滅。立て続けに挑戦した2回目もまた、あえなく全滅するという展開になった。ここでいったん短い休憩時間となったが、ここではプレーヤーが作戦会議を行なうなど、その強さに萎縮するどころかモチベーションの高さがうかがえるような一幕もあった。
こうして3回目の挑戦前にはそれまでの経験を生かして避けられるべき攻撃を見極めつつ、これまでよりも長く生き延びるというかなりいい戦いとなった。しかしそれでもまだまだ初見の攻撃は多く、やはり全滅。最後に挑んだ4回目もまた同様に全滅……と、ついに勝利することはできなかったが、今回は「ベルゴス」を体験することが主目的ということもあって、来場者は一様に楽しみながらプレイしていたようだ。パーティリーダーを務めていたプレーヤーがコメントを求められると「覚えることは多いがパターンをつかめば何とかなるかも」と希望をにじませてもいた。
ちなみに、さきに実装済みの韓国版「TERA」では、すでにクリアしたプレーヤーも出ているとのこと。それを踏まえた上で、廣田氏は「日本のプレーヤーの皆さんも1週間程度でクリアする人が出てくるのではないでしょうか」とコメントした。「クリアまでは何度でも挑戦できる」という部分が1つのカギとなりそうだ。
「アーチャーリニューアル」などのアップデート情報も公開
会場では、「古竜ベルゴス」体験のほかに、最新アップデートについても公開された。「アーチャーリニューアル」では、スキルの威力が全体的に向上したり、走れるようになるほか、任意の方向への跳躍も可能になるという。エフェクトも派手になり、威力でも見た目でもパワーアップを果たしているとのこと。
また、飛行可能な大陸にシャラ北大陸が追加。これによって、ついに「TERA」全土が飛行可能ということになる。そのほかにも、過去に存在した「時空の亀裂」が再登場することも合わせて伝えられた。
なお、今回の「古竜ベルゴス」を含めたアップデートは、11月30日に実施予定。この意外に早い実装日の発表には、来場者も大いに喜んでいた。野田プロデューサーは「実装まであと1週間ちょっとなので、それまで十分に準備を行ない楽しみに待っていてほしい」と述べ、体験会を締めくくった。
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