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【スマホアプリ今日の1本】「ジャスティス モンスターズ ファイブ」アップデート後は動作が軽快!
スマホで遊べる「FFXV」のミニゲーム。アメコミタッチの「FF」キャラにも注目
2016年11月14日 00:00
「ジャスティス モンスターズ ファイブ」の3大ポイント
・「FFXV」のミニゲームが一足早く遊べる!
・ピンボールの爽快感を踏襲したバトルシステム
・9月のアップデート後は動作が軽快に
おそらく日本中のゲームファンが注目しているであろう、11月29日発売予定の超大型タイトル「ファイナルファンタジーXV(FFXV)」。残り2週間ほどに迫った発売日を心待ちにしている読者も多いと思うが、そこで今回は「FFXV」に関連するAndroid/iOSゲームアプリ、その名も「ジャスティス モンスターズ ファイブ」をご紹介したい。
「FFXV」の主人公のノクトと仲間たちがハマっているピンボール(ゲーム中でもミニゲームとして遊べるとのこと)をスマートフォンでも遊べるようにしたもので、「FF」シリーズでおなじみの敵モンスターが数多く登場する。
ゲーム内のミニゲームという設定ながら、ストーリーまでしっかり作り込まれている。モンスターたちが平和に暮らす銀河系ノヴァに、突如来襲したガーゴイルプリンス率いるバハムート大艦隊。ノヴァを救うために立ち上がったヒーローチーム・ジャスティスモンスターズはリーダーのハッピーボムの身を挺した作戦により、辛くもバハムートの艦隊を退ける。その100年後、再び襲来を開始したバハムート艦隊に対し、新生ジャスティスモンスターズ5が立ちはだかった!
先でも少し触れたが、本作はピンボールをモチーフにしている。ただし、得点を稼ぐことを目的としている通常のピンボールと異なり、本作の目的は敵モンスターを倒すこと。味方モンスターたちの乗る小型宇宙船“ボールポッド”をピンボールの球に見立て、敵にぶつけてダメージを与えていくのだ。
また、本作には球を打ち返すフリッパーも、球が落下する穴もない。乱暴な言い方をすれば、フィールド下側の全体がフリッパーになっているとも言える。そのため、球が落下する心配をせずに、敵への攻撃に集中できるというわけだ。
本作は一般的なピンボールに比べてもシンプルな作りなのだが、しっかりとスマートフォンゲームとして成立している。
それは爽快感に起因するものだと思われる。実際のピンボールでも球がスコアバンパー(フィールドに設置された丸形の役物で、球が触れると弾き飛ばす)に連続で弾かれる様は、じつに小気味よく爽快な眺めだが、本作にも似た要素があるのだ。球が敵にヒットすると、バンパーに当たったときと同じように勢いよく弾かれる。さらに左右の壁も通常のピンボールとくらべて弾力的な印象を受けた。
その結果、球が敵や壁に当たったときの爽快感が通常のピンボールよりも強い。とくに敵が壁際に近い位置にいる場合は、球が短時間のうちに敵→壁→敵→壁……と往復し、スコアバンパーに連続ヒットしたときと共通する快感を得ることができる。このときばかりは、倒すべき対象であるはずの敵モンスターのHPが有限なのが残念なほどだ(笑)。
さらに、イラストがアメコミタッチなのも興味深い。好みの分かれるところではあろうが、これまでにスクウェア・エニックスがリリースしてきた作品とは一線を画している。スクエニ作品にはないテイストゆえに、新作の「FFXV」に対する期待と(いい意味での)不安が否応なしに高まっていく。これを狙ってやっているのだとしたら「すごい!」の一言だ。
それともう1つ、本作について触れておきたいのが9月に行なわれたアップデートだ。筆者はアップデート前からプレイしていたが、以前に「あー、ここは直してほしいなー」と思ったところがいちいち改善されている。たとえば、アプリ自体の全体的な動作速度。前は少しもっさりとした感じがあったが、アップデート後はかなり軽くなり、快適に遊べるようになった。メニュー画面で各メニューにタッチしたときのレスポンスもいい。アプリを起動したときのデータチェックも短くなったようにも感じられるが、これは気のせいかもしれない。ともかく、そう感じられるくらい、全体的に快適になった印象だ。
今年1番の注目タイトル「FFXV」に登場するミニゲーム。「FFXV」の予習という意味でも、ぜひ1度やってみることをオススメする。未プレイの人はもちろんなのだが、“アップデート以前にプレイしてみたがイマイチだった”という人にこそ、アップデート後の快適さを知ってもらいたい1本だ。