ニュース
発表会場で見た「プレイステーション 4 Pro」、「新型プレイステーション」
PS4 ProでPS VR用FPS「Farpoint」をプレイしてみた
2016年9月8日 16:53
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が9月7日に発表した4K・HDRに対応した「プレイステーション 4 Pro」(PS4 Pro)。「PlayStation Meeting 2016」が行なわれた会場ではすでに実機が展示され、ゲームをプレイしたり、実際に手に取ることができた。
「PS4 Pro」の第一印象はとにかく薄いの一言。立てて置かれた写真が多いが試遊会場では液晶テレビとテレビ台の間に挟むように置かれていた。デザイン的には3段になっていて、電源が入っていると1段目と2段目の間が光る。その横に2つにUSBポートが用意されている。1段目と2段目の間にBlu-rayディスクドライブが配されている。
同時発表された新型「PS4」は「PS4 Pro」より一回り小さい。PS4 Proが3段構成であるのに対して、こちらは2段構成。もちろん2段の間にBlu-rayディスクドライブと2つのUSBポートが用意されている。
背面もすっきりした印象で、HDMI、AUX、Digital Out、LANなどのポートが並ぶ。天板は少しマットな処理になっており、ざらついた感じになっている。また、旧PS4が角張っていてソリッドな印象だったのに比べ、あちらこちらが丸みを帯びている。縦置き時のスタンドも挟み込むようなデザインから変更となっているこれはPS4 Proと新型PS4と似たようなデザインとなっているようだ。
同時に発表された周辺機器としては、PlayStation Cameraはデザインを一新している。さいころをつなげたようなデザインの従来モデル「CUH-ZEY1」は生産終了となり、筒のようなデザインの「CUH-ZEY2」に刷新される。カメラはクリップで挟むような形状になっており、角度をつけやすくなっているようだ。
CPU、GPUに関してはスペック表で発表されているが、現状では細かい仕様については明らかになっていない。CPUは「x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores」で、GPUは「1.84 TFLOPS, AMD Radeon based graphics engine」というシングルチップ構成。メモリはGDDR5 8GBと変わらない。
発表会では4K・HDRへの対応が強調されたが、最後に発表されたとおり、PlayStation VRにおいてもより美しい映像を表現できるという。PS VR用FPS「Farpoint」だが、旧PS4でプレイしたときよりも、くっきりとした映像のように感じた。砂の舞い上がる砂漠独特の煙った感じや、暗闇にぼんやり光って浮かび上がる異性物の卵の見え方などまさに空気感を再現している。なによりも遠くの敵の視認性に優れていて、プレイしやすい印象を受けた。なお会場にいた担当員によれば、このPS4 Proで動作するPS VR用FPS「Farpoint」は「東京ゲームショウ2016で出展するので是非プレイしてほしい」とのことだ。