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「デモンゲイズ2」、イベント「アステリア革命団決起集会 in AKIBA」を開催
2016年8月15日 21:05
角川ゲームスから10月13日に発売される予定のPlayStation Vita版ソフト「デモンゲイズ2」。このイベントが秋葉原にあるラジオ会館のイベントスペースにて開催された。会場には「デモンゲイズ2」のファンが多数参加し、盛り上がりを見せたイベントとなった。
イベントではまず、司会進行として、本作のプロデューサーである角川ゲームスの河野順太郞氏と、本作にカプリコーン役として登場する立花里香さんが登場。そして本作のヒロインであるミュゼ役の斎藤千和さんも加わった。「革命団のリーダーですので、革命しに来ました(笑)」と斎藤さん。ここで河野氏より、革命団の分家として「行くぜ!NO1 DRPGチーム」が結成されたことが紹介された。
「発売まであと2か月なんです。そして10月13日には大きなタイトルもあるようで……」と語る河野氏。河野氏がリーダーとなり、立花さんも特殊諜報員として活動するという。またそれに加えて突撃隊長など、新たなメンバーが続々と加わっていくとのことだ。
そして革命団の決起宣言。このイベントの成功と、No.1となることを祈願して誓いが立てられた。
第I部「ラジオと歌で綴る革命ロマン」
引き続き第I部として「ラジオと歌で綴る革命ロマン」というタイトルでのトークセッションが開催された。ここからは本作のプロデューサーである、エクスペリエンスの千頭元氏も参加。千頭氏は「行くぜ!NO1 DRPGチーム」の参謀だ。
千頭氏は本作の導入部分について改めて解説。「記憶をなくした主人公がトラブルに巻き込まれ、そこに革命団のメンバーたちが助けに来てくれる。そこから物語が始まります」と千頭氏。
途中、物語のキーとなる「クリスタル」が登場するのだが、革命団が革命を起こさなければならなかった理由のひとつに、「マグナスター」という敵がおり、その支配から解くためのアイテムがクリスタルになる。
またもうひとつ重要なのがラジオ。これも物語に密接に関わっており、「ラジオと、ラジオの中の歌で人の心をつかんでいく」(千頭氏)。
前回は人のいない片田舎で華やかさがなかったが、本作では華やかな都会に場所を移して、さまざまなシチュエーションで探索やイベントが展開される。「『666番街』や『ルーン灯台』が特徴的。特に666番街は大人の町なので、ネオン街があって、大人なイベントも。もしかしたらダメ人間なイベントかもしれません」と千頭氏。
物語の拠点となるのがステラ座だ。今回から新要素として入っているのは「メンテナンス室」と「スタジオ」の2つ。ステラ座は表向きは宿酒場で普通に営業しているのだが、秘密の通路をたどって、地下のラジオスタジオから革命放送を行なっているという。
そして敵となるマグナスター。「作中でもいい男なんですが、なぜか敵になっているという。ボイスクリスタルを使って魔法的支配を行なっているが、主人公たちはそれを守っているデモンを討伐して、その地区にあるボイスクリスタルを解放することで支配が弱まるので、ラジオ放送をして、ミュゼさんの歌で支持を集めるという流れ」(千頭氏)。さらにボイスクリスタルを使って、メンテナンス室でデモンのメンテナンスを行なうことができるそうだ。
登場するデモンたちだが、女性たちだけでなく、格好いい男たちもいるとのこと。「男だけのパーティーを組むこともできますが、『デモンゲイズ2』はラブコメなんで、女の子の比率の方が多いですね」(千頭氏)。それぞれ特性があるが、“3歌姫”というデモンについてはストーリーに密接に関わってくるとのこと。そのほかのデモンはメインストーリーには関わってこないもののメンテナンス室を通じてのそれぞれのシナリオが用意されている。
男性キャラについては「ガチムチが多いです」と千頭氏。「比率としてはガチムチ半分で、あとはイケメンとショタみたいなかわいい男の子がいます」(千頭氏)。
主人公だが、善・中・悪の3属性からタイプを決めてスタートできる。それによってその後のスキルやパラメーターが若干変化する。また、主人公の外見やボイスもカスタマイズ可能。あまり顔を見せたくない、自分の想像で遊びたいという人向けのフードをかぶっているキャラクターと、自分は女の子だと想像ができるように、女子っぽいキャラも用意されている。「全部で15種類の中から選んで遊べます」(千頭氏)。
シャワールームで変更可能なのは「化粧を落として化粧し直すみたいな」(千頭氏)イメージなのだという。「前作ではお風呂場で髪型を直してくれる美容師さんがいたが、それの名残で同じような形でシャワールームで変更するシステムに」(千頭氏)。
そして本作について千頭氏は、「前作は想像以上の方に遊んでいただいてうれしかったのだが、REGで、後半歯ごたえがあったこともあって、なかなか最後まで遊んでいただけなかった。それが非常に自分たちとしては悔しかったので、今回は多くの方に、できれば半分以上の方がクリアまで遊んでいただきたいという風に、遊べる内容にしようと。バランスもそうですし、シナリオ、デモンの集め方など、最後まで飽きない作りに注力しています」と語る。
