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任天堂全力リスペクトの八位堂、キーホルダーサイズのゲームコントローラーなど新製品を続々展示 ただし依然として無許諾

7月28日~7月31日開催



会場:Shanghai New International Expo Center

 昨年のChinaJoyで世界最大のファミコンコントローラー風ゲームデバイスを出展し、話題を集めた香港のペリフェラルメーカー八位堂は、今年も元気にChinaJoyにブース出展していた。

【八位堂の任天堂コレクション】
今年は「ゼルダの伝説」シリーズで固めてきた。さりげなく自社製品を混ぜているところがポイント

世界最大のゲームコントローラーは今年も人気を集めていた
ファミコン30周年記念純金製ワイヤレスコントローラー。価格は11,983元(約18万円)

 自慢の任天堂コレクションは、「ゼルダの伝説」コレクションに形を変えてパワーアップして展示し、中央には同社が数量限定で販売したファミコン30周年を記念して制作された純金製のファミコンコントローラー風ゲームパッドを展示するなど、やりたい放題度が増していた。

 新製品も主力製品であるスマートフォン向けのワイヤレスコントローラーのほか、十字ボタンデザインのスピーカー、ファミコンコントローラー風アーケードコントローラーなど、任天堂の歴代ハードのデザインを模倣したゲームデバイスを所狭しと展示し、その場で即売も行なっていた。

 新製品としてはキーホルダーサイズのコンパクトなワイヤレスコントローラーが出展され、こちらのデザインはWii用のワイヤレスコントローラー風で、来年にはWii Uデザインのゲームデバイスが出そうな雲行きだ。

 すべて無許諾なのが残念だが、率直に言って任天堂のデザインを流用しながら、ゲームファンが欲しいと思えるようなプロダクトを企画する能力は優れており、正規のライセンスを獲得した上でグローバル展開すれば、欲しがる任天堂ファンはたくさんいると思われる。ぜひ正規のビジネスを志して欲しいところだ。

【ファミコン風アケコンで「KOF」を遊ぶ】

【製品ラインナップ】
モバイル向けワイヤレスコントローラー。左の写真の上段右にあるのが、キーホルダーサイズのゲームコントローラー
ファミコン風アケコン
十字ボタンで操作するスピーカー