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「ポケモンGO」で142匹のポケモンを捕まえたニック・ジョンソン氏、来日!

「毎日6~8時間プレイして10ポンドやせたよ!」

8月8日 発表

ポケモンマスターとも言えるニック・ジョンソン氏
各地域で固有のポケモンがいる。これらを集める世界一周の旅に出ることになった

 総合旅行サイトのエクスペディア・ジャパンは8月8日、位置情報ゲーム「Pokemon GO(ポケモンGO)」で現状登場するポケモン142匹を全て捕まえたニック・ジョンソン氏の記者会見を開催した。

 ジョンソン氏はニューヨーク在住で139匹のポケモンを約2週間で捕まえたが、ワールドワイドに地域固有のポケモンが設定されていることを知り、エクスペディアのスポンサードを受けてポケモンを捕まえる旅に出ることを決意した。今回、遂に全ポケモンを捕まえることに成功し、“ポケモン発祥の地”日本を最終目的地として選んだ。

 ジョンソン氏はスタートアップ企業であるApplicoに勤務しているが、「『ポケモンGO』がどういう仕組みになっているのか知りたかった。(そういった理由から)ポケモン集めは業務に活きると考え、会社の支援もあった」という。ニューヨークで仕事をしながら退社後に夕食を食べ、そこからポケモン収集を初め、毎日6~8時間歩き回ってプレイ。1日8マイルを歩き、10ポンドも体重が減ったという。

 しかし全てのポケモンを収集することができず、ヨーロッパ、アジア、オセアニアの各地に特別なポケモンがそれぞれ1体ずつ存在することを知る。これにより、ポケモンを集める旅に出る事を決意。まずはパリでバリヤードを捕まえ、続いて香港でカモネギを捕まえる。そこからオセアニアに移動してガルーラを収集して遂にポケモン142匹を捕まえた。

 ジョンソン氏は各地での思い出について「一度も行ったことのない場所、2度と行かないような場所にもいくことができた。エッフェル塔の下の芝生に寝っ転がってポケモンを捕まえたり、オセアニアでは雨が降る中ガルーラを捕まえ大変だった」と語る。大変な想いもしながらも「“ポケモン”を愛するコミュニティがどこにでもあり、助けてもらったし、1人ではないと感じた」とポケモンファンの繋がりにより成功したとコメント。

 「ポケモンGO」の開発はナイアンティックが行なっているが、「『ポケットモンスター』は日本のゲームと、多くの米国人が考えていると思う。元々生まれたのは日本。グローバルなゲームになったと思うが、位置づけとしては日本のゲームと言えると思う」とジョンソン氏。日本では、皇居近辺でポケモンを捕まえている光景を見かけたり、家族で協力してポケモンを捕まえていたり、定年退職したご老人が健康のためにプレイするなど、よりポケモンを愛している人が多く、根付いていると感じたという。

 今後については、「マンハッタンでジャスティン・ビーバーから『もうやらないなんて言わないで(Never Say Never ft)』と言われたので、マンハッタンでまたやりたいね」と冗談めかしてコメントしたが、「南アフリカで未知のポケモンがリリースされたと聞いているので、南アフリカに行きたい」とポケモンマスターとしての活動はつつけていきたいという。ちなみに、「重要な“どうぐ”は?」の質問には「もちろん重要なのはモンスターボール。それと“たまごのふかそうち”かな。貴重なポケモンが生まれることがあるし、よく使った。みなさんにも有益なのでは?」と語った。

 また「ポケモンGO」に対する要望としては「(他のトレーナーと)連絡が取れるようなフィーチャーが欲しい。伝説のポケモン捕まえるのに協力したり、トレーディングなどのフィーチャーが欲しい」と言う。

 今回ポケモンを収集する旅に出たわけだが、これまでのような観光地を巡る旅だけでなく、「旅行スタイルは変わる。私がこういった旅に出たことで、みんなも積極的に旅に出て探検しようとするようになるきっかけになった。初めて行った場所でもポケモンを愛するコミュニティができてた。そこで友達もできた」と、多様なニーズにより新しい旅の形ができ上がると語った。