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【必見! エンタメ特報】映画「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」

ビーバップ&ロックステディがついに登場! カメちゃんたちの活躍再び

8月26日 公開

 マイケル・ベイ製作による映画「ミュータント・タートルズ」が第2弾、「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」として帰ってきた!

 前作の公開が2015年2月なので、約1年半ぶりの帰還となるが、今作でもカメちゃんたちはニューヨークを舞台に暴れ回り、世界に危機に立ち向かっていく。

【『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』 予告(90秒 )】

今回は空も飛ぶぜ!

 青、赤、オレンジ、紫のハチマキでキメたカメちゃんたちは相も変わらず初見ドン引きのフォトリアルなビジュアルで、4兄弟の個性とハイテンションな掛け合いが今作でも大いに発揮されている。

 前作で生涯のライバル「シュレッダー」を打ち倒し、牢屋に叩き込んだタートルズは、その名声をカメラマンのウィル(ヴァーン・フェンウィック)に譲り、街の安全を“影”で支える役割を選んでいた。

 しかしシュレッダーが移送中に脱走すると、異次元で「クランゲ」と接触、「暇つぶしで地球を壊滅させちゃうもんね」というクランゲは異次元の技術を使い、地球をさらなる危機へと陥れていく……。

前作でシュレッダーに息も絶え絶えにされていたスプリンター先生。すっかり元気なご様子
タートルズらしい魔改造ゴミ収集車も登場! ドナテロが大活躍です
左上からレオナルド、ドナテロ、ミケランジェロ、ラファエロ。今回は兄妹の関係にひびが……?

ついに登場、ビーバップ(ブタ)とロックステディ(サイ)。羨ましいくらいのポジティブさでタートルズの前に立ちはだかる

 今作での何よりの見どころは、クランゲを始めとした新キャラクターだ。アニメやゲームでも有名なクランゲは想像以上の気持ち悪さで、はっきり言ってキモさはシリーズ随一。乱暴な口調で極悪非道、でもちょっと間抜けという性格はしっかり受け継がれていて、その言動はタートルズファンをしっかり楽しませてくれる。

 また彼らなくしては「タートルズ」は語れない、ブタとサイのおバカなコンビ、ビーバップとロックステディも今回から登場。映画ではビーバップとロックステディの人間時代、そしてなぜミュータント化してしまったのかもしっかり描かれるほか、どんな失敗にもへこたれない陽気さと笑えるほどの仲の良さを劇中様々に見せてくれる。恐らくだがこのコンビ、制作スタッフに相当愛されていて、ある意味彼らが影の主人公とも言えるほど魅力的に描かれていた。

 一方で味方側にはホッケースティックで戦う自警員、ケイシー・ジョーンズ(スティーヴン・アメル)が登場する。ケイシーはフット団なら軽くいなすほど強く、さらに普通の人間でもあるので、多くの時間をエイプリル(ミーガン・フォックス)と共に過ごすことになる。イケメンだし、当然エイプリルとの良い感じにもなるので、「お前らのアイドルが取られるぞ、それでいいのかタートルズ!」という気持ちにもなる。味方なんだけどなぜか心を許せない!

左がケイシー・ジョーンズ。ホッケーマスクとホッケースティックで戦うイケメン
前作に引き続いて登場、ミーガン・フォックス演じるエイプリル。制服コスプレも披露します!

右から2番目がすっかり小物になってしまったシュレッダー。あれ、こんなに小さかったっけ……

 さらに本作はただただ明るかった前作と違って、タートルズがカメであるがゆえに正体を明かすことができず、愛するニューヨークに受け入れられたい気持ちと、それが不可能な現実との葛藤に悩む姿も描かれる。これが原因で兄弟たちが分裂する事態にも陥り、この兄弟の危機も同時に描かれていく。

 迫力は前作以上で、アクセル踏みっぱなしのハイテンション加減はとても良かったが、新キャラクターが続々登場するしわ寄せなのか、シュレッダー様の見せ場がめっきり減り、せっかく素顔を晒したのに睨むか脅すかしかしていないただの狂言回しのおっさんに成り下がってしまっていたのが少し残念だった。

 という突っ込みどころを残しつつ、頭空っぽで楽しめるのがマイケル・ベイ作品(あくまで製作ですが……)の良い所。あとは堅実な作りになっているので、見て損はいたしません!

 そうそう、タートルズといえば、プレイステーション 4/3/Xbox One/Xbox 360「Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutants in Manhattan」が海外で5月に発売されている。あまり良い評判が聞こえてこないのが気になるが、それ以上に日本未発売なことが残念だ。タートルズの久しぶりのゲーム化だけに、ファンとしてはなんとももどかしい気持ちでいっぱいなので、日本発売も強く待ち望みます!