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稼働に向けて出発進行!「電車でGO!!」のロケーションテストを開始

プロデューサーの川島健太郎氏インタビューも掲載

11月5日~11月8日 ロケテスト実施

会場:
タイトーステーション 池袋西口店
タイトーステーション 海老名ビナウォーク店
料金:300円/1プレイ(税込)

開店前からプレイを待つ列ができていた

 タイトーが2017年春の稼働を予定しているアーケード版「電車でGO!!」。このロケーションテストが2016年11月5日~11月8日までの期間、東京・池袋にあるタイトーステーション 池袋西口店と、神奈川・海老名にあるタイトーステーション 海老名ビナウォーク店にて開催されている。今回はロケテ初日の池袋西口店を取材したので、その様子をお届けしよう。

 店舗は午前10時のオープンにもかかわらず、プレイするために待つ人の列が早朝からできていた。1番早くに並んだ人は、朝6時に来たという。開店と同時にロケーションテストは開始されたが、配られた整理券の番号は、この時すでに25番を越えており、プレイできるのは約3時間後という人気ぶりだ。

筐体は入り口すぐ右側に設置。すでにこの人だかり
型番は「クハ40-410」。発表会の時は「400」だったので、それからバージョンアップされていることがわかる

 今回のロケーションテストでプレイできるのは、山手線内回りの原宿-恵比寿間。トータルで7分弱程度のプレイ時間となる。ミッションは「新人」と「熟練」を選ぶことができ、新人ミッションをクリアすると熟練ミッションがプレイできるようになる。なお、NESiCAを使用してゲームを遊ぶと、プレイ内容や結果に応じて、本サービス時に専用の称号がプレゼントされるとのことなので、持っている人は忘れずに持参するようにしよう。

 一通りの説明が終わったらいよいよプレイ開始だ。正面と左右に配置されたディスプレイにより、これまでのシリーズよりもリアルさが増している。駅のアナウンスが終了すると、下にあるタッチスクリーンの扉閉灯が点灯。ここからは実際に電車を動かすことになる。なおこの時、扉閉灯をタッチすると「扉閉灯指差喚呼」により加点されるので、忘れずにタッチするようにしよう。

 「出発、進行、定発」のかけ声とともに出発進行。原宿を出てすぐは、制限速度が60km/hなので、そこまで加速して惰性走行に移る。制限速度を守って走っていると「制限速度遵守」で500点が加算になる。加えてこれを保ったまま定点ポイントを通過すると、「定点ポイント速度遵守」で480点が加算される。なお、定点ポイントが近くなると画面左下に表示が出て、どのくらいで近づくのかがある程度わかるようになっている。

「新人運転士が挑む、最終試験。」が新人ミッション
出発、進行!
速度を守って走るとポイントが加算される
外回りの山手線とすれ違うシーンも

 しばらく走ると渋谷駅に到着。停止位置から5m以内に停車する必要がある。なお、駅構内に進入してすぐに警笛を鳴らすと「運転士の気配り」という加算ポイントを得ることができる。

 停止位置は白い幕のような表示で表されているので、そこに向かって停車することになる。なお本作ではミリ単位まで距離が測れるようになっている。停車した後は、外から見た視点でのリプレイが流れるのはこれまでのシリーズと同じだ。それが終わると「駅間リザルト」が表示され、停止位置や到着時間、速度遵守、安全運転、運転士の気配りの5項目について評価される。停止位置と到着時刻、総合スコアがCランク以上であればミッションはクリアとなる。

停車駅が近くなると表示が出る。停止位置から5メートル以内に停車する
駅構内に進入。線路奥に見える白い壁が停止位置
停止位置までの距離はミリ単位まで表示可能
電車が止まるまでのリプレイを表示
最後には駅間リザルトを表示

 渋谷に停車した後は恵比寿へ向かう。ドア開放のSEが流れ、駅アナウンスが終われば扉閉、発車だ。しばらく埼京線ホームが続く間くらいは速度40km/h。その次は75km/hまで加速する。いったん60km/hまで落とした後、再び75km/hへ加速。駅が近くなると50km/hまで速度を落とさなければいけないので、定点ポイントが近くなったらブレーキをかける。

 到着後は同じようにリプレイ→駅間リザルトの表示となるほか、ここで終着駅なので「総合リザルト」「ミッションリザルト」も表示される。停止位置、到着時刻、総合スコアすべてがCランク以上だとミッション成功だ。

 今回のロケーションテストでプレイできるのはここまでだが、だいたいの流れはおわかりいただけただろうか。あとは実際にプレイしてみて、その感触を確かめてほしい。

渋谷から恵比寿へ向かう
40km/hの区間速度を維持したら次は75km/hまで加速
駅の構内は制限速度50km/h
ここでもしっかりと停止位置に止めるようにしよう
渋谷-恵比寿間の区間リザルトを表示
原宿-渋谷、渋谷-恵比寿間の総合リザルトが表示される
最後にミッションリザルトが評価されて、Cランク以上だとミッションクリア

