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DMM×ブラウニーズ、新作「EGGLIA ~赤いぼうしの伝説~」発表!

亀岡氏が「好き勝手やった」やりこみ要素満載作。音楽は下村陽子氏が担当

9月15日~18日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:
一般前売券 1,000円(税込)
一般当日券 1,200円(税込)
小学生以下無料

 DMM.com POWERCHORD STUDIOは、ブラウニーズ開発によるAndroid/iOS「EGGLIA ~赤いぼうしの伝説~」(エグリア)を発表した。配信日は未定。

 発表は東京ゲームショウ2016のステージイベントで行なわれたもの。「エグリア」は、ブラウニーズ代表の亀岡慎一氏が世界観のコンセプトやゲームシステム、またキャラクターデザインなどを担当したタイトル。会場では、実機によるプレイ画面が初めて公開された。

ブラウニーズ代表の亀岡慎一氏
DMM.com POWERCHORD STUDIO室長兼プロデューサーの岡宮道夫氏
デザイナーで背景担当の津田幸治氏
プランナーの宮川真理氏
プランナーの杉田霞氏
こちらのハッピはブラウニーズの正装なのだそう

主人公の「チャボ」。「エグリア」復活の鍵となる少年
「ロビン」はガイド役として、「チャボ」と共に「エグリア」の復興を目指していく

 主人公は赤い帽子をかぶった「チャボ」で、荒廃した世界「エグリア」の復興を目指し、素材集めと建物の建設を目指していく。発表会に登壇した亀岡氏によれば、もともと「好きなものを作ろうとなって、色々好き勝手やっていた」タイトルなのだという。

 そこへDMM.com POWERCHORD STUDIO室長兼プロデューサーの岡宮道夫氏が「ぜひやろう」と声をかけ、亀岡氏が「本当に好き勝手やっていいんだね」と念を押して本作がスタートした。

 「エグリア」の世界は、亀岡氏がキャラクターデザインを担当した「聖剣伝説」シリーズを髣髴とさせるような柔らかくも温かいタッチで描かれている。

 本作では街の復興が目的となっているが、カスタマイズがとことん豊富で、家の内装をカスタマイズできたり、戦闘で力を発揮する各種精霊がいたり、精霊を捕まえるために「料理」といった要素があったりと、素材を集めることでできることが様々に広がっていく。

【スクリーンショット】
グレムリンの「ヒルダ」と「ヨルダ」(最右の2人)、悲しげな表情の「アロエちゃん」(左から2人目)など、すでにスタッフのお気に入りもいる。「アロエちゃん」は頭の葉っぱが取れるとか取れないとか
津田氏担当の背景。亀岡氏からは、「メルヘンファンタジーで、美味しい感じで」という要望があったそう。リテイクは何度も出されたそうだ
こちらが初公開となる実機によるプレイ画面
部屋の内装のカスタマイズ用の小物がズラリ。作り過ぎというくらい作っているとのこと
家具の色も変えつつ、あっという間に設置できる。ブラウニーズタッチの家具たちを使って、好きな内装を形作れるのはかなり魅力的

こちらは戦闘画面。敵を倒すことは必須ではないので、倒さずにステージを終えることもできる
ビデオメッセージで登場した下村陽子氏

 また素材を集めるためのクエストはヘクスマスによるマップが登場。サイコロを振り、出た数に応じて移動し、そのさきで宝箱を開ける、木を切る、そして敵と戦闘することで素材が集まっていく。

 さらに音楽は「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」などの下村陽子氏が担当。主人公の「チャボ」という名前からも「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」と共通する要素が見られ、精神的な後継作と見ることもできるだろう。

 下村氏は会場のために収録したビデオメッセージの中で、作曲にあたり「気心知れた音楽仲間が集まって、それぞれが楽器を持ち寄って小編成で演奏するような感じ」だとイメージを語った上で、「ファンタジックで、ノスタルジックで、かわいらしい」曲を目指したと語った。

 亀岡氏は本作について、「私たちは家庭用ゲームを作ってきた会社だが、スマートフォンの存在は見逃すことはできなかったので、それで1本作ってみようとなった。どうせ作るなら心に残るようにデザインにしたいし、家庭用ゲームなら発売日から10年目、20年目になっても誕生日を祝ってくれるファンもいてくれる。スマートフォンだとそういうタイトルがまだあまりないのではと思うので、そういうとことを目指していきたい」と語った。

 なお配信日は未定だが、亀岡氏と岡宮氏によれば「もう少し」とのこと。ブラウニーズファン、亀岡ファンにはこれ以上ない期待作となっているので、続報を心して待ちたい。

発表会の前後には、岡宮氏率いるバンド演奏も披露された