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MMORPG「Tree of Savior」発表会開催、OBTは8月24日より！
多彩なキャラクタービルドが楽しい期待作、ついに始動
2016年7月12日 21:33
- 8月24日よりオープンβテスト開催
ネクソンは7月12日、六本木ニコファーレにてMMORPG「Tree of Savior」の発表会を行なった。この発表会で、「Tree of Savior(以下、「ToS」)」のオープンβテストが8月24日であることが発表され、正式サービスはOBT開始から1カ月以降であることが明らかになった。
本稿では発表会の模様をお伝えしたい。今回は抽選で選ばれた60名のユーザーが会場を訪れており、オープンβテストに先がけて「ToS」の最新バージョンをプレイした。筆者も体験ができたので、こちらは別稿でレポートしたい。
OBTでは7次職を実装、ギルドシステムも開放され本格始動！
「ToS」は「ラグナロクオンライン」、「グラナド・エスパダ」を手がけたIMC GAMESのキム・ハッキュ氏の最新作だ。緻密に描き込まれた3D空間でかわいらしい2Dキャラクターが動き回るというどこか懐かしい雰囲気に、高いゲーム性、52もの職業に転職できる職業システム、神話の世界を感じさせるストーリーなど様々な魅力を盛り込んだ作品となっている。
今回の発表会のために来日したキム・ハッキュ氏は、「私達IMC GAMESは、独特なアイディア、多様なキャラクター、美しい世界を描き出すグラフィックス、そしてサウンドに全力を注ぎ込みました。日本でのサービスは時間がかかりましたが、その分完成度を上げています。MMORPGのローンチは開発の終わりではなく、“始まり”です。これから私達と皆さんで、どんな『ToS』を作っていけるのか、とても楽しみです」とファンに語りかけた。
本作のプロジェクトマネージャーを務めるネクソンの今濱隆一郎氏はまず「ToS」のオープンβテストが8月24日であること、正式サービスはOBT開始から1カ月以降であることを発表した。そしてオープンβテストでのアップデート要素を語った。オープンβテストの最大の魅力が「7次職」である。「ToS」はレベルを上げ様々な職業に転職していく。7次職になることでより幅広いスキル構成、キャラクタービルドが楽しめるようになる。そしてレベルキャップもクローズドβテストの「200」から、「280」へと引き上げられるという。
7次職の中で注目は「テンプラー」という戦士系の職業。このテンプラーはギルドを立ち上げられるという。「ToS」のギルドシステムはかなり本格的なものになる予定で、プレーヤーは濃い繋がりを楽しめるとのこと。こちらの詳細は今後明らかにされていく。そして同一アカウント内のキャラクターで共有できる「チーム倉庫」、やり込み要素の「バイボラの翼」、そして高レベル向けクエストなど様々な追加要素も明らかになった。ギルドに関しては、サーバー間を越えた対戦を可能にするという。
また、他国では課金サービスである移動速度が速くなったり、獲得経験値が底上げされる“「トークン」による拡張機能”を日本ではオープンβテスト時にお試しで使えるとのことだ。この他バランス調整や、モンスターの出現率の調整などより快適に遊びやすくするバランスを目指したものになる予定だ。
そしてOBT以降では、「8次職」、「新規フィールドダンジョン」、「カード装備システム」、プレーヤーのやり込み型コンテンツ「アイテム超越システム」なども予定されている。これらの詳細も楽しみなところだ。
発表会ではさらに本作のプレーヤーキャラクターの声を演じた声優の酒井広大さんと、濱田みづきさんが登壇。今濱氏のフォローの元、パーティでのデモプレイを行なった。キャラクターのボイスに声優の声が混じり、一体ゲームの音声なのか2人の会話かわからなくなるような面白い空間でのゲームプレイを見ることができた。特に濱田さんは焦ってしまうと無言になる感じで、必死にプレイしている雰囲気が楽しかった。
「ToS」は特に古くからのMMORPGが好きな人に注目されているタイトルだ。発表会に招待されたユーザーも30代前後の人が多いように見えた。昨今PCでのMMORPGの新作タイトルは少なくなっているが、だからこそどのように進化しているのか、MMORPGでしか実現できない楽しさは何かを問われている。「ToS」はどんな“到達点”を見せてくれるだろうか。注目していきたい。
