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「FFXIV」、ファンフェスでの質問コーナーをまとめて紹介!

鳥マウントコンプで特別報酬、ハウジングにレターモーグリ、魔列車は「5.0」で登場!?

10月14日 開催(米国時間)

 ラスベガスで開催されているMMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」のファンイベント「FFXIV Las Vegas Fan Festival 2016」において、プロデューサー兼ンディレクター吉田直樹氏に会場の参加者が直接質問をぶつけるQ&Aセッションが開催された。

 イベント直前に発表された新拡張パック「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター(以下、「紅蓮のリベレーター」)についての質問はNGだったが、将来予定されている実装項目など、今後のゲームに対する提案や質問が多く寄せられた。

他の「FF」シリーズのキャラクターは今後も登場していく

プロデューサー兼ディレクターの吉田氏がファンからの質問に率直に回答していった

――アルフィノとアリゼーはララフェルとエレゼンのハーフですか? 耳以外はエレゼンぽくないですよね。

吉田氏: ヤングエレゼンです。エレゼンってどういう風に成長していくのか、世界設定資料集にかいてあるので、そちらを読んでください。

――ライトニングやシャントットが「FFXIV」に登場していますが、ロックやバッツなどもっと古い「FF」のキャラが登場する可能性はありますか?

吉田氏: もちろん可能性がないわけではないですが、ドットのキャラクターは難しいんですよね。「FFXV」は「FF」のテーマパークを目指しているので、今後も長い歴史の中で歴代のキャラクターが登場する可能性があるということは話しておきます。来月「FFXV」も出ますしね。

――魔列車と戦いたいです。そこにゴットベルトも参戦して欲しいです。

吉田氏: 魔列車と戦うコンテンツを作ったとしても、ゴットベルトいたら絶対に勝つじゃないですか(笑)。魔列車については、たぶんガレマール本国には走ってるんじゃないかな。我々にはその場合「5.0」が必要です。もちろん「5.0」まで続けてくれるんですよね。それなら、前向きに考えます。

――ゴットベルトとのバトルが欲しいです。

吉田氏: 勝てるわけがない。彼は光の戦士よりも強いんだから。しかも彼を倒したとしても、その上にサベージな奥さんがいるでしょ。

ヒーラーの命中は「4.0」で仕様変更を行なう

――ダンジョンにタイムアタックモードが欲しいです。報酬も欲しいです。

吉田氏: タイムアタックの企画は、何回か出ています。ただ、チートツールを使ってワープする人がいて、それがベストタイムになってしまうという懸念があります。そのため、チートを完全につぶしてランキングが荒らされないようにできないと実装できない。結局ほかの作業を優先して今に至っています。僕らもやりたいと思っていますが、先に「紅蓮のリベレーター」かな。

――暗黒騎士に大鎌を使わせて欲しいです。

吉田氏: 「FFXI」でデスサイズを作ったデザイナーが、実は「FFXIV」チームにいます。彼にその話をすると「もうその話は言わないでください」と。今のところ予定はないですが、引き続きフィードバックをもらえれば、いつかミラージュプリズムできる素材として実装されるかもしれません。

――ヒーラーの命中をなくして欲しいです。

吉田氏: 「紅蓮のリベレーター」のリリースタイミングで仕様を変えます。申し訳ないですが、結構大きな作業が必要なので、そこまでお待ちください。

――E3で、オープンワールドPvPをいつかやりたいという話を聞きました。「紅蓮のリベレーター」ではありますか? あったら私と1対1で対戦してもらえますか?

吉田氏: 「紅蓮のリベレーター」スタートの時点では残念ながらありません。僕もオープンワールドPvPは嫌いじゃないですが、「FF」シリーズなので戦いたくないという人もたくさんいるはずです。まとまったフィードバックが欲しいので、一度ぜひフォーラムでディスカッションしてください。やるとしてもPvP専用サーバーにすると思います。

パッチ3.4で「デュエルモード」が実装された

――クルセードスタンスをデュエルでも使いたいです。

吉田氏: PvPの練習のためにデュエルをするのであって、PvPではクルセードスタンスが使えないので、使えません。

――今までのバトルコンテンツで開発が一番大変だったものは何ですか?

