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「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム」“そこにいる女の子”のリアルな存在感!
追加シチュエーションなどの継続的な展開も発表
2016年9月15日 21:31
バンダイナムコエンターテインメントは、10月13日に発売予定のプレイステーション 4用VRキャラクターコミュニケーション「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム(基本ゲームパック)」のトークステージを東京ゲームショウ2016にて開催した。
ステージにはバンダイナムコエンターテインメント開発チームの原田勝弘氏と玉置絢氏にくわえ、スペシャルゲストのザ・グレート・サスケ氏が登壇し、本作の開発時エピソードや本作の今後の展開などを話したほか、実機によるプレイデモも披露された。
原田氏と玉置氏は、まず2014年に発表され話題となった技術デモ作品「サマーレッスン」誕生までの変遷を振り返っていった。「鉄拳VR」の企画から変化したという「サマーレッスン」の制作は、なかなか順調には進まなかったという。初のVRタイトルということで技術の蓄積もなく、原田氏いわく「VRの企画をやりますと言っても『なにそれ?』という反応ばかり」な状況の中で、「発売まで漕ぎつけられたことが奇跡のよう」とのこと。
初公開のプロモーション映像が流されたあと、玉置氏から製品版となる「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム」の内容解説がおこなわれた。本作はPlayStation VRの専用コンテンツとなり、プレーヤーは家庭教師としてヒロインの宮本ひかりと接することになる。ゲーム内で過ごせる時間は7日間と定められ、期間内にひかりの学力成績を上げることがゲームとしての目標。玉置氏は本作の見どころを、「キャラクターとの近さ、目の前に本当に女の子がいる感覚」だと語り、「VRならではの体験を多数用意している」と展開への自信を見せた。
さらに本作の展開情報として、追加シチュエーションの継続的な開発が発表された。現在は3本のシチュエーション配信が予定されており、ひかりの部屋以外にも屋外の神社や喫茶店、夜の花火大会などを舞台にしたコミュニケーションが体験できるという。
ここでかねてから「サマーレッスン」に注目していたというグレート・サスケ氏が、新作デモを実際に体験することに。ヘッドセットを装着したサスケ氏は初めて体験するVR空間に驚嘆し、前後左右を見渡しながら身振り手振りを交えて自分が置かれている状況を説明する。宮本ひかりとのコミュニケーションでは、彼女からの問いかけに声を出して返事をし「顔の立体感がすごい!」と興奮をあらわにしていた。
サスケ氏の反応を見た原田氏は「日本のユーザーはついお辞儀をしたり、海外のユーザーは握手を求めるなど国ごとに咄嗟のリアルな反応を見せてくれる」と話した。原田氏はこのようなユーザーのリアルな反応を引き出すVR作品の開発について、「人間を作るのが1番難しい」とコメント。「人は自分が思っている以上に細部の違和感に気が付いている」と言い、「キャラクターの造形も苦労したが動きが大変。まばたきなど、普段の何気ない仕草は細部まで気を配らないとリアルな仕上がりにならない」と制作の苦労を明かした。
さらにサスケ氏のデモプレイで、初公開のシチュエーションが披露された。ひとつのイヤフォンをひかりと分け合って音楽を聴くという内容で、自然と彼女に接近することになったサスケ氏は「まつ毛の1本1本までちゃんと見える」と作りの細かさに驚いていた。プレイを終えてヘッドセットを外したサスケ氏は、「視線を逸らした先にある小物もリアルに作ってある」と本作の細密さを絶賛。「早くみんなに体験してもらいたい、本当に目の前に人がいる感覚がある」と語り、「早くひかりちゃんにもう1度会いたい」とやや放心状態でコメントしていた。
最後に玉置氏がこの日のステージのまとめをおこない、「ひかりちゃんが目の前にいる感覚を体験してください。VRキャラクターとのファーストコンタクトにふさわしい内容になっている。今後の展開も継続的に行なうので、長期的に期待してほしい」と本作の持つ魅力を総括した。
【お詫びと訂正】
記事掲載当初、表題においてタイトル名を謝って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。申し訳ございませんでした。
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