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「For Honor」は多彩な武器種が用意された剣術アクションだった!
戦士はあと1人追加? 3戦士選出の決め手をディレクターに聞く
2016年6月17日 18:22
北米での発売日が2017年のバレンタインデー(2月14日)と発表されたメレーアクション「For Honor(フォーオナー)」。発売日程は未発表ながら日本での発売も決まっており、そのジリジリとした剣術アクションでゲーマーの期待も高まっている1作だ。
現地の6月13日に開催された「Ubisoft E3 2016 Conference」では本作のストーリートレーラー、そして3戦士のうちの1人、バイキングが初登場したキャンペーンモードが公開された。
今回はこのキャンペーンモードをプレイできたのに加え、「For Honor」ディレクターを務めるRoman Campos Oriola氏にも話を聞くことができたので、あわせてお伝えしていきたい。
バイキング登場! 武器×戦士で広がる剣術アクションスタイル
まずバイキングが初登場したキャンペーンモードがどのようなものだったかを振り返っておきたい。内容はカンファレンスで公開されたものを実際にプレイでき、炎に燃える侍の砦をバイキングたちが攻め立てるという状況で戦いを進めていく。
戦場は敵も味方も入り乱れており、一撃で蹴散らせる雑魚敵から真剣勝負が必要な通常敵までガチンゴチンと接近戦を行なっている。プレーヤーはバイキングの戦士の1人となり、行く手を阻む侍たちを倒しながら、砦の奥へと進む。
通常敵が複数いる場所に1人で突っ込むと防御ができずすぐピンチに陥るので、孤立し過ぎない距離感を保ちながら、敵に戦いを挑んでいくことが重要となる。その後はロープを伝って壁を登っていく特殊なシーケンスなどをこなしながら、最後に待ち構えるボスを倒せばステージクリアとなる。
バイキングの特徴は、防御崩しから派生できる突進。力任せに敵を抱え、そのまま壁に激突させるまで走り続けるという大胆な技だ。1対1だと絶大な威力を発揮するが、方向を間違えると敵の集団に突っ込んでいくことになるので、発動のタイミングは見極める必要がある。
このデモの中では、侍側が刀や金棒、野太刀など様々な武器を使っているのだが、Roman氏に話を聞いたところ、これらを含めた多種多様な武器がプレーヤーも使用できるのだという。
そもそも本作の制作にあたってまず調査したのが、世界にはどのような武器があるか、というものだった。そこで目をつけたのが騎士、バイキング、侍の3つの戦士で、それぞれの文化を見ていくと、その中に実に多彩な武器があることがわかったという。この戦士たちなら世界中でも知名度があるということで、採用が決定されたとした。
なお戦士たちの基本のアクションは同一となっていて、バイキングの「突進」のような戦士ごとの特性と、軽い武器なら素早い、重い武器なら遅いといった武器のアクションの組み合わせによって違いが生み出されていく。剣術アクションのプレイを通じて、その組み合わせを試し、プレーヤー独自のスタイルを築いていくことができるのが「For Honor」というわけだ。
本作にはマルチプレイモード、また1人用のキャンペーンモードが用意されているが、どちらがメインというわけでもなく、マルチプレイでは自身の腕前やチームプレイを試す場として、キャンペーンでは感情移入して楽しむ“シネマチックアドベンチャー”としてプレイできる。キャンペーンにもかなりの力を入れているそうなので、こちらもまた楽しみだ。
なお「戦士は増えるのか?」と質問をぶつけたところ、「あと1キャラクター追加する予定がある」と答えてくれた。詳しくはまだ話せないそうだが、どのような戦士が登場するのかも含めて、今から期待しておきたい。