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USJ「ようかい体操・ザ・リアル」が質の高いエンタメショーだった
演者と妖怪が“リアル”に会話。ドタバタ劇からのダンスで盛り上がる!
2016年6月30日 19:40
7月1日よりユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて開催される「ユニバーサル・妖怪ウォッチ・フェスティバル」において、「妖怪ウォッチ・ザ・リアル3」と並んでもう1つの目玉となっているのが、アトラクション「ようかい体操・ザ・リアル」だ。
「ようかい体操・ザ・リアル」は、「妖怪ウォッチ」の3DCGキャラクターが演者とドタバタ劇を繰り広げながら、最後には来場者全員で「ようかい体操第一」を踊ることとなるショー形式のアトラクション。普段はユニバーサル・ピクチャーズのアニメキャラクター「ウッディー・ウッドペッカー」が主役の「アニメ・セレブレーション」というアトラクションなのだが、期間中はここが妖怪に乗っ取られた……ということで物語が進行していく。
「ようかい体操・ザ・リアル」の面白さは、3DCGのアニメーションとして表現される妖怪たちが、演者と見事な掛け合いを繰り広げながら物語を進めていくところにある。ステージはアクリル板のような透明な板を1枚挟んだ向こう側にあるのだが、客席側から見れば演者と妖怪の会話の間やテンポ、立ち位置もバッチリで、アニメと舞台上の演者が本当に会話しているように見えるのが素晴らしい。
アトラクション名からすると単にみんなで「ようかい体操第一」を踊るだけかと思ったのだが、実際はエンタメショーとしてかなり質が高いので驚くと同時に、個人的にはこのアトラクションが「ユニバーサル・妖怪ウォッチ・フェスティバル」の中でも特にお気に入りの施策になった。
「妖怪ウォッチ・ザ・リアル3」が道具「妖怪ウォッチ」のリアルでの再現を追求したものだとすれば、「ようかい体操・ザ・リアル」は「妖怪たちがすぐそこにいる感覚」を追求したものだと言うことができる。ドタバタ劇はめまぐるしい勢いで進んでいって楽しいし、そうした演出面の出来が良いので繰り返し体験したくなる。そして、なんだかんだ言ってみんなで踊ることで会場が盛り上がるので、大人も子供もぜひ本アトラクションを楽しんでいただきたい。