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「Diablo III」新クラス「Necromancer」追加パックを2017年後半に投入
初代「Diablo」をモチーフにした20周年記念インゲームイベントも実施
2016年11月5日 14:09
Blizzard Entertainmentが開催するイベント「BlizzCon 2016」にて、同社が発売中のオンラインアクションRPG「Diablo III」に関する最新情報が発表された。
「Diablo」は1作目が1996年12月31日に発売されており、今年で20周年を迎える。プレゼンテーションでは、「Diablo」と「Diablo II」を振り返った後、「Diablo III」での話題が展開された。大きな話題は3つで、1つは20周年記念のインゲームパーティ「Anniversary celebration」、2つ目は「Armory」システム、最後は新クラス「Necromancer」を追加する新Packとなっている。
あえてオールドスタイルで展開されるAnniversary celebration
Anniversary celebrationでは、初代「Diablo」をイメージした特別なゲームモードが追加される。16フロア構成+ボスフロアのダンジョンに加え、ビジュアルは2Dグラフィックスだった初代をイメージしたカクカクした動きに変更。音楽も初代のものが使われ、UIも初代をイメージしたレトロスタイルに変更される。イベント用のポータルを抜けた先に特別モードが用意される形で、「Diablo III」で使用するキャラクターでそのまま遊べるようだ。
この特別モードをプレイすると報酬として、初代「Diablo」をモチーフにしたLegendary GemとTransmog、ButcherのPet、新たなPortraitsやBanner、Sigilが入手できる。
実施は2017年1月のPatch 2.4.3になる予定。PTR(テストサーバー)では来週から実装される。ある種のジョークイベントに近いものだが、それも真面目にPTRでテスト実装するのがまた面白い。
装備とスキルを一気に付け替えられる「Armory」システム
続いては本編のアップデートに関する情報が発表された。新たに登場するのはArmoryと呼ばれるもので、街にドレッサーのような設備が追加される。
これを開くと、5つのタブが表示され、それぞれに装備とスキルの組み合わせをセットできる。現状では新たなビルドに変更する際、装備やスキルを1つ1つ組み換える必要があるが、Armoryに覚えさせておけば全てワンタッチで交換ができる。
このほか、Paragon PointsやGem、Legendary Gemも追加される。合わせてGemを外すのが無料になる。実装は2017年後半の予定。
新クラス「Necromancer」は2017年後半に登場
続いて新クラス「Necromancer」について。「Necromancer」は「Diablo II」にも登場したクラスだが、今回新たにキャラクターイメージが考案された結果、「クールなロックスター」といった感じで表現されている。クラスのコンセプトは、ペットを使う遠距離クラス。血と骨と蘇生、呪いがテーマだ。
本作のプレーヤーなら気になるのは、「Witch Doctor」との違いだろう。「Witch Doctor」はゾンビは使うが、ジャングルの文化をもとにした陽気なキャラクター。「Necromancer」はダークでシリアスなキャラクターというイメージ分けはされている。ゲーム的には、「Witch Doctor」のペットは勝手に敵を選んで攻撃する(パッシブ)が、「Necromancer」のペットの中には、プレーヤーがターゲットした敵に攻撃する(アクティブ)なものもある。
リソースは「Witch Doctor」がManaを使うのに対し、「Necromancer」はEssenceを使う。また敵の死体も重要なリソースとなる。「Diablo II」のNecromancerでも見られた、死体を爆発させる「Corpse Explosion」も登場する。他にも骨を飛ばす「Bone Spear」などの懐かしいスキルや、高速移動する「Blood Rush」、大量のスケルトンが敵に集まるように襲い掛かる「Army of the Dead」など、いくつかのスキルが紹介された。
「Necromancer」は「Rise of the Necromancer Pack」として、2017年に投入される予定。このPackでは、キャラクタースロットが2つ追加、PC版では2つのStashタブも追加される。