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【スマホアプリ今日の1本】「HIDE AND FIRE」世界1億DLの実力はダテじゃない!
スマホアプリながら本格派TPS。「最高にゲス」な主人公が戦場を駆ける!
2016年10月12日 12:25
「HIDE AND FIRE」の3大ポイント
・TPS初心者でもわかりやすいシンプルなルールと操作性
・アクション要素を多様化し、TPSとしての高いゲーム性を実現
・キャラクターのセリフまわしが格好良い!
「メイプルストーリー」や「Tree of Savior」など、パソコン・スマートフォンを問わず、数多くのオンラインゲームを配信しているネクソン。そのネクソンが、9月末に新たなスマホ用ガンシューティング「HIDE AND FIRE」をリリースした。本作は全世界で1億ダウンロードを突破したモンスタータイトルとなっており、その脅威のダウンロード数だけでも注目しておいて損はない。
本作は、HIDE(隠れる・身を守る)とFIRE(発射・射撃)のタイトルが示すとおり、遮蔽物に隠れるというステルス要素を持つTPS(サードパーソンシューティング)。市街地や工場、地下鉄の駅といった近未来の戦場を、クールかつクレイジーな主人公“ビースト”が駆け抜けるタイトルだ。
まずは操作システムを簡単に解説しよう。画面は横持ち、左手側にはバーチャルスティックがあり、画面に表示されている照準点を移動させて標的に合わせたら(照準点が赤く変化)、右側の弾丸アイコンをタップして攻撃する。基本的にはこれをくり返して敵を撃破していけばいい。TPS初心者にもわかりやすいシンプルな作りになっている。
またビーストは、普段敵の攻撃を受けないよう、身を伏せて遮蔽物に隠れている。伏せていても周囲を見渡すことは可能で、むしろ見える範囲が広がり、照準点をすばやく動かせる。そのため「隠れて照準点を敵に合わせる→敵の攻撃のスキを突き、立ち上がって銃撃」という流れが、本作の戦闘におけるベーシックな攻撃パターンと言える。
また本作のアクションはこれだけではなく、たとえば、放物線を描きながら飛んでくる手榴弾は遮蔽物を越えて飛んでくるため、遮蔽物の影に隠れているだけでは防げない。この手の攻撃に対しては、画面の左右にある移動マークをタップして別の遮蔽物へ移動する必要がある。
さらに敵側だけでなく、こちらの攻撃手段も豊富に用意されている。スナイパーライフルで敵を遠くから狙撃したり、手榴弾で輸送トラックを吹き飛ばしたり、バズーカ砲で攻撃ヘリを撃墜したり、敵に合わせて攻撃手段を使い分けることが可能だ。もちろん、ガンシューティングの醍醐味であるヘッドショットや、ドラム缶のような設置物を爆破させて敵をまとめて倒すといった、TPSの王道的な要素も揃っている。おかげて、操作はシンプルでありながら、かなり本格的なTPSのプレイ感となっている。
そして本作のもう1つの魅力が登場キャラクターたちだ。冒頭で主人公のビーストを「クールかつクレイジー」と表現したが、これはむろん褒め言葉である。グレーの髪にいかにも傭兵らしいレイパンをかけたイケメンながら、セクシャルな軽口をわざわざ叩いては女性にあきれられ、時に「最高にゲスで女性の最大の敵」とまで言われるその姿は、クールかつクレイジーとしか言いようがない。
ヒロインたちも百花繚乱だ。ビーストのサポートを務める素直で天然系のアンジェラ、その姉でありアンジェラの男関係を心配するローズ、ゲーム開始後すぐに仲間に加わる女傭兵のシャルロット、元山賊の“レディバンディッド”アイリーン、さらに戦場を舞台とする新機軸アイドルのスマイルちゃんなどなど、魅力あるヒロインは枚挙にいとまがない。身に着けているコスチュームは露出度こそ高くないものの(一部のヒロインは例外)、身体のラインがわかるバトルスーツが多く、そのセクシーさは肌の見える衣装よりむしろ上だろう。
さらに彼らの魅力をより引き出しているのが、そのセリフまわし。とくにビーストとシャルロットの掛け合いは、ハードボイルドな洋画に登場しそうな雰囲気たっぷりで、広江礼威氏の漫画「BLACK LAGOON」を連想させるようなところもある。大げさなほどキザなセリフまわしがとにかくムダにかっこいいので、好きな人はとことん楽しめるだろう。
スマートフォンのアプリながら、TPSとしてクオリティは高く、初心者から上級者まで楽しむことができる。加えて、戦場を彩る華やか美女たちや特異なセンスで彩られたセリフも面白いので、ぜひ1度プレイしていただきたい。