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「TERA」、5周年記念パーティーで30人レイド「ベルゴス」発表
ダンジョンドロップ3倍、強化確率2倍の追加イベントも急遽決定
2016年8月29日 17:00
ゲームオンは8月27日、Windows用MMORPG「TERA :The Exiled Realm of Arborea」(TERA)のオフラインイベント「5周年アニバーサリーパーティーin大阪」を開催した。
大阪での開催となった5周年イベント「5周年アニバーサリーパーティーin大阪」では、ダーツ&スポーツバー「ダイジェスト」の店舗を使用し、150名もの「TERA」ファンを集めて実施された。
会場の様子は「TERA」公式ニコニコ生放送「テラライブ!」によって中継され、イベント進行は声優の山下まみさんとゲーマータレントの荒木奈々さん、また「TERA」日本運営プロデューサーの野田真央氏のほか、ゲストに前「TERA」日本運営プロデューサーの中川敬順氏、ネットタレントのコットン太郎氏が登場した。
会場では食事がブッフェ形式で振る舞われ、参加者は飲食と他プレーヤーとの交流を楽しみながら、間近で生放送での発表を見守っていった。
野田氏予定外のダンジョンドロップ率3倍の追加イベントが決定
まず実施されたのは、8月31日に控えたビギナーサーバー、ユリアンサーバー、エリーヌサーバー統合について、新サーバー名の候補を挙げ、生放送の投票によってその場で決定するというもの。
候補として挙げられたのは「TERA」の神々の名前をとったもので、ユリアン、エリーヌ、ヴェリック、ミステル、イカルナ、ハラトの6つ。
会場では神たちの設定も紹介され、投票の結果「封印」を司る神であり、「エリーン」と「ポポリ」を創造したと言われる「エリーヌ」に決定した。
続いて実施されたのは、5人パーティーダンジョン「邪悪なオルカの神殿」のポイントアタック対決。現在開催中のポイントアタックイベント「初代征服王決定戦」で実施されているシステムを利用して会場で即席の5人パーティーを作り、ゲームオンのGM陣が記録した「42,980ポイント」超えに挑む。
42,980ポイントは野田氏によれば「だいたい真ん中の標準的な数値」であり、イベント参加者であれば余裕で達成するかに思われた。ただし普段使いなれないゲーミングノートPC、さらに即席ということもあってか、最初の「猛毒カメ」を倒した時点でGM陣が記録した13,600ポイントからわずか45ポイントしか変わらない、13,645ポイントを記録。
意外な接戦となり、最終ボス「オルカ」との対決では何度かプレーヤーが倒される場面も何度かあったため行方が心配されたが、最終的には43,230ポイントを獲得し、見事ユーザーチームの勝利となった。
勝利のご褒美は、8月31日から9月7日まで、ダンジョンドロップ率1.5倍(ギルリアンの森含む)、強化確率(装備強化/名品化)1.5倍、ログイン無料ガチャコイン毎日2倍、というもの。
しかしこの増加率では不満の声が挙がったため、会場から挑戦者を1人募り、野田氏とダーツ対決をすることに。「ユーザーが勝ったら確率を上げる」という触れ込みでダーツ対決が始まると、ダーツを「まったくやったことがない」という野田氏のボロ負けに終わる結果となった。
ここまでは予定通りといった感じだったが、野田氏が「ではダンジョンドロップ率と強化確率を1.5倍のところ2倍に、ログイン無料ガチャコインを毎日5枚にします!」と言うと、会場や放送視聴者からは「それだけ……?」という反応。
この反応に野田氏も苦悶の表情を浮かべていたが、このままでは引き下がれない野田氏は、結局ダンジョンドロップ率を3倍にするという決断を下した。ただしこれは本当に予定外だったようで、「『ギルリアンの森』を3倍にするかだけは後で決めさせてください」とした。
ゲームオンによれば、イベント後、最終的には「ギルリアンの森」のアイテムドロップ率上昇は2.5倍に決定したという。3倍とはならなかったが、2.5倍でも相当な大盤振る舞いであることに変わりはないので、8月31日のイベントスタートを楽しみにしていただきたい。
2016年秋以降のアップデート内容を発表!
会場では、9月以降のアップデート内容も発表された。まずは9月に実装となるのが、ギルド用コンテンツの「ヴェリカ都市攻防戦」。日曜日に開催されていた「連盟戦」の代わりに入るもので、いくつものギルドが参加できる対戦型コンテンツとなる。
「ヴェリカ都市攻防戦」では特別マップを使用し、自ギルドの基地を守りながら、他ギルドの基地を破壊していくことで勝利となる。またギルドメンバーがギルドクエストをクリアすることで、ギルド資金やギルド経験値などを得ることができる。
10月には、「ソーサラー」のスキルがリニューアルされる。最も大きいのは攻撃速度を20%上昇させる「ヘイストコントラクト」がパッシブスキル化し、加えてさらに攻撃速度を15秒間上げる「マナアクセラレーション」が入る。「マナアクセラレーション」を使用することにより、通常時に比べてスキルのエフェクトや威力も上昇するようになる。
さらに10月以降は、新規ダンジョンに「スペースの制限」と「時間差攻撃」が特徴となる「リリスの城」(下級/上級)、またボスの周囲を回るオブジェクトから放たれるレーザービームをいかに避けるかがポイントとなる「ラケリスの廃墟」(下級/上級)が順次加わる。なお装備更新も実施されるとのこと。
ほかにも番外編として、イベントコンテンツの「○×クイズ」も実装される。クイズということで、いわゆる「ゆるいコンテンツ」になるが、こうした方向性のコンテンツも今後充実させていきたいという。
そして最後に紹介されたのが、年内の実装を目指して開発中という巨大ボスレイド「ベルゴス」。これは30人で戦闘するレイドボス戦となっており、4段階ある戦闘を攻略していく。「ベルゴス」は実装前に、先行体験会をオフラインイベントとして開催することも検討中だそうだ。今回のサーバー統合の狙いの1つにこの「ベルゴス」との戦闘もあるというほど目玉コンテンツとなっているので、今後の情報を楽しみにしていただきたい。