ニュース

「三國志13 with パワーアップキット」、最新情報公開

新要素「威名」についてや「一騎討ち」、「舌戦」など

12月22日 発売予定

価格:
【三國志13 with パワーアップキット】
9,800円(税別)~
【TREASURE BOX】
14,800円(税別)~
【パワーアップキット単体】
5,300円(税別)~
プレイ人数:1人

 コーエーテクモゲームスは、12月22日発売予定の「三國志13 with パワーアップキット」の最新情報を公開した。

 「三國志13 with パワーアップキット」は、発売中のPS4/3/Xbox One/Windows向け歴史シミュレーション「三國志13」に数々の新要素を加え、英傑たちの生き様を、より深く、より自由に堪能できるように進化させた作品。

 今回は、武官系や軍師系「威名」システムや、君主の戦略方針を示す「君令」、「要衝」といった情報が明らかになった。

 さらに「一騎討ち」や「舌戦」、「結婚・子育て」の内容や、イベントエディタをはじめとした「編集機能」についてなど、本作のパワーアップ要素を紹介したい。

「君令」や「要衝」の新情報はじめ、新要素「威名」など紹介

君主の戦略方針を示す「君令」を追加

 本作では、勢力を特徴づける新要素として「君令」を追加した。

 「君令」は、君主の威名に応じた勢力ごとの方針となる。「君令」の種類に応じて勢力全体の内政・軍事・外交が強化され、各勢力の戦略を特徴づける。「君令」は君主の「威名」に紐づいており、「その君主ならでは」の戦略を可能にする。

 「君令」が武将固有の威名を所持していると、君令には、武将固有の個性が強く現れる。たとえば劉備であれば、人口の増加速度や傷兵の回復速度を上昇させる君令「大徳顕示」によって、長期戦でも兵力を維持して戦い続けることができる。

【スクリーンショット】
君令「大徳顕示」により、人口の増加速度、及び負傷した兵の回復速度が大きく上昇する

プレーヤー以外の君主の威名も勢力の拡大と共に成長していく。1都市しか持っていない190年の段階では「袁紹」の威名は「名将」で君令は「英姿颯爽」となる
10都市を保有するようになった200年の段階では「袁紹」は強力な固有威名「名家頭領」を得て、君令も固有の「耀武揚威」に変化していく

新要素「威名」

 新要素「威名」とは、武将が天下に対して名乗る称号、いわば職業のようなもの。武将の実績に応じて解禁され、新たな「威名」を名乗ると、その「威名」独自の特性を得たり、新たな行動ができるようになる。

 その中でも今回は軍師系、武官系の「威名」を紹介する。

・軍師系

【軍師系威名系統図】
人材の登用や抜擢、計略、采配戦闘、軍勢指揮など様々な局面に特化した軍師になれる

【軍師系コマンド】
思索:「諸葛亮」が思索をしている画像。軍師系統の威名【弁士】が使用するコマンドで、自身の戦術を鍛える。戦術経験値が一定以上になると戦術の効果が強化され、戦闘を有利に運ぶことができる
歓談:「王允」が歓談をしている画像。軍師系統の威名【顔役】が使用するコマンドで、同一都市の武将1名の忠誠を上昇させる。勢力内の結束を高め、敵からの引き抜きを防ぐコマンド
占拠:「諸葛亮」が占拠を実行している画像。軍師系統の威名【参謀】が使用でき、他勢力が支配している要衝を自勢力に寝返らせるコマンド。重要な拠点である「要衝」を戦わずして奪うことができる
流言飛語:[言羽](賈ク)が流言飛語を実行している画像。軍師系統の威名【怜悧狡猾】が使用でき、他勢力の武将の忠誠を下げられる。都市に所属する武将複数の忠誠を一気に下げられる強力なコマンド
人心操作:張角が人心操作を実行している画像。軍師系統の威名【巨魁】が使用するコマンドで、同一都市の武将2名の忠誠を上げ、自身に対して「畏敬」状態にすることができる。「畏敬」状態にすると親近感が飛躍的に上げやすくなり、ひいては絆を結びやすくなる

