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「Windows 10でOverwatchをやろう!Powered by LEVEL∞」開催
プロゲーマーVS来場者!熱戦接戦、ペイロードにテレポーターとやりたい放題!
2016年6月27日 00:00
ユニットコムによる、最新ゲーミングPC環境でゲームを楽しむイベント「Windows 10 で Overwatch をやろう! Powered by LEVEL∞」が開催された。
このイベントは、チーム対戦型アクションシューター「Overwatch」を最新のハイスペックなゲーミングPC&ゲーミングデバイスの環境でプレイできるというもの。
MCは実況配信者のStanSmith氏、来場者と戦うのはuNleashed氏(田原さん)、Vader氏、紙投げ氏といったプロゲーマー陣に、グラビアアイドルでありRazerガールの吉田早希さん、Twitchでの「League of Legends」配信などで知られる女性ストリーマー(配信者)のotofuさん、さらにゲストを1人を交えた6人のチームだ。
なお、この日に使用されたPCはLEVEL∞のゲーミングPCで、最新のビデオカードGeForce GTX 1080を搭載しているところがポイント。実際に配信でもLEVEL∞のPCを使用しているというotofuさんは、「『Overwatch』のように動きが速い激しいゲームを配信するときには画質の設定を高くする必要があるが、高画質配信をしながらのプレイも余裕でできる」と魅力をアピール。
田原さんも、「今日のモニターが144hz対応なんですけど、対戦中も144フレームをキープしているんですよ」と、本音トーンで「欲しい」と語っていた。
それでは対戦模様に入ろう。1戦目は、マップの真ん中に配置された1つの占領エリアを奪い合う「コントロール」ルールのイリオス。
1戦目からかなり白熱した対戦になり、プロゲーマーチームと来場者チームが互いに1ラウンドずつを取っての最終3ラウンド目へ。
その3ラウンド目も、プロゲーマーチームが占領エリアにほとんど入れないままに来場者チームが占領ゲージ99%まで取り、勝負は決したかに見えたのだが……ここからプロゲーマーチームがザリアにピックを変更して強引に突入!
プロゲーマーチームが占領しかえしてからは、ルシオの吹き飛ばし環境キルをはじめ、マーシーの攻撃力ブースト稼ぎからの蘇生連発、来場者チームからのアルティメット(ULT)をルシオのサウンドバリアで耐えるなど、テクニックを駆使しつつ占領し続け、プロゲーマーチームが逆転勝利!試合後に紙投げ氏は「もうほとんど諦めかけていた」と語るほどの接戦となった。
2戦目は、前半は占領エリアを奪い合うアサルト、後半が車両のペイロードを前進させていくエスコートになる「ハイブリッド」ルール。マップはヌンバーニ。
来場者チームのゼニヤッタがラインハルトのシールドの影から撃ちまくってプロゲーマーチームを押さえ込み、ここぞという時にはULTの「心頭滅却」でプロゲーマーチームからのULTもしのいでいくという活躍を見せる。このゼニヤッタの活躍もあって来場者チームが勝利した。
ここでプロゲーマーチームからリベンジの申し出があり、もう1戦。同じくハイブリッドルールのキングスロウで2戦目へ。
2戦目はペイロードを挟んで互いのチームのラインハルト同士がにらみ合い。闘争本能に火が付いたのか、ラインハルト同士の壮絶な殴り合いやチャージ合戦が始まってしまい、その結果、どちらかのラインハルトが沈んだり、なんだかんだで両方のラインハルトが沈むという展開が繰り広げられた。
一時は最終到達地点手前まで押し込まれたものの、だいぶ押し返した来場者チーム。攻めあぐね感の出てきたプロゲーマーチームは、トレーサーで静かに接近し、ブリンクからのこっそりパルスボムで来場者チームのマーシーを撃破!それを合図に全員が突入し、リーパーのデスブロッサムで押し切って、10分を超える戦いをプロゲーマーチームが制した。
攻守交替した2ラウンド目は、ヒーラーのいないプロゲーマーチームに来場者チームが火力高めの構成で一気に押していき、スピーディーにペイロードまで前半をクリア。その勢いは止まらず、ペイロードを押し込んでいく。最後にはプロゲーマーチームもピックを変更しつつ対抗したのだが、来場者チームのファラとジャンクラッドが高所のうまい&いやらしい角度からグレポン&爆撃連打。プロゲーマーチームを翻弄したまま、勝利した。
続いては、ペイロードを進ませる「エスコート」ルール、マップはドラド。