斎藤さんが演じているミュゼについて「ミュゼはプリムとの2人姉妹なのですが、妹と一緒にステラ座を切り盛りしています。その裏の顔がアステリア革命団のリーダー。強い信念を持っている女の子ですが、普段は明るくてとても前向きな女の子。革命団のリーダーとして動くところはあくどいというか、策略かな面も見せます」と語る斎藤さん。
「でも嫌みがある感じではなくて、自分の正義の中で行動するけど、いろんな面がある女の子」(斎藤さん)。
第II部「デモンと愉快な仲間たち」
続いて第II部として、「デモンと愉快な仲間たち」をタイトルに進行した。ここからは歌姫デモン「ドラコ」役の田村睦心さん、同じく歌姫デモン「センタウル」役の長縄まりあさんに加えて、エクスペリエンスのディレクターである安宅元也氏が登場した。
本作にも登場するデモンの位置づけについて安宅氏は「デモンは俺の嫁」としながら作っていることを明かす。「前回はゲーム中の戦闘中に呼び出して戦うものなので通い妻的なものでしたが、今回は一緒に暮らします」と安宅氏。お風呂で背中を流してくれるなど、戦闘も一緒、暮らしているのも一緒なのが前作との大きな違いだ。
センタウルについて長縄さんは「すごくダジャレが好きな子で、しゃべるたびにちょいちょい混ぜてくるみたいな。『待遇は実にグーですから』とか……」。場内の空気が寒くなるが、「こうやって空気が冷えても自分でぶっと吹いちゃうような子なんです」と長縄さん。しかし仲間になると、シリアスな面を見せるときも。「明るい面とシリアスな面のギャップを感じていただけるといいなと」(長縄さん)。
そしてドラコは「一言で言うと取ってもまじめ」なのだと田村さん。「優しい言葉をかけられても『自分で解決するから黙ってろ』みたいな。でも弱い面もあったりして、暮らしの中でいろんな一面を見せてくれる」(田村さん)。しかし「かわいい部分もあるのでかわいめにアフレコしたらアウトでした」とも。安宅氏は「この子は戦闘の時も武人そのもので、戦闘でも武人たることを一番に発揮してくれるので、物理で殴るキャラクターなんで、それが性格にもシナリオにも表れている」と語る。
そしてこの2人は歌姫というキャラクター。「この子たちのバックボーンやシナリオに合わせた形で歌を作っているので、歌を聴きながらあんなことやそんなことを期待できる、熱い展開が待っています」(安宅氏)。なお、センタウルとドラコも活躍する最新のPVが公開されている。
PVの中にデートらしいシーンがあるのだが、これについて安宅氏は「デモンを連れてパワーアップしていかなければならない。デモンは半機械体の生命なので、パワーアップさせるためにはメンテナンスが必要。その流れでデートをしてさらに強くなるんですが、デモンスキルを覚えたり、大きくパワーアップする技を使う合体など、戦闘に直結する部分が鍛えられる。デートとメンテナンスは重要」と語る。
ところで男性のデモンが出てくるのだが、これとのデートについては「当然あります」と安宅氏。「男性もメンテナンスが必要で、そのあと一緒に出かけると。男と男のつきあいとして食事をしたり……。いろいろな男性がいますが、一癖も二癖もあって、メンテナンスのあとのデートが楽しくなる」(安宅氏)。
ここで、イケメン男性のデモンである「ハイドラ」が初公開された。「デートをしたくなる感じですね」と田村さん。ハイドラはイケメンだが、偏屈なところもあるとのことで、つきあうとより面白みがにじみ出てくるのだとか。「忍び寄ってくるんです」という安宅氏。
またデモンについてもカスタマイズできることが明らかに。「背の高いデモン、背の低いデモン、そして男女がいるので、それに対応した見た目が用意されていて、別の見た目でプレイできる。イベントシーンもこの見た目で登場します」と安宅氏。
そのほか、デモンは仲間になるときにレベル1から始まるのだが、自分で特製を割り振って、自分好みに育てることが可能。また、ある一定のタイミングで「リバティスキル」という特殊なスキルを覚えるという。「デモンはレベルによって覚えるスキルが決まっているが、そうではない、自分で選べるスキルもあり、これもカスタマイズ要素のひとつとなる。“自分の嫁”なので自分好みに」(安宅氏)。
そして実機のプレイを行なうことに。担当するのは本作のイメージガールと決まった、アイドルグループ「夢見るアドレセンス」の末っ子である京佳さんだ。京佳さんは「行くぜ!NO1 DRPGチーム」の特攻隊長にも任ぜられている。普段はあまりゲームをしないという京佳さんだが、まさに特攻する感じでプレイを開始。
スタートすると、いきなり強い敵が出てきてしまって焦る安宅さん。デモンたちをパワーアップする「トランスデモン」を使うことに。目の色が変わってパワーアップしたことがわかる。戦闘の時に「高速戦闘」というコマンドが表示されるが、これは「ダンジョンREGなので戦闘をたくさんしなければならない。そこでやりやすいように導入されたシステム」(安宅氏)なのだという。この高速戦闘を使って、無事戦闘に勝利することができた。「時間が短縮されて便利ですね」と京佳さん。