・武官系

【武官系威名系統図】
一騎討ちや采配戦闘に特化し、特殊な自己鍛練や一騎討ちコマンド、戦場での特性を持つ

【武官コマンド】
稽古:「関羽」が稽古を実行している画像。武官系統すべての「威名」で使用できるコマンド。相手を指定して互いに武力を鍛えることができる。実行すると武力経験を得て親近感を高めることができる。多くの武将と刃を交えて親近感を高めていく武人らしいプレイが可能になる
要衝調査:「趙雲」が自勢力の要衝「長坂」を調査している画像。武官系統の威名【勇士】が使用するコマンド。要衝にて兵糧を獲得することができる。さらに、威名【剛勇】の使用する「要衝査察」や威名【勇将】の「出稽古」だと集落種類に応じてさらなる成果を獲得できる
一閃:「呂布」が「張飛」との一騎討ちで一閃を実行している画像。武官系統の威名【達人】、【万夫不当】、【武術師範】だけが持つ特性。一騎討ちの開始時の一撃で相手体力の一定値を必ず削り、大きなアドバンテージを得られる
一騎当千:武官系統の威名【万夫不当】だけが持つ特性で、采配戦闘にて効果を発揮する。敵部隊から挟撃を受けた際は挟撃の効果を無効化し、自分の部隊が挟撃した際は敵部隊の士気を大きく下げる
挑戦(発動前):武官系統の威名【万夫不当】だけが使用できる、采配戦闘中に実行するコマンド。隣接する敵部隊を選択し、その部隊の部隊長に一騎討ちを挑むことができる

「要衝」と「城塞」

 「要衝」は都市と都市の間にある集落や港など名前のついた地域のこと。軍勢を布陣させたり、制圧すると「城塞」を建築することができる。「城塞」とは制圧した「要衝」に建設できる軍事施設で様々な効果を持つ「城塞」などがある。

 「要衝」にはレベルが存在し、より高いレベルの「要衝」だと建築できる「城塞」の種類が増える他、建てた「城塞」の耐久度が上昇する。

【要衝を活用した攻防】
画像は、「劉備」勢力が支配する「小沛」が、3方向から迫る「呂布」勢に多面的な攻撃を受けている様子。各軍勢に圧倒的な兵力を持つ「呂布」勢だが、事前に「要衝」に建設した「城塞」に布陣して向かえうつことで、多方面から侵攻してくる敵勢力に対しても対抗することが可能となる

【城塞】
兵糧庫:1日ごとに1日分の兵糧を出陣元都市から補給する城塞。遠征時や長期間要衝に布陣したいときに活用でき、軍勢の行動期間を飛躍的に伸ばす強力な城塞。また、采配戦闘中には、本陣周辺の部隊は兵糧が減らなくなる
防砦:高い耐久度を誇り、「城塞」の上で発生した戦闘の戦場を「関」に変えるという最高の防衛機能を備えた城塞。「防砦」が建てられた「要衝」での戦闘は「関」と同じ戦場になる
港:城塞は港にも建設することができる。港でも他の「要衝」と同様に布陣した軍勢の戦術力を強化することが可能

「編集機能」について

 「三國志」シリーズ初となる「イベントエディタ」を実装した「編集機能」について紹介したい。

イベント編集

 「イベント編集」ではイベント・依頼という2種類のイベントを作成することができる。イベントでは本編に登場する歴史イベント形式のものから、本拠や武将を訪問した際に発生する汎用的なイベントまでを作成することができる。

 「一騎討ち」や「舌戦」を交えたイベントで武将と絆を結ばせたり、主人公の所持金を増やしたりと自由な内容の絆依頼や依頼を作成し、武将の身分や能力値といった条件や、イベント内での会話演出、武将の所属変更や勢力滅亡などのイベントの結果を設定することができる。

【イベント編集画面】

内容編集

 「内容」では、武将の会話イベントの内容を設定することができる。

 ここで設定できるのは、イベント中の背景CG、イベント中で会話する話者となる武将、会話の内容となるメッセージ、イベント中のBGMなど多岐にわたる。

 またイベント内で登場する武将は、主人公や史実武将だけではなく、武力が70以上など、おおまかな条件で抽出した武将を設定可能。さらに、自分で作成した登録武将も設定できる。

【内容編集画面】

分岐

 イベントを作成する際に概要で分岐を「あり」に設定すると、イベント内で選択肢を表示することができる。主人公の選択次第でイベントの展開を変化させるという演出も可能だ。

【分岐設定画面】

【作成イベント】
「イベント編集」を使用したイベントの作成例。このイベントでは、劉備、関羽、張飛の息子である劉禅、張苞、関興が父親にならって桃園の誓いを結ぼうとしている