吉田氏: 3.4でリリースした「アレキサンダー天動編:3層」です。MMOのバトルコンテンツ中にQTEをやろうとしたものだから、バグってバグって(笑)。ちなみにあのコンテンツを作ったのも中川です。でもそのぶんだけ、天動編はずいぶん面白いコンテンツが作れたと思っているので、今後も挑戦していきたいです。

――召喚士のエギがもっと強くなるようなバフが欲しいです。

吉田氏: さらにエギをパワーアップさせるとしたら「4.0」なので。エギよりも、召喚士がどうなるかを楽しみにしてください。

――エギのミラプリと「4.0」で新しいエギは登場しますか?

吉田氏: まず以前からお話ししていたエギのミラプリですが、現在開発中です。間に合えばパッチ3.5でそのシステムをリリースします。エギの姿を変更できるのは、カーバンクルからスタートします。カーバンクルはいろんな色があるので、好きな色に見た目を切り替えるところから始めようと思います。いくつかのパッチを経て、ラムウが実装されたり、セフィロトが実装されたり、できるだけ多くの蛮神をエギにミラプリしていけるようにしようと思っています。ただし、ラムウがタンクをやるのは見た目的にどうなのということで、キャスターエギに関してはいくつかルールを作ります。その代わりセフィロトはどれでもコピーできるとか。召喚氏のレベル50にクエストに新しいクエストを1つ追加するので、それをクリアすると使えるようになります。そして、この先新しいタイプのエギが追加されるのかどうかは秘密です。

鳥マウントをすべて集めておけば3.5で特別な報酬が!

――ファットドードーのマウントが欲しいです。

吉田氏: マウントの計画は「紅蓮のリベレーター」の少し先くらいまでできていて、残念ながらその中にファットドードーはいません。可愛いマウントからかっこいいものまでたくさんラインナップしているので、順次発表されるのを楽しみにお待ちください。

――スレイプニールが一番好きだが、飛ぶバージョンが欲しいです。

吉田氏: 予定にはあります。

――極蛮神のマウントの鳥を集めたら、何かすごいものがもらえますか?

吉田氏: 3.5で間違いなくもらえます。もう完成しているので。ぜひすべての鳥マウントを集めてください。ちなみに報酬はフェニックスではありません。

「蒼天のイシュガルド」で実装された極蛮神からは、色違いの鳥マウントがドロップする。全部集めるのはかなり大変

――「天動編」の報酬装備は染色できませんが、今後できるようになりますか?

吉田氏: 「律動編」までのフィードバックで、色替えだけではモチベーションが持たないということで、今回はノーマルと零式で多少デザインを分けたのですが、そのためにコストがなくなって、色を変えられなくなっています。ただこの件に関してはたくさんフィードバックをもらっているので、開発チームに伝えておきます。もしかしたらできるようになるかもしれないので、できるようになったらアナウンスします。キャラクターモデリングチームにぜひ声援をお願いします。

――装備の染色について、今は大きな部分に色を付けられるが、もっと細かく色を付けたいです。

吉田氏: PS5が必要です(笑)。リクエストは昔からあるので、気持ちはわかります。もしもっと細かいところまで同じ色で変えるという意味なら、それならPS5はいらないので、キャラクターモデリングチームにもっと細かいところまで変えたいと言っておきます。

――「ディープダンジョン」のリワードで髪型がもらえるようになりましたが、今後もそういうリワードはありますか?