また、来場者から1名を選んでデモプレイも行なわれた。ここでは長縄さんが声を演じたセンタウルとの合体を試すことになったのだが、ダンジョン中を自動移動していると、その途中で敵と遭遇してしまう。かなり強そうな敵が現われてしまった。先ほどと同じように「トランス」を使い、そのあとはセンタウルと合体。ムービーが流れる演出も挿入される。
「センタウルは魔法が得意なデモンなので、魔法の魔神のような姿になる」(安宅氏)。また合体すると、時を止めて自分だけが早く動けるような状態になるので、いくつものコマンドを連続で入れることができるようになる。魔法を連続でたたき込みつつプレイ。しかし敵はかなり強かったので、最後には物理攻撃を繰り返してなんとかクリアできた。
圧倒的に強い合体攻撃だが、合体が解けると衰弱した状態になってしまう。「もし倒しきれていないとピンチになる。使い時を考えて楽しむシステムとなっています」(安宅氏)。
そして第II部の最後として安宅氏は「デモンとの暮らしが大事といいましたが、デモンとのメンテナンス、デートを通じていかにパワーアップさせるかによって、合体の強さや行動する回数が変わってくるので、そこがこのゲームの重要性となっています。戦闘と直結した形で楽しめるようになっているので、そこの戦略性や、自分の好みのものをどう育てるかを楽しんでほしい」と語った。
第III部「新世代DRPGエンターテインメント」
そして第III部では最新の革命情報の紹介とプレゼントコーナーが開催された。まず1つめのニュースとして紹介されたのは、京佳さんがセンタウルのコスチュームに挑戦するというもの。かなり胸の露出が高めなセンタウルだが、「そこは相談しながら進めます」(河野氏)とのこと。
また9月15日~18日にかけて開催される東京ゲームショウ2016の角川ゲームスブースで、「アステリア革命団決起集会 in TGS」が開催されることも公表された。開催日は9月17日。そこでは霜月はるかさんの生歌披露や、先ほどの京佳さんによるセンタウルコスチュームも披露される予定となっている。
そして「ご新規ゲイザー様応援キャンペーン」として、前作の「デモンゲイズ」を500円で提供することも発表。これにはさすがに場内も驚いたようだった。8月18日~31日までの期間限定なので、是非プレイしたいところだ。
ここでユーザーから募集していた企画の最優秀賞も発表に。内容は「カレンダー連動イベント」とのことで、PlayStation Vitaのカレンダーと連動してイベントが起きるという。
「何かいい景品が当たるぞ、それも曜日で違宇ぞみたいなようそが盛り込まれている」(安宅氏)とのこと。これについては今後明らかになっていくそうだ。
1時間半を超えるイベントにもかかわらず、来場者の熱気はかなり高かった。最後に大じゃんけん大会が行なわれ、ポスターやTシャツ、出演者のサイン入り色紙などがプレゼントされた。
最後に参加者からコメントを。
安宅氏「今回の『デモンゲイズ2』はより多くの人にクリアしていただきたいという目的で作ったので、前作と同じという形ではキャラクターメイキングも提供できていない。それに変わる楽しさ、良さを作り込めたと思っているので、是非皆さんに遊んでいただきたい」。
長縄さん「こんなすてきな作品をすてきな皆さんとご紹介できてうれしい。また一緒に合体できたりして楽しかった」。
田村さん「情報をいっぱい聴かせていただいて、このゲームを楽しみだと思いました。そんなにゲームが得じゃないんですが、そうじゃなくてもできるかもと思って。デートとかもしたいですし。ガチムチも気になりますし(笑)。いろいろな楽しみがいっぱい詰まっていていいゲームだなと思いました。楽しいということを宣伝して応援してください」。
斎藤さん「ものを作るのはすごいなと思いました。皆さんにどれだけ楽しんでいただけるかを考えて作ってらっしゃって。私たちが関わる部分はほんの少しなんですが、皆さんが楽しくプレイできるように頑張ったつもりです。私は残念ながら合体はできないかもしれないけれど(笑)、ものすごくどきどきわくわくするようなストーリーになっていますので楽しみにしてください」。
京佳さん「9月17日は東京ゲームショウもあるので、是非予定を空けておいてください。センタウル京佳も見られるかもしれないので。お待ちしております」。
千頭氏「非常に力を込めて角川ゲームスさんと一緒に満足したゲームが作れたと思っていますので、今後の情報を楽しみにして、ゲームが発売されたときには楽しくプレイしてください」。
河野氏「これを皮切りに次は東京ゲームショウでイベントをしますので、皆さん期待してください」。
立花さん「本日はまだ決起集会。発売が10月13日なので、まだまだイベントもあります。そのときには赤いリストバンドを着けて腕を上げられたらいいと思っています」。
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