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【秋の行楽先取り企画】「ポケモンGO」、そうだ「ポケモンの巣」へ行こう!
レアポケモンはどのくらいいる? 実体験から見る「巣」へ行くための心構えと注意点
2016年9月5日 15:22
「ポケモンGO(Pokemon GO)」が配信されて1カ月以上が経過しました。多くの人が操作にも慣れ、各々プレイスタイルも確立されてきた頃ではないでしょうか。この夏は、みんな熱く照らす太陽の下、ポケモンをゲットしてきたことだろうと思います。
しかし9月に入っても外は相変わらずの暑さだし、台風も猛烈だしで動く気にならないな……というのも心情としてあります。しかし時間が経つに連れてだんだんと季節は移り変わり、気温も落ち着きます。そうすると少しずつ、遠くへ歩いてみようかという気も起きてきます。レアなポケモンも欲しいし……。
「ポケモンGO」のブームも落ち着いた……などという噂も聞こえてはきますが、そんなことを感じさせない賑わいを見せている場所があります。それがいわゆる「ポケモンの巣」と呼ばれる場所です。そこで今回は、これからやってくる行楽シーズンに向けて、「ポケモンの巣」へ行くための心構えと注意点を簡単に解説していきたいと思います。
そもそも、「ポケモンの巣」とは何?
「ポケモンの巣」という言葉は、「Pokemon GO」をプレイしていれば聞いたことがある人は多いと思いますが、そもそも「ポケモンの巣」とは何かを改めて説明しておくと、「レアポケモンが出やすい場所」と言うことができます。ちなみに「ポケモンの巣」という単語はゲーム内には登場せず、通称としてユーザー間で用いられている言葉です。
ポケモンの中で今のところ「レア」とされているのは、「ヒトカゲ」、「ゼニガメ」、「フジギダネ」、「ブーバー」、「エレブー」、「ルージュラ」、「ガーディ」、「ラプラス」など30種以上。「レアポケモン」をゲットするには、プレイ中に手に入る「タマゴ」から孵化させる方法もありますが、生まれてくるポケモンはランダムなので、特定の種類を選べません。
一方「ポケモンの巣」では、出現する種類が決まっているため、希望の「レアポケモン」をゲットしやすいのがメリットです。どのくらい手に入るかというと、「フシギダネ」が出現する「ポケモンの巣」では、筆者の体験で30分間で「フシギダネ」を5匹ほど捕まえることができました。
ちなみに、「ポケモンの巣」は常にトレーナーたちで賑わっているので、ポケモンをおびき寄せるためのルアーモジュールがポケストップに使用されていることが多いのです。そうなるとレア以外のポケモンも出てきやすくなるので、様々な種類のポケモンが大量に発生するその様子が、「ポケモンの巣」と言われる所以なのだと思われます。
では、そんな「ポケモンの巣」はどこにあるのでしょうか。現在「ポケモンの巣」の多くが、その地域を代表する大きな公園や観光名所に所在を置いています。例を挙げると、大通公園(北海道)、勾当台公園(宮城県)、霞ヶ浦総合公園(茨城県)、浜離宮恩賜公園(東京都)、兼六園(石川県)、大高緑地(愛知県)、琵琶湖博物館(滋賀県)、大阪城公園(大阪府)、マスカットスタジアム(岡山県)、桂浜(高知県)、大濠公園(福岡県)、かごしま健康の森(鹿児島県)などといった場所です。
どういった場所が「ポケモンの巣」になっているかは公式では案内されておらず、今のところ口コミで情報を得るしか知る方法はありません。手っ取り早いのはWEB検索で「○○県 ポケモンの巣」、「○○県 △△△(欲しいレアポケモン)」と調べることですが、定期的に出現するポケモンが入れ替えられているようですし、あくまで口コミなのでその確実性には注意が必要です。
例えば、筆者が行ったポケモンの巣は、1カ所目は「エレブー」が出ると聞いていたのですが、実際は「コイキング」ばかりが出てくる一方でした。2カ所目は「フシギダネ」が出るとされる場所で、そこではしっかり「フシギダネ」をゲットできました。
このポケモンの巣の定期的な入れ替えは土曜日の0時に行なわれると言われているのですが、「変わった」、「変わってない」と情報がまだまだ錯綜しています。事前に情報を仕入れていたとしても、お目当てのポケモンが出てこないことも十分にあり得ますので、そこはご了承いただきたいところです。
とはいえ、行くことのメリットが大きいのも「ポケモンの巣」です。続いて、「ポケモンの巣」に行くためにしておくべき準備を見ていきたいと思います。
「ポケモンの巣」へ行く前に! 持っておきたいアイテム集
さて、今まあなたは「ポケモンの巣」に行きたい気持ちが高まっています。スマホだけを持ってすぐに家を飛び出しても構いませんが、事前準備をしておくとより快適さが高まるはずです。特に遠くへ行く場合には、スマホ、お財布、交通系ICカード以外にも役立つものが結構あります。以下では、そうしたものをいくつかご紹介します。
・モバイルバッテリー&充電ケーブル
