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「Forza Horizon 3」、コース作成や公式レースイベントなど残る謎が明らかに
Forza Horizon Blueprintで自分だけのコースを生み出せ!
2016年8月18日 04:48
日本でも9月29日に発売を控えているXbox One専用レースゲーム「Forza Horizon 3」。gamescomでようやくすべての仕様が公開された。8月にマスターアップを迎えたという本作は、会場ではE3と同等のデモを公開していたが、メディアに向けては最新版を使ってこれまで伏せられていたゲームの仕様が明らかにされた。さっそく見ていこう。
今回新たに公開されたのはオーストラリアをモチーフにした広大で美しいゲーム世界。カンガルーが飛び出してきそうな草原地帯や、摩天楼がそびえ立つ近代的なゴールドコーストエリアなど、個性的なエリアを見ることができた。「Forza Motorsport 6」直伝の水しぶきの表現は「Forza Horizon 3」でも100%活かされており、水源地帯や海岸線の走行がよりリアルに描写される。
また、実際に現地取材を行なったというオーストラリア特有の分厚い雲の表現も見事で、雨雲のほうに走って行くと、フロントガラスに突き刺さってくるような鋭いスコールのような大雨が降り注ぐ、「Forza Horizon 3」は、「Forza Horizon」シリーズの最新作だが、その進化の度合いは1から2よりも遙かに大きい。
なお、Xbox One Sで実現するHDRグラフィックスについては、Xbox One SもしくはWindows 10版で、対応テレビで視聴することでよりダイナミックレンジの広い、滑らかなグラフィックスが堪能できるようになるという。現時点ではまだ対応しておらず、発売までにパッチ対応という形になるようだ
続いてゲームモードの面では、「Forza Horizon Blueprint」が新たに公開された。今回プレーヤーは、Horizon Festivalの主催者側に回り、参加者を楽しませる役回りとなる。その柱となるのが、新たなレースアクティビティの作成で、レースアクティビティ作成ツールが「Forza Horizon Blueprint」となる。
「Forza Horizon Blueprint」はレースのテーマや基本デザイン、車種、天候、時間、時間経過の有無を用意された選択肢から選ぶだけで自動的にコースが作られるというもの。最大4人のドライアバターを含めて1人でレースを楽しんだり、仲間を集めて一緒に遊んだり、オンラインにアップロードしてオンライン上のユーザーに遊んでもらってもいい。自由に名前を付けることも可能で、ユーザーならではのユニークなレースが登場することになりそうだ。
マルチプレイモードは、キャンペーンをCO-OPで楽しむチームレース、通常の対戦モード、そしてオンラインフリーロームの3種類。また、観戦を強く意識したモードとして「ドローンモード」と呼ばれる新たなゲーム視点が追加されている。これはまさにドローンのような空中の視点から他のレースを眺められるというもので、バードビューというほど高い視点にはならないものの、クルマから数メートル上空の視点からレースが楽しめる。
そしてコミュニティ機能の目玉として企画されているのがForzathon。これはリワード付き公式レースイベントで、オンラインゲームのように運営サイドが企画して実施されるものだ。「Forza Horizon 3」では、発売直後は10月7~9日、10月14日、10月17~21日、10月28~30日と、週末を利用する形で毎週実施され、見事上位入賞を果たすとシルビア14やマセラッティ 300sといったスポーツカーや賞金が手に入る。参加費は不要ということなので気軽に参加したい。
「Forza Horizon 3」は、E3で発表された情報と、上記情報を加えて、9月29日(アルティメットエディションのアーリーアクセスは9月23日より)に発売される。Xbox One版、Windows 10版のいずれかを選ぶかはユーザーの環境次第だが、両方遊べる環境を持っている、あるいは将来両方遊べる環境を整えたいと考えている「Forza」ファンは両バージョンが一度に手に入るダウンロード版を購入しておきたい。パッケージ版はXbox Play Anywhereに対応していないため、Windows 10版は入手できない。くれぐれも注意したい。