登録名品

 登録名品とはプレーヤーオリジナルの新しい名品のこと。作成するには、元となる既存の名品を選択して、その名品の名称やCG、効果、値段、価値などを変更・編集することで新たな名品を作成できる。

【登録名品編集画面】

登録戦法

 登録戦法とはプレーヤーオリジナルの新しい戦法。

 作成するには、元となる既存の戦法を選択して、戦法の名称や、選択した戦法に設定されている攻撃力上昇などの効果の量、効果範囲などを変更・編集することで新たな戦法を作成できる。

【登録戦法編集画面】

都市編集

 シナリオ内で、都市の内政値や人口、耐久などを編集できる機能。各都市に設定されている繁栄に応じた商業・農業・文化といった内政の数値や兵役人口や都市の耐久といった軍事面での数値を編集でき、プレーヤー好みの都市状況を作り出すことができる。

【都市編集画面】

勢力編集

 シナリオ内で、勢力間の恩義数、同盟・停戦期間を編集できる機能。

 任意の勢力を選択することで、プレーヤー武将の所属する勢力との貸恩義と借恩義の数値を編集できる。

 その他にも、選択した勢力との同盟・停戦の締結や、期間の延長・短縮を行なえ勢力間の関係を自在に設定することができる。

【勢力編集画面】

結婚と子育て

絆紹介

 「三國志13」では異性武将との絆を深めることで夫婦になることができたが、本作では、絆武将や同志を訪問した際に、その武将の養子として育てられたイベント配偶者と夫婦にならないかと紹介されることがある。

【絆紹介】
イベント配偶者と夫婦にならないかと紹介されることがある

子供誕生

【子供誕生】
配偶者を訪問し、一夜を明かすことがきっかけに子供が誕生することがある

子育て

 子供が4歳以上になると、将来に向けての教育を行なえるようになる。ここでは、子供のどの能力を成長させるかを決めていくことができる。

【子育て】
子供が4歳以上になると、将来に向けての教育を行なえ、能力についても決めることができる。子供が12歳になると冠礼を行い、武将として登場する

一騎討ちと舌戦

 一騎討ちと舌戦は、共に新しいルールでの戦いとなる。

一騎討ち

【一騎討ち】
一騎討ちでは、開始と同時に全5合分の行動をあらかじめ入力しておくことになる。必殺は通常の状態でも使用できるが、心・技・体を入力することでより強力な必殺を使用することができる。相手の行動のうち、いくつかはあらかじめ予告されているため、その情報をヒントに相手の狙いを読み取り、適切なコマンドを入力しなければならない
コマンドを決定すると、決めておいたコマンドに従って一騎討ちが進む。相手の体力を0にするか、5合すべて終了したときに体力がより残っている方が勝利となる
見事、一騎討ちに勝利!一騎討ちでは武力の高い武将が有利になるが、相手の行動を読み切ることができれば、武力で劣っても逆転勝ちが可能

舌戦

【舌戦】
舌戦では、新しい要素として各合に「時勢」が割り振られる。「時勢」は天数・学識・道義の3種類があり、プレーヤーのコマンドにも属性が割り振られる。
選ぶことができるコマンドは、主張・挑発・反論の3種類あり、それぞれが一方に強く、一方に弱い三すくみの関係になっている。また「時勢」と属性が一致したコマンドは、その間は強化される。(主張→大主張に変化)強化されたコマンドは、同種の強化されていないコマンドに対して一方的に勝つことができる。
1度選んだコマンドは消費されて、その舌戦中に2度使用できない。また、同種のコマンドは連続した合で使うことはできない。コマンド選択は目の前の状況だけでなく、一手先、二手先まで見すえて選ぶことが重要となる
舌戦を行なう武将が特技「弁舌」を持っていると、そのレベルに応じて「無視」コマンドが追加で使用可能になる。「無視」は相手の出したコマンドに関係なく、その合の勝負を無効にする強力なもの。「無視」を使うタイミングが大きく勝敗を左右する
相手の気力を0にするか、5合終わった後に気力が多く残っている方が勝利。1合ごとに変化するコマンドの選択肢やコマンド間の強弱を把握し、数手先まで考えたコマンド選択が勝利の秘訣となる

