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「Gears of War 4」、激しい自然現象の中での戦い
新処刑アクションや、地形効果、新武器など多彩な要素が明らかに
2016年6月14日 06:21
会場で最初に発表され、大きな盛り上がりを見せたのが10月発売予定のXbox One/Windows10向けアクション「Gears of War 4」だ。本作は「Xbox Play Anywhere」に対応した初タイトルで、購入するとXbox One版とWindows10版のどちらも入手でき、クロスプラットフォームでプレイできる。さらにどちらのハードのユーザーでも協力・対戦が可能だ。
今回は協力プレイのデモが行なわれた。女戦士・ケイトにフォーカスしたシナリオで、彼女の母親が「スォーム」に誘拐されてしまった。ケイトと仲間達は母親を助けるために敵と戦っていく。ゲームは非常に派手なものだった。戦場は常に強風が吹き、プレーヤー達も風で動きがままならない場所。強風に巻かれた雲が煙のように渦巻き、そして時折それを切り裂くように落下物が現われ、視界を横切っていく。
敵も風の影響を受け不安定な姿勢でおそってくる。ここで披露されたのが至近距離の処刑アクション。0距離で銃をたたき込んだり、ナイフで突き刺したり、シリーズの派手さをさらにパワーアップした近距離攻撃が確認できた。さらに武器としては円盤を打ち出す銃も登場。大きな円盤に敵が当たると敵は真っ二つになって倒れる。壁などに当てると弾は跳ね返り、敵をどんどん殲滅していった。
巨大な投石機も登場した。協力プレイならではの要素で、投石機で放り投げた爆弾を銃で撃つことで効く宇宙で爆発させ攻撃するシーンが描かれた。爆発した炎が風に乗って敵に降りかかるところがすさまじい。
そして、気象兵器なのかそれとも自然なのかわからないが、空から雷が降り注ぐ中をくぐり抜けていくシーンが展開した。その雷は降り注いだままこちらに向かって進んでくる。ケイト達は物陰に隠れ、ダッシュを駆使して雷を超えていった。タイミング重視のアクションシーンだが、独特の緊張感が面白い。そして、雷を超えたケイト達が開けた扉から巨大な怪物が出たところでデモは終了となった。
このデモの後、ケイトが倒れた敵に向かって激しく怒りをぶつけるシーンが続いた。タフで、怒りに燃えているが、芯の強さを感じさせるケイトのシーンの後、暗闇から1人の男が現われ会場の盛り上がりは最高潮に。落ち着きと鋭さを感じさせるこの男は……前作までの主人公マーカスだ。今作では彼の息子ジェームズが主人公となっている。マーカスや、ケイトはどんな役割を果たすのだろうか。
「Gears of War 4」はその派手な展開が非常に面白い。風で吹き飛ぶ障害物は建物を崩し、モノを吹き飛ばし、地形を大きく変える。派手な地形の変化、大迫力の処刑アクションに、激しい戦闘と画面にグッと引き込まれる。その激しい戦闘をしながらも軽口をたたき合い、敵には罵声を浴びせながら戦う仲間達は「Gears of War」シリーズならではのもので、見ていてうれしくなってしまった。日本での発売も大いに期待したい。