「Pokemon GO」をプレイするにあたって最重要な持ち物がこれです。「Pokemon GO」は何よりバッテリーを消費します。充電が切れてしまってはせっかくの「ポケモンの巣」も台無しですので、「Pokemon GO」と共にお出かけする際には生命線と言ってもいい必需品です。
・帽子&飲み物
「ポケモンの巣」は公園などにある場合が多いです。場所によっては日陰が少ないところもあり、熱中症や脱水、過度の日焼けを防止するためにも帽子や飲み物は必要です。涼しくなってきたといっても9月、10月はまだまだ注意が必要ですので、できる限り持って行った方が良いでしょう。
・虫除け
前述した通り、公園などが多いということは、草木がたくさんある場合も多いです。それはつまり、虫が出やすいということです。特に昨今、色々と感染症を持った虫も出てきているので、自分の身を守る大事なアイテムと言えます。
筆者も「ポケモンの巣」に行った際は、かなり蚊に刺されてしまいました。痒いと気が散ってしまいますし、その時は対策しておいた方が良かったと痛感しました。ポケモンも大事ですが、自分の体はもっと大事ですので、十分に身を守りたいところです。
・ゴミ袋
これは筆者の経験ですが、「ポケモンの巣」とされる公園では利用者が多いためか、あふれているゴミ箱を多数見かけました。そうならないためにも、ゴミは持ち帰った方が良さそうです。ただ手元にゴミを持ったままだと「Pokemon GO」はプレイしにくいので、手さげタイプか水漏れしないタイプのゴミ袋を持っておくと快適です。
・最低限のマナー
もはや基本中の基本ですが、これが1番大事です。その地域で禁止されていることはやらない、他の人に迷惑をかける行為はしない。どんなに楽しいゲームでも、場を荒らしてしまっては元も子もありませんし、楽しい場は皆で守りたいものです。そうすればいつまでも楽しく遊べるはずですので、大切にしてほしいところです。
いざ「ポケモンの巣」へ!
ではいよいよ、「ポケモンの巣」に行った際の実体験を交えたコツをご紹介していきます。
「ポケモンの巣」に到着したら、まずぐるっとその場所を一周してみます。場所によってはかなり広いところもありますが、回ってみることで、喫煙可能な場所、近寄ってはいけない場所など、その場所のルールが見えてきます。
「Pokemon GO」の画面を見ているだけでは見えないところもあるので、しっかり把握しておきましょう。また売店やトイレも、頭の中に入れておくと便利です。ポケモンを捕まえるためにはルアーモジュールが使用されているポケストップ付近を狙うのがセオリーですが、場所の全体図をしっかり把握しておくことで快適に過ごすことができるので、損はしません。
「ポケモンの巣」では、一帯のポケストップがルアーモジュールでいっぱいになっていることが多いので、面白いくらいにポケモンが見つかります。1体捕まえた時には、もう別のポケモンが捕まえてくれと言わんばかりに近くでスタンバイしているような状態で、まさに入れ食いといった感じです。
しかし、ここでテンションを上げすぎてはいけません。ポケモンの巣にはたくさんの人がいるので、良く周りを見ておくことです。筆者も何度か、急に立ち止まった人にぶつかったり、前を見ていなかった人に思い切りエルボーをいただくことがありました。こんなことがあるとした方もされた方も気まずいですし、何よりトレーナー自身のダメージになってしまいます。
快適に「ポケモンの巣」を楽しむためには、「立ち止まれるところを見つける」ことがコツになります。決して通路上で急に立ち止まったりしてはいけませんし、歩きスマホも良くありません。
「ポケモンの巣」では多くのポケモントレーナーが集まり、立ち止まっている場所を見かけることがあるのですが、そこは他の人の邪魔になりにくい場所のことが多いです。適当な場所が見つからなければ、そこへすっと入って行くことをオススメします。「ポケモンの巣」とはいえ「Pokemon GO」をプレイしている人ばかりとは限らないので、周りの人の邪魔にならないようにする配慮も忘れないようにしたいですね。
また、「ポケモンの巣」の近くには必ず「ジム」があります。「ポケモンの巣」に行ったのであれば、この「ジム」にも是非挑戦してほしいです。というのも、「ポケモンの巣」の近くの「ジム」はいつも誰かが「ジムバトル」をしていて、入れ替わりが激しい場所でもあるのです。
誰かが「ジムバトル」をしているということは、共闘しやすいということです。共闘すれば勝ちやすいですし、実を言うと筆者が「ジムバトル」で初めて勝ったのも「ポケモンの巣」の近くの「ジム」でした。もし、「ジム」未体験の方がいたら、ぜひ「ジムバトル」にもチャレンジいただきたいと思います。
またこれは今回の趣旨とは少し外れますが、ポケストップの中にはその場所にまつわる説明を読むことができるものもあります。せっかく遠出してきたわけですし、その土地を知るのもまた乙なので、ポケモンを捕まえる傍ら、ぜひ読んでみてください。