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「ガンプラEXPO ワールドツアージャパン 2016 WINTER」開催!
「鉄血のオルフェンズ」中心に、「MG ZZ Ver.Ka」など新製品ズラリ
2016年11月19日 20:49
バンダイホビー事業部は秋葉原UDXにて、11月19日から23日まで「ガンプラEXPO ワールドツアージャパン 2016 WINTER」を開催している。今回は一般開場に先がけメディア向け内覧会に参加した。新製品を写真を中心に紹介していきたい。
今回の中心となるのは10月より2期が開始された「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のモデルである。入口の巨大モニターでは28話冒頭の新機体「ガンダムバルバトス ルプス」の登場シーンから、ライバルとなる「ガンダム ヴィタール」の対決シーン、そして1/1スケールのルプスの武器「ソードメイス」を見ることができる。
「鉄血のオルフェンズ」は従来の作品以上にホビー事業部との連携が密なガンダム作品である。新機体が登場する週には、メイン商品である1/144スケールの「HG(ハイグレード)」のプラモデルが発売されるようになっており、ユーザーは劇中での印象深い機体をすぐに立体物で楽しむことができる。アニメでの印象深いギミックも再現されており、劇中の限られた活躍シーンを、ユーザーはプラモデルを通じて大きく膨らますことが出来るのである。
もう1つのラインナップが1/100シリーズだ。「鉄血のオルフェンズ」のMSは内部フレームに外装をつけるコンセプトで統一されており、“ガンダム”は、300年前の大戦で製造された“ガンダム・フレーム”を使用しているというのが設定である。1/100ではこのフレーム構造を再現、そこに外装をはめていくのが大きなセールスポイントになっている。
2期の1/100プラモデルは1期以上にこの傾向を強めているという。アニメの作画でもフレームは設定しているが、ホビー事業部では可動構造の考証も協力し、MSのデザインを行なうメカデザイナーに1/100用によりディテールと可動にこだわったフレームデザインを発注し、それを商品化しているという。つまりアニメ以上に細かく、精密なフレーム構造が楽しめる商品となっているのだ。
ちなみにホビー事業部では1/100のプラモデルブランドとして「MG(マスターグレード)」があるが、今回の1/100がMGでないのは、MGはホビー事業部が独自の解釈を加えて設計するブランドだからだという。デザイナー中心の今回のシリーズとはコンセプトが異なるのだ。
もちろん会場ではオルフェンズ以外の多彩な新商品も見ることができる。大きなニュースとしてはZZガンダムのカトキハジメ氏のアレンジ「MG ZZガンダム Ver.Ka」発売決定、「Re/100」の次の作品としてのシルエット展示だろうか。プレミアムバンダイでの「MG ジムII」や、「MG νガンダムHWS Ver-.Ka」などの展開も楽しい。「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の、「アトラスガンダム」。「SDガンダム」の「頑駄無真悪参」なども楽しいところだ。
圧巻なのは「PG ユニコーンガンダム3号機フェネクス」をその場で見れるところ。LEDによって光るサイコフレームをしっかり確認できる。個人的にうれしかったのは「MG ジム スナイパーII(ホワイトディンゴ仕様)」。ゲーム「コロニーの落ちた地で」の機体で、今回は参考出展だが、ぜひ商品化して欲しい。
そして「ガンプラEXPO」のもう1つの目玉がモデラー達の作品が集う「ガンプラビルダーズワールドカップ2016」である。こちらは別稿で取り上げていきたい。