吉田氏: おしゃれをしたい人にとって、バトルをやらないとおしゃれができないことを嫌がる人もいるのでケース・バイ・ケースです。今回は隠された宝箱の目玉として、髪型を入れたけれど、今後も全部バトルコンテンツになるかというとそうではないです。

ディープダンジョンの報酬として追加されたストレートロング

――ロングのカールでステキな髪型が欲しいです。

吉田氏: う~ん、PS5が必要だな(笑)。モデリングができないわけではないのですが、ただ、皆さんのキャラクターがいろんなポーズをするときに、ある程度髪の毛が刺さってしまったりするので。それでも最近はロングヘアに挑戦しているので、少しずつ長くなっていく髪に期待しておいてください。

――スクワットや腕立て伏せなど、絵癖サイズのエモートを入れる予定はありますか?

吉田氏: 開発チームに聞いたら、もしかしたらあるかもしれませんが、一応確認してみます。コンテンツファインダーのマッチングを待っている間にみなさん自身でやりながらお待ちください。

――ハウジングの家具スロットを増やして欲しいです。

吉田氏: 「紅蓮のリベレーター」に間に合うかどうかは約束できませんが、作業はしています。

――アパルトメントにレターモーグリをおいて欲しいです。

吉田氏: 近々に。

――ハウジングで、不動産業のようにハウジングを使ってお金を儲けるようなシステムを考えていますか?

吉田氏: 家を建てたい人を優先しているので、考えていないです。僕らが今作っているのは、飛空艇のデータをロストせずに引っ越しをできるシステムを考えています。

――モンスターをテーマにした家具を増やす予定はありますか?

吉田氏: 今日「紅蓮のリベレーター」のアナウンスでお伝えしたように、今新しいハウジングエリアを作っています。もちろんモンスターをテーマにした家具も今後増やしていきますが、まずは新しい家や家具、新しい見た目を最優先で作業中です。

サーバー統合は今後のフィードバックを見て最後の手段として考える

――「2.0」に比べて、吉田さんの仕事量は減ったんでしょうか?

吉田氏: マーケティングやPR周りはスタッフがずいぶんしっかりやってくれるようになりましたし、どんどん僕から仕事をとっていってくれているので、「2.0」のローンチよりは「FFXIV」に関しては楽になった気がします。ただ、良いことなのか、悪いことなのか、スクウェア・エニックスの執行役員になってしまったので、全社の仕事が結構増えているかな。皆さんからみて楽しそうに「FFXIV」の仕事をしていると思うので、心配してくれてありがとうございます。大丈夫です。

――「5.0」の作業はすでに始まってますか?

吉田氏: なんのためにどこへ行き、誰と戦うかは一応決めてあります。ただ、その前に「紅蓮のリベレーター」を楽しんでください。「5.0」のタイトルはまだ考えていません(笑)。

――発売が予定されている任天堂の「NX」など、ほかのプラットフォームで「FFXIV」を出す予定はありますか?

吉田氏: 以前からお話ししているように、世界中で1人でも多くの人に遊んでいただきたいので、できるだけ多くのプラットフォームでというのが、僕のポリシーではあります。ただ現時点ではイエスともノーともさすがに言えないかな。もちろんそうなった場合は、Xbox Oneも含めてですが、真っ先にプレーヤーの皆さんにお知らせします。

――近い将来でなくてもいいが、人口が減ったサーバーについて、サーバー統合を考えていますか?

吉田氏: 次のパッチ3.5で、ワールドを超えたパーティ募集が実装されます。それによって異なるワールドにいてもチャットは可能になるし、一緒に特定のコンテンツに遊びに行くことができるようになります。「FFXIV」はだんだんワールドレスに近づいてはいます。そこまでやってもワールド間の人口の違いで、マッチングがしづらいとかレイドに行くメンバーが見つからないというようであれば、前向きに検討します。ただできるだけ皆さんのハウジングやFCは維持してあげたいと思っているので、最後の手段にするつもりです。なのでまずはワールド間募集の機能を使って、そのあたりのフィードバックをください。

――友達のレベリングを手伝っているが、オープンワールドのレベルシンクが欲しいです。

吉田氏: システム上は可能だと思います。ただ、結構危険な実装ではあるので、慎重に検討させてください。でも素晴らしいアイデアだと思います。