武将スチル

【武将スチル】
諸葛亮(戦闘用CGを追加):字は孔明(こうめい)。諸葛瑾の弟。諸葛均の兄。諸葛瞻の父。司馬徽の門に入って「伏龍」と呼ばれ、劉備に三顧の礼で招かれると、孫権軍を動かし、赤壁の戦いで曹操軍を破った
黄月英(新CGに変更):黄承彦の娘。諸葛亮の妻。諸葛瞻の母。 容貌は醜かったが、天文地理兵法に通じる才女。南陽にいた諸葛亮に求められて妻となり、諸葛亮の学問を助けた。夫が死ぬと、後を追うように世を去った。史実では、容貌が醜いと語って男を寄せ付けなかったが、本当は天女のような美貌だったとする伝承もある
司馬懿(戦闘用CGを追加):字は仲達(ちゅうたつ)。司馬師、昭の父。司馬炎の祖父。荊州の関羽が襄陽を攻撃した際、孫権と同盟して関羽を攻める策を献じた。曹丕の信任を受け、曹叡の代には雍州と涼州の軍事を統括。諸葛亮と馬謖の計略で謀反を疑われ、一度は職を解かれるが、諸葛亮が北伐を始めると復職
張春華(新CGに変更):司馬懿の妻。司馬師、昭の母。司馬懿が曹操からの仕官の誘いを仮病で断った時、書物を片づけるところを召使いに見られ、仮病がばれないように召使いを殺した。このことから司馬懿に一目置かれるようになる
夏侯覇(新CGに変更):字は仲権(ちゅうけん)。夏侯淵の長男。夏侯威、夏侯恵、夏侯和の兄。諸葛亮の第5次北伐で司馬懿に抜擢され、弟の夏侯威と共に先鋒となる。公孫淵の反乱でも司馬懿に従い、卑衍を斬った。曹叡の死後、実権を握った曹爽と親しかったが、曹爽が司馬懿に討たれると、蜀に亡命し姜維に従う。以後、姜維の北伐に従軍。262年、鄧艾と司馬望の空城の計にかかり、石矢を浴びせられ戦死した。
関興(新CGに変更):字は安国(あんこく)。関羽の次男。関統の父。張苞の義弟。 関羽が孫権軍に敗死し、劉備が復讐の兵を挙げると戦列に加わり、先陣争いをした張苞と義兄弟になる。関羽の復讐戦で呉の李異、周平を斬り、関羽を捕らえた潘璋を討って青龍偃月刀を奪い返す後に諸葛亮の北伐に参加。西羌軍との戦いでは越吉を斬るなど活躍するが、第5次北伐の直前に病死した
張苞(新CGに変更):張飛の長男。張紹の兄。張遵の父。関興の義兄。張飛が部下の范彊・張達に殺され、范彊らが呉に逃げ込むと、劉備の指揮下に入って呉討伐軍に加わる。その先陣争いで関興と義兄弟の契りを結び、2人で協力して緒戦で勝利。呉から送り返された范彊と張達を斬って父の仇を討った。その後、諸葛亮の北伐に参加。第3次北伐で魏の郭淮、孫礼を追撃中に谷底に転落し、その傷が原因で死亡した
馬岱(新CGに変更):馬超の従兄弟。馬騰の兄の子。馬超が曹操に復讐戦を挑むと従軍し、各地を転戦。最後は馬超と共に劉備の配下となる。その後は諸葛亮の南蛮遠征や北伐に加わり、魏延が諸葛亮に反抗するようになると、諸葛亮の意をくんで魏延の副将となり監視する。魏延が反乱すると、諸葛亮の遺計に従って魏延を斬り、魏延の爵位を受けた

ファンが選ぶ 「三國志」復刻武将CG獲得スペシャル企画

 「三國志13」の公式Facebookにおいて、『ファンが選ぶ「三國志」復刻武将CG獲得スペシャル企画』第2弾を11月4日から11月11日まで実施する。

 本企画は、「三國志」歴代タイトルの武将CGの中から、ファン投票によって選ばれたものを復刻してダウンロードコンテンツとして配信する、ユーザー参加企画。

 ファン投票は、国内の「三國志13 公式Facebook」とアジア向けの「三國志公式Facebook」にて4週連続で開催し、合計8点の武将CGを「三國志13with パワーアップキット」用に復刻する。

 投票は、国内/アジア向けどちらのテーマについても可能となっており、復刻する全ての武将CG(国内4点、アジア4点)は、ダウンロードコンテンツとして期間限定で無料配信される。なお後日、有料ダウンロード販売を行なう場合がある。

【投票ページ】
https://www.facebook.com/KT.sangokushi13/(国内)

https://www.facebook.com/TWKT.sangokushi(アジア)