プロゲーマーチームの攻撃ラウンドでは、ファラのULT「バレッジ」でチームキル(相手メンバーを全員キルした状態)も飛び出し、スムーズにペイロードを進めて行く。最後の区間で若干攻めあぐねる時間もあったものの、そのままプロゲーマーチームが押し込んで勝利した。
攻守交替したラウンドでは、来場者チームがゲンジ2人いるという一見アグレッシブなピック。だが、プロゲーマーチームウィンストンやラインハルト、D.VAといったタンク多めな構成であり、ゲンジに翻弄されていく。そこにトレーサーも加わり、プロゲーマーチームをどんどんと分断。トレーサーやゲンジ×2を追い回すタンクたちを、さらにファラが上空から爆撃してしとめていく。プロゲーマーチームもピックを変えていくが立て直せず。来場者チームの勝利となった。
「コントロール」ルールのネパールでの試合は、直前の試合があってかピック変更によるアンチキャラ被せの応酬に。ルシオ2人がピョンピョンと跳ねまわりつつキープしていると、相手チームはファラ2人に変更、上空からルシオを吹き飛ばす。そしてそのファラをソルジャー76がULTのタクティカルバイザーで、まさに飛ぶ鳥を落とすが如く殲滅する。
その他にもザリア2人のプロゲーマーチームが来場者チームのリスポーンポイント付近まで押し込んだところを、ファラが上空をこっそり飛び越えていって占領しかえすというユニークな場面も。アンチピックを思い切って2人で実行することで戦況がガラッと変わるという、見所の分かりやすい試合となっていた。
続いての試合のステージをどこにしようかと話していると、会場からはHANAMURAコール、しかも「爺6(トールビョーン6人)」というえげつない声が。さすがに6人全員はなかったものの、開幕前からプロゲーマーチームの画面からは、メイの氷の壁、トールビヨォーンのハンマーの音、バスティオンの機械の声が響く。
だが、そこは会場でプロゲーマーチームに挑もうという猛者ばかりの来場者チーム。ラインハルトのシールドの影からタレットやバスティオンを的確に狙う基本に忠実な対抗策でA地点を狙う。だが、タレバスを処理してもメイの氷の壁に阻まれて力尽きる。その後はいい角度で砲台化したotofuさんバスティオンの連射に阻まれ、さらにメイのULTがダメ押していく。プロゲーマーチームがA地点を取らせない、完封勝利となった。
攻守交替してプロゲーマーチームの攻撃。現状、最難関といっていいHANAMURA攻撃をどう攻略するか注目が集まるなか、ウィンストン×2、ルシオ、ファラ、ゲンジ、リーパーという構成に。ウィンストンが速攻を仕掛けて突き進み、それを追おうと振り向いた来場者チームをファラ、ゲンジ、リーパーが背中からすかさず襲いかかるという、速攻作戦の効果が最大限に発揮された展開に。さらにA地点の確保中にゲンジはB地点へ。そのまま来場者チームに立て直しの時間を与えないままB地点を占領! HANAMURA攻撃において速攻が非常に有効であることを示した試合になった。
ラストゲームには、スペシャルゲストとして有名FPSゲーマーのNoppo氏が登場。挑むルールは「ペイロード」、マップはルート66だ。
Noppo氏は「プレイオブザゲームに選ばれるようがんばる」と意気込みを語りつつ、最初はウィドウメーカーを選択。ラインハルトのシールドの影で狙撃しまくるのだが、さすがに会場に来たばかりでまだ手が馴染んでいなかったようで、キルはあまり取れなかったようだが、来場者チームのファラを押さえ込んでいた。試合の方は、プロゲーマーチームが第1チェックポイントのあたりで守りきって勝利。
攻守交代してプロゲーマーチームの攻撃ではNoppo氏がファラに変更。地上からのランチャー爆撃を的確に当てていき、プレイに慣れてきてからは上空からも制圧し、ほとんど1人で来場者チームを押さえ込んでいく。
それで勢いに乗ったプロゲーマーチームは、トールビョーン×2がタレット2台をペイロードに設置!それをラインハルトがシールドで守るというおそろしくえげつない戦法に。さらにはシンメトラもタレットをペイロードにつけまくり、あげくにはテレポーターまでペイロードに設置するというやりたい放題に。移動要塞みたいになってしまったペイロードが突き進んでいく。
来場者チームもなんとか対抗してペイロードの足を何度か止めるも止めきれず。厄介なものの塊となったペイロードを集中して攻撃するも、そこをNoppo氏のファラがULTバレッジで殲滅するという、えげつない展開となった。
このように、腕に覚えありの来場者とプロゲーマー陣の熱い戦いが繰り広げられた。プロゲーマー陣もゲストという役割を忘れてプレイに熱中するほどに、楽しんでいたと語っていた。ハイスペックなPCで快適に、熱く楽しむ「Overwatch」の魅力が伝わってくるイベントとなっていた。