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秋葉原に“思う存分VRが楽しめる施設”「ドスパラ VRパラダイス」がオープン
HTC Viveで「The Lab」や「ピナのVRフォトセッション」などが試遊可能
2016年7月7日 13:51
ドスパラは7月7日、東京秋葉原のドスパラ秋葉原本店5階に、VR専門の体験施設を「ドスパラ VRパラダイス」をオープンした。利用料金は無料で、店頭で予約が可能。営業時間は平日が13時から20時、休日が12時から19時まで。
「ドスパラ VRパラダイス」は、ドスパラがPC向けハイエンドVRシステム「HTC Vive」の取扱開始に合わせてオープンしたVR体験施設。HTC ViveのルームスケールVRが体験できるブースが4コマ用意され、HTC Vive推奨ゲーミングPCに接続されたHTC Viveで、VR体験が楽しめる。
HTC Viveは、PCとの接続に太いケーブルをいくつも繋ぐ必要があり、ルームスケールで移動しながらプレイすると、ケーブルが身体に絡まったり、重さで引っ張られる感じがあるのが難点だが、「ドスパラ VRパラダイス」では、展示会などで取り入れられつつあるカーテンレールをVR向けに改良したものをブース上部に張り巡らせており、ユーザーはケーブルの絡まりと重さから解放された状態で、非常に快適にVRを楽しめるように工夫が凝らされている。
ブース中央は長いすがあって同伴者も座って鑑賞できるだけでなく、4台中1台は、ブース自体がクロマキー合成用のグリーンの布に覆われ、同伴者が、モニターを通じてVR体験者が見ている風景を一緒に楽しめるようになっているなど、グループで参加しても楽しめる工夫が凝らされているところが素晴らしい。
1回1人当たり30分の試遊が可能で、開店と同時に予約が可能。ディズニーランドのファストパスのように、開店と同時に訪れて予約をしておけば、待たずにすぐ遊べるという仕組みで、長時間その場で待つ必要がない点もオススメポイントのひとつだ。
オープン時点でプレイできるタイトルは、HTC Viveのレギュレーションに基づき4つの定番タイトルと、ドスパラの希望で取り入れた国産1タイトルの計5タイトル。具体的には、Steam VRの担い手であるValveが制作したVR入門タイトル「The Lab」(Valve)、海洋探索が楽しめる「theBlu」(Wevr)、3D空間にお絵かきができるVRペイントソフト「Tilt Brush」(Google)、新進気鋭のホラー系ゾンビアクションゲーム「The Brookhaven Experiment」(Phosphor Games)、そして女子高生と撮影会が楽しめる「ピナのVRフォトセッション」(シーエスレポーターズ)となっている。
ここでしか体験できないという点で「ドスパラ VRパラダイス」の目玉コンテンツ言える「ピナのVRフォトセッション」は、「潜入ゲーム」の開発元として知られるシーエスレポーターズのスピンオフ的なタイトルで、プレーヤーはプロカメラマンとなり、噴水の綺麗な公園で、女子高生“ピナ”の撮影会を行なうというVRタイトル。
HTC ViveのVRコントローラーをカメラ代わりに、カメラを構えて彼女をファインダーにおさめ、一定時間毎にポーズを変える彼女を、様々な角度から撮っていく。彼女は元気溌剌の女子高生で、カメラマンに積極的に話しかけながら、恥ずかしがりながら様々なポーズを撮ってくれる。移動は、地面にポインタを合わせてその場にワープする方式で、プレーヤーがどの位置に向いても、彼女はこちらを向いてくれるため、どの確度からでも撮影を楽しめる。現在はまだ体験版というレベルの内容で、ゲームをスタートさせて数分で終了となるが、日本産らしい女子高生モノで、製品化が楽しみなタイトルだ。
ドスパラでは、「ドスパラ VRパラダイス」のオープンと共に、HTC Vive推奨ゲーミングPC 3モデルを販売すると同時に、HTC Vive自体の取扱も開始する。さらに、HTC Viveと推奨ゲーミングPCや対象の自作セット「パーツの犬」、あるいは対象ビデオカードを購入することで最大30,000円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンを7月31日までの期間限定で実施する。
ドスパラでは本日以降、HTC ViveおよいHTC Vive推奨PCの店頭在庫を常備し、ワンストップで試遊から購入まで行なえる環境を提供する。試遊施設である「ドスパラ VRパラダイス」については8月31日までを一区切りとして常設展示を行なう予定で、その後は、人気や反応を見ながら継続するかどうか検討していきたいという。
取り扱うデバイスについても、HTC Viveのみに限定するつもりはなく、話があればOculus Riftも取り扱っていきたいという。また、PS VRについても、PC向けのドライバの提供が開始され、PCでも利用可能な状況になれば検討していきたいとしている。VRに興味のあるすべてのゲームファンに訪れてみて欲しい新スポットだ。