本作プロデューサーの川島健太郎氏にインタビュー

「電車でGO!!」プロデューサー 川島健太郎氏

 ではここからは、ロケーションテストの様子を見に来た本作プロデューサーの川島健太郎氏にインタビューできたので、その内容をお届けする。

――いよいよロケーションテストが始まりましたね

川島氏: 開発ロケーションテストなので、そんなに広く告知はしていなかったんですが、朝6時半から並んでいただいてありがたいと思っています。びっくりしました。

――ロケーションテストで何を試されるのですか

川島氏: 開発ロケーションテストなので、筐体の耐久性に加えて、お客様に実際に遊んでいただいたときの不具合を確認するというのがメインの趣旨です。ただ、ここまで出来上がったので、お披露目といいますか、待っているお客さんもたくさんいらっしゃいますので、報告的な意味合いも含めています。

――今回は山手線の原宿-恵比寿間ですが、そこを選んだ理由があるのですか

川島氏: 風景を見ていただくとわかるのですが、夏なんですね。開発でロケハンをしていて、風景のきれいなところ、まずは山手線からというのは決まっていたので、探したときにたまたまそこがきれいだったので、そこから始めましょうというのがスタート地点だと思います。新宿とかだとずーっとビルだったりしますし。緑もあって、代々木体育館とかもあって、風景のバリエーションがあったのがそこだった、ということですかね。

――稼働は来春からですね

川島氏: そうですね。一応来春とはお伝えしていますが、ゲーム業界の春は長いので(笑)。ひょっとしたら夏と言うかもしれませんし。もちろん、スケジュールを引いて作っていますが、クオリティに関して現状、満足はいっていません。20年間お待たせしている製品ですから、中途半端なものでなくて、きちんとしたもの、我々も満足して、自信を持ってお送りできるものを作ろうと思っていますので、そこも見直しているところです。

――どのあたりを作り込んでいくことになるのでしょうか

川島氏: 今、山手線が出ていてきれいなんですが、“リアルできれい”という所までなんですよね。鉄道が好きな方に話を聞く機会があって、京浜東北線に乗っていたとき、夕方に横浜のところで夕日が差していてきれいだったんですよ、みたいなことをおっしゃっていて。鉄道にまつわる光景は心に焼き付いている。そこまで情緒的な映像にまで踏み込めないかと考えています。

――本作は今までのシリーズとどう異なるのでしょうか

川島氏: ゲーム性において変わったのは、今回は加点方式だということです。褒めてもらえます。昔の「電車でGO!」はものすごい勢いで怒られる(笑)。今回はどんなことをやっても、例えば歩道橋のところで子どもが手を振っていて、そのときに警笛を鳴らしても加点をする。こういう細かいところでの加点ポイントがたくさんあって、それを探すゲーム性になっています。そこが大きく変わったところですね。

 また停車位置に関しては、これまではセンチ単位でしたが、ミリ単位まで計れます。やりこみ要素もありますし、初心者の方でも、いろいろなことをやると褒めてもらえるので、ちょっと遊ぶだけでも気持ちよく電車を運転できるというところで、初心者からマニアまで満足できるゲーム性にしたいと思っています。

――ちょっと気が早いですが、路線はどうやって増えていくのでしょうか

川島氏: 山手線というのは“電車界の甲子園”的なところがありまして。山手線はきちんと1周つないでいきたいというのは当然あるんです。今までの「電車でGO!」は1筐体1路線だったんですよね。でも今回からは配信でステージをつないでいくことができます。もちろん私鉄の配信もあるでしょう。

 またやりたいことの1つに、震災や天災で被災されていて、今不通になっていたり、一部開業している路線を追加させていただいて、その路線を遊んでいただいたインカムの一部を復興に寄付させていただくといったこともやりたいですね。

 また、今の路線だけでなく、例えば昭和30年代、40年代の中央線とか、資料をたくさん提供いただくことによって、完全再現できます。あそこまでリアルだと、資料性も出てきます。そういう意味でも、ハイクオリティなCGで電車を作っていくということも、資料性という意味がある。そういう観点からもステージを追加していきたいですね。廃線の旅というのもやりたいですね。

――最後に読者にひとことお願いします

川島氏: 土、日、月、火と、池袋と海老名でロケーションテストをやっていますので、見に来てください! びっくりすると思いますので。昔「電車でGO!」を遊んでいただいた方から見ると、かなり進化しているのでびっくりしていただけると思いますし、新しく電車ゲームを遊んでいただける方には、これがこれからのスタンダードになっていくと思いますので、この4日間で遊んでください。