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インディーゲーム開発者の集い「Indie Stream Fes 2016」開催
4年目にして代表を「もっぴん」氏に交代。来年も形を変えつつ開催を約束
2016年9月19日 15:09
インディーゲーム関係者によるイベント「Indie Stream Fes 2016」が、9月17日にグラン・サウスオーシャン海浜幕張にて開催された。
このイベントは、インディーゲーム開発者やミドルウェア開発会社、パブリッシャー、メディアなど関係者が集うイベント。毎年東京ゲームショウに合わせて開催されており、今年で4度目となる。来場者数は毎年増えており、今年は約260名。特に海外からの評価が高いそうで、今年は外国人参加者が例年以上に多かった。
この中で、インディーゲームを表彰する「INDIE STREAM AWARDS 2016」の発表が行なわれた。今年は12作品がノミネートされ、最優秀賞となる「Best of INDIE STREAM」に「TIMELOCKER - Shooter」(sotaro otsuka氏)が選ばれた。
イベントとしては、インディーゲーム開発者や業界関係者の交流を図るためのパーティという仕立てだが、開発者らのスピーチで新発表もあった。FullPowerSideAttack.comのなんも氏は、アクションゲーム「トルクル」のWii U版を「現時点では未定だが、11月29日までには出したい」と発表。また日本のインディーゲームを2年にわたって追い続けたドキュメンタリー作品「Branching Paths」を制作したアン・フェレロ氏は、「新しい企画が立ち上がりそう」と語っていた。
「Indie Stream Fes」は、発起人である東江亮氏と楢村匠氏が代表となって開催されてきたが、両氏は今回をもって代表を退くことを明らかにした。今回の開催においても、何を目的として開催するのか、そもそも開催する必要があるのか、相当悩んだ上での開催だったようだ。
今後の代表には、昨年「Downwell」を発表してインディーゲーム界に新風を巻き起こした「もっぴん」こと麓旺二郎氏が就く。麓氏は「新しい代表として、来年からも少し形を変えてやっていきたい。もっと若い人たちが来られる場所にしたい」と語っていた。