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【PS Plusフリープレイレビュー】今月のイチオシは「サイコブレイク」

心臓弱い方お断り!? 恐怖で投げ出したくなる凶悪サバイバルホラー

6月8日~7月5日(PS Plusへの加入が必要)

 当コーナーでは、「PlayStation Plus」で無料配信されているタイトルのなかでも、プレイステーション4(以下、PS4)用に配信されている注目タイトルをピックアップ。各タイトルの概要をお伝えしつつ、「プレイステーション オフィシャルサイト」にて開催している「PS Plus Challenge!」達成のコツについても解説していく。

 今回の「PS Plus Challenge!」の賞品は「PS Storeチケット」1,000円分。こちらの応募方法については、「PS Plus Challenge!」の公式ページを確認していただきたい。

 今月の「PS Plus Challenge!」にてPS4用に発表されたタイトルには、サバイバルホラー「サイコブレイク」が登場。また、もう1本のタイトルはリアルなグラフィックスと動きが本物と見まごうばかりのバスケットボールゲーム「NBA2K16」となっている。

「NBA2K16」の「PS Plus Challenge!」に挑戦

「PS Plus Challenge!」達成時間

10分

※時間は筆者が実際に挑戦して応募条件達成までにかかった時間

選手たちの動きはかなりリアルに再現されていて、あたかもテレビのスポーツ中継でも見ているかのよう
試合の様子はスポーツ番組仕立てになっており、アナウンサーの実況解説もついている(ただしセリフはすべて英語)

 テイクツー・インタラクティブ・ジャパンよりリリースされたバスケットボールゲーム「NBA2K16」は、「NBA2K」シリーズの最新作だ。このシリーズは第1弾である「NBA2K」から数えるとすでに15タイトル以上がリリースされているほどの人気タイトルで、NBAが唯一公認しているバスケットボールゲームとしても知られている。

 本作はオーソドックスなバスケットボールを扱ったゲームとなっていて、NBAのルールに準じたバスケットボールを、自分が選手を操作して楽しめるというもの。プレーヤーは実在のチームに所属する選手を扱えるほか、自分だけのチームを作ってゲームを楽しむこともできる。また、CPU戦だけでなく、オンラインによる他のプレーヤーとの対戦も可能だ。

 その特徴は、なんといっても臨場感あふれるバスケットボールの試合シーンにあるだろう。画面のなかを動く選手の動きはほとんど現実と変わらずリアルそのもの。さらに、アップになったときの表情や体に流れる汗、ファールを犯したときの仕草などを見ていると、実写の選手を操作しているのではないか、という感覚にすらなる。

 また、試合中の表示物やカメラワークなどは、テレビのスポーツ番組などで見かけるバスケットボールの試合そのままといった趣きがあり、CPU同士の試合を見ているだけでも楽しめる。その迫力に、バスケットボールには疎い筆者も思わず見入ってしまったほどだった。

 実際にプレイしてみても、走る動作やドリブル、シュートなどどれも躍動感があり、リアルさの再現にこだわっているであろうことが実感できる。操作が若干複雑なために自在に選手たちを動かせるようになるには時間がかかるかもしれないが、そこはぜひやる気でカバーして上達を目指したいところだ。

 収録されているゲームモードとしては、バスケットボールをプレイするためのコンテンツだけでなく、本作にまつわるさまざまなエピソードを見られる専用番組や、カードを引いてオリジナルチームを作って楽しむといったものなども用意されている。さらに、今作ならではの要素として、「MyCAREER」を収録。これは、プレーヤーが主人公となってプロのバスケットプレーヤーを目指すまでのストーリーを体験できるというもの。脚本・監督はハリウッドの映画監督スパイク・リー氏がつとめており、かなり力が入っているコンテンツとなっている。

 そんな本作の「PS Plus Challenge!」は、トロフィー「1、2、3、スウィッシュ!」を獲得すること。やり方はとても簡単で、「MyCAREER」をスタートしたあとに流れるムービーを最後まで見終えるだけ。とくにプレイする部分もないので、トロフィーを狙うだけであれば、あっという間に終わらせられるだろう。しかし、それだけでは少々もったいないというもの。とくに、メインコンテンツたる試合のシーンは圧巻の一言なので、ぜひ一度は体験していただきたい。

【スクリーンショット】

「サイコブレイク」の「PS Plus Challenge!」に挑戦

「PS Plus Challenge!」達成時間

6時間

※時間は筆者が実際に挑戦して応募条件達成までにかかった時間

ゲーム開始早々、大量殺人の現場へと向かうこととなる主人公たち。ここから異質な非日常の世界が展開していく
ほどなくチェーンソーを持った謎の男に追い回されるハメに。どうしてこんなことに……
プレイの合間にはイベントシーンも挿入される。攻略の重要なヒントとなる場面もあるためしっかりと見ておきたい
ベッドの下にもぐり、敵をやり過ごす。隠れるタイミングが悪いと見つかってしまうので注意が必要だ

 今月ご紹介する2本目は、サバイバルホラーとして国内外で高い評価を獲得している作品「サイコブレイク」だ。「バイオハザード」シリーズなどを手掛ける三上真司氏がディレクターを務めているだけあって、独特なゲームシステムと恐怖を散りばめたシナリオが特徴となっている。

 本作はライフ制のアクションゲームで、CHAPTERごとに隠された謎を解きつつ、強敵たちをときには倒し、ときにはやり過ごしながら先へと進んでいくことになる。もちろん、プレイ中はプレーヤーをたびたび恐怖のどん底へと突き落とすような演出が満載されていることは言うまでもない。

 操作性はリアル感を重視したキャラクターの動きということもあってか、機敏というよりは鈍重な感じが強い。加えて視界の上下部分がせまくなるように制限されており、広範囲をサッと見渡すということも難しい。さらに言えば、主人公には強力な攻撃手段がとぼしく、敵をバッタバッタとなぎ倒せるようにもなっていない。これらの要素が重なることで敵との戦いのほとんどはピンチの連続となり、それによって恐怖心もさらに高まってくる。サバイバルホラーというジャンルを心底恐れている筆者などにしてみれば、思わずゲームを投げ出したくなるほどだ。

 ちなみに、戦いにおいてはただ倒すだけでなく、いかにしてやり過ごすか、という部分も重要なポイントとなってくる。例えばロッカーのなかに入ったり、ベッドの下にもぐり込んで敵が遠くへと移動するのを待つ、というのは本作のさまざまなシーンで要求されるテクニックだ。また、ビンを投げつけて音を立て、そちらに敵が引き付けられているあいだに先へ進んだり、物陰に身を隠しながら移動したりとその場を切り抜けるための多彩な手段が用意されている。ある意味パズル的な趣きがある、といったところだろうか。

 そんな本作の「PS Plus Challenge!」は、トロフィー「Weapon of Choice」を獲得すること。これは、CHAPTER3の終盤に登場する敵「サディスト」を撃破することで達成できる。ただし、そこにたどり着く前にはCHAPTER1、2をクリアしなければならないため、その道のりは非常に長い。

 トロフィー獲得のコツとしては、まず、CHAPTER3で入手できる「アガニ」を獲得し、さらに「トラップパーツ」も16個以上集めることだ。これであらかじめ「マイン・ボルト」2個と、「フラッシュ・ボルト」2個を作っておくことが重要となる。そうしてサディストが登場すると同時にアガニでマイン・ボルトを2発撃ち込む。そのあと、速やかにフラッシュ・ボルトを1発撃ち、サディストの足を止める。サディストが怯んでいるスキにマイン・ボルトを2個作成し、再度マイン・ボルトを2発撃ち込む。最後にフラッシュ・ボルトを1発撃ちこんだら、サディストが怯んでいるところに近づいてスニークキルでトドメを刺せばいい。

【サディストの倒し方の一例】
まず、サディスト出現の直後にマイン・ボルトを2発当てる。引き付けすぎると爆風に巻き込まれるので注意
つぎにフラッシュ・ボルトを1発撃ち、サディストを怯ませる
メニュー画面を開き、すぐに マイン・ボルトを2個作成
もう一度、サディストにマイン・ボルトを2発当てる
そうしてフラッシュ・ボルトを1発撃ち、サディストを再度怯ませる
怯んでいるサディストに素早く接近しスニークキルでトドメ

 ……と、説明は簡単だが、実際にやってみると慣れるまでには結構時間がかかる。これがどうしてもうまくいかないときは、ハシゴを利用してサディストが登ってくるところを狙い撃ちにしてみたり、トラップがある部屋に誘導してダメージを与えていくなど、臨機応変に戦うのも手だ。

 今回の「PS Plus Challenge!」は、歴代の課題のなかでもトップクラスと思える大変さがあるが、先に紹介した「NBA2K16」の「PS Plus Challenge!」があまりにも簡単だったため、そういう点ではバランスが取れているのかもしれない。ともあれ、無料でこういった大作が遊べる機会もなかなかないかとは思うので、ぜひこれを機に本作にも触れてみていただければ幸いだ。

【スクリーンショット】