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製品版スタート直後とゾッドプレイ映像を初公開!

コーエーテクモ「ベルセルク無双」紹介ステージ

9月15日~18日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:一般前売券 1,000円(税込)

一般当日券 1,200円(税込)
小学生以下無料
紹介ステージでは新プレイアブル映像などが初公開された

 コーエーテクモゲームスは、東京ゲームショウ2016の同社ブース内にて、10月27日発売予定のプレイステーション 4/3/Vita用タクティカルアクション「ベルセルク無双」紹介ステージを開催した。

 本作のプロデューサーを務めるコーエーテクモゲームスの鯉沼久史氏は、司会者に呼びこまれると主人公ガッツの特製武器「ドラゴン殺し」を振りかざしつつ登壇。1/1スケール「ドラゴン殺し」は、なんと重量12kg。一般公開日には同社ブース「ベルセルク無双」コーナーに展示されるといい、ファンならずとも興味を抱かれた方はぜひチェックしていただきたい。

 ステージでは、まずは新PVの第2弾が公開された。ゲーム中の登場キャラクターにフォーカスしたもので、製品版の発売日間近にはより詳細な内容のPVを公開するとした。続けて鯉沼氏は、ゲーム内容を改めて紹介。「ベルセルク」は「無双」とのコラボが常々熱望されてきたタイトルで、昨年取材を受けた海外メディアから要望されたといい、海外でも非常に人気が高い。

「普通はもっと軽く作るでしょ!?」と約12kgの巨大な獲物を携えて登場した鯉沼プロデューサー。1/1ドラゴン殺しは、一般公開日同社ブース「ベルセルク無双」コーナーに展示される

 注目点は、やはり主人公ガッツの斬潰アクション。PVでも凄まじい迫力でドラゴン殺しを振り回す姿が印象的。鯉沼氏は「主人公ガッツは、斬るというよりは叩き潰すみたいな剣を使っている。なので、いつもの斬れ味よりは“斬潰”ということで、斬り潰すアクションを実現できるようなシステムを目指した」といい、キャッチフレーズもそのまま“ガッツの斬潰アクション”と名づけられている。

 ストーリーについても「27年続いている作品。当然27年間見てるという大好きな人はもちろん、最近は読んでいなかった、原作は知らないけどアニメは観ているという人……色々なファンの方がいらっしゃると思う。今回はコミックス1巻~32巻の最初のほうまで。知らない人でも入れるよう、追体験できるようゲームに入れ込んでいる」と幅広いユーザーに配慮したと説明。アニメーションパートは、劇場版の映像全280分から約120分を使用。また、ゲーム、プリレンダなどPS4を軸とした映像表現を多数用意。「最新刊も出ましたので、ゲームをプレイして『もう一度原作を読み直してみよう!』といっていただけると、作り手側としても嬉しい」とコメント。なお、キャラクターはプレイアブル8人を含め総勢40人以上が登場する。

【PV第2弾より】
ベヘリットを首からぶらさげて登壇した川合大ディレクター

 続いてωフォースのディレクター川合大氏がマスターアップROMを使った実機プレイを披露。川合氏は、魔王の卵「ベヘリット」を首から下げて登壇。同社ブースの出展バージョンは使用キャラクターガッツの動きが楽しめるようボスを倒したら終わりというコンパクトな構成だが、当然ながら製品版とは内容が大きく異なる。ステージでは、製品版を購入してすぐ始めた状態のチュートリアルからの流れを紹介。

 チュートリアルは「マニュアルを見なくても説明ウィンドウでプレイしつつ基本操作が理解できる(鯉沼氏)」といい、内容はガッツの夢の中という設定。ある程度まで育った黒い剣士のガッツを操作し、蝕を想起させるおどろおどろしいステージを進んでいく。本編は傭兵時代からスタートするが、先々は原作に沿ってステージやキャラクターの外観なども変化していくといい「やはりバイオレンス、ダークファンタジー的なところがベルセルク。ステージも色々考えた。ここ(チュートリアル)も最初に味わってもらって『ベルセルク』らしさを体感してもらったほうがいいかな? とこういう風にしている」と説明した。

 「無双」シリーズでおなじみの必殺技は「ベルセルク無双」から若干変更。画面左下にある紫色のゲージを使い“狂乱モード”を発動。発動中に紫色のゲージの下にある刀マークつきのゲージが最大までたまると〇ボタンで必殺技が使えるようになる。チュートリアルのガッツは必殺技「斬潰」が使え、周辺の敵を一網打尽にできる。敵を倒すと出現する白い魂のようなものを集めるとゲージが増えるが“狂乱モード”中はこの白い魂が集めやすくなるといい、やり方によっては断続的に必殺技を繰り出すことも可能とした。また、メイン攻撃のほか、キャラクターごとに特徴が異なるサブウェポンも十字ボタン左右で使えるという。

【チュートリアル】

 ゲーム本編は劇場版のアニメーション映像からスタート。鯉沼氏は「夢オチみたいなところから傭兵時代のガッツにストーリーを戻している」と説明。「無双」シリーズでおなじみのブリーフィング画面では、マップ、ブリーフィング画面、マップ、勝利条件、装備の準備、オプションなどのメニューが並び、バトルスタートで各面に移行。「これは初出となる映像で、バズーソが出てくるところ」といいつつ、「今日はこのあたりで……」と本当にさわりだけで終了。川合氏は「どんなバズーソが出るかはお楽しみに!」とコメント。

【ゲーム本編開始直後】

 続いては、フリーモードにてゾッドのプレイを初披露。基本的には人型で戦うが、牛に化けることも可能。ストーリーモードはガッツ中心だが、フリーモードは色々なキャラクターで楽しめると説明。狂乱モード中にR2ボタンを押すと牛形態に変身。ちなみに必殺技は、人間、牛形態それぞれ用意されるという。鯉沼氏いわく「相手にすると嫌な奴だが、自分で使うとゾッドの気持ちがわかる」とのこと。

【フリーモードをゾッドでプレイ】

ここで鯉沼氏は「『ベルセルク』は、エロティックさとバイオレンスがユーザーさんが気にされるところかなと思います。CERO D(17歳以上対象)でなんとかしますとやってみたが、PS4クオリティのビジュアルにしたら、ちょっとしたバイオレンス表現も結構怒られて……リアルに出すぎちゃって。正直カットした映像もあるが、なんとかCERO Dで発売にこぎつけられた」とエピソードを披露。

 初回特典は「キャスカ(水浴びVer.)コスチューム ダウンロードシリアルコード」。ゲーム中で使えるのか? とよく質問されるといい、鯉沼氏は「使えます」と明言。諸事情により背面アングルとなっているが、実際プレイする際は前からの姿も当然確認可能。10月27日発売予定。鯉沼氏は注意点として「PS4、PS Vitaはパッケージ版とダウンロード版が両方あるが、PS3はダウンロード版のみ。CERO Dにおさめましたので、17歳以上推奨ということで(なるべく多くの人に)遊んでいただきたいな、と思います」とコメントし